ワクチンの予約が取れた2021年06月18日 11:01

 札幌市は、ワクチンの接種券を送ってきて、「あとはそれぞれ自分たちで予約を取るように」という”丸投げ”方式だ。これじゃあ何のことやらわからない超高齢者がポロポロこぼれて医療への影響はあまり減らないことになるかもしれん。本当に役に立たない市役所・公務員だ。一言でいうと、いらない組織の代表だろう。
 もともと札幌市は伝統的に市長が職員からの成り上がりであったが、上田市政は全くその伝統とは真逆で、伊藤正義という正義漢が古い伝統では組織が腐ると考えて上田市政を作った。見事に3期12年にわたり「市民の市政」を作ったと思うが、後継選びでは組織内部の反乱を受けて今の秋元になって、伝統と格式重視の市政に戻ってしまった。そしてこのコロナ騒ぎでは、秋元市政は全く何もしない市政となっている。

 ところで、ワクチンの予約が取れた。PCではなくて電話にした。連れと一緒に取るにはPCだとそれができないかもしれないからだ。
 7月6日と28日。7月中に終了する。釧路の兄弟たちも何とか終わるめどが立ちそうだ。めでたしめでたし。

 最近の読書から。
 1冊目は服部正也著「ルワンダ中央銀行総裁日記」。
 いったい何のことやらと思うかもしれんが、結構面白かった。何がというと、アフリカ東部にあるルワンダ共和国がベルギーの植民地から独立したばかりのころに、IMFの要請により日銀から出向していった著者が、中央銀行の立て直しと経済発展計画を作成し実行するまでの6年間を描いたもので、1960年後半から70年にかけての話。つまりもう50年も前のアフリカだからすごいことになるのだが、一番印象に残ったのは、著者が当面の課題を前に進めるために当時の大統領や閣僚をはじめ、植民地時代からはびこっていた外国人商人などの説得に際し用いた「言質のとりかた」だ。
 つまり課題の内容とその解決に向けた方法の「表現」で、これは本当に参考になった。この人は本当に賢い人だと思った。

 2冊目は話題なのかもしれないが、斎藤幸平著「人新世の「資本論」」。これはまだ5分の一しか読んでいないが、まったく全面的に同意できる内容で、人類・人間の愚かさ、特に先進国といわれる国に住むものの罪悪について、地球環境問題が解決可能なのかどうかは、これからの本の5分の4におそらくあるだろうと思うが、寝る前にちょこっと読む本ではないことは確かだ。正座して読もうかと思っている。

 しかし、この2冊は先日近くのイオンの書店で買ってきたが、どうして手が伸びたかわからない。まさに神や仏の思し召しかもしれない。
 本当に神や仏はいる(ある)のだろうか、民主党政権と東北大震災、自民党政権末期と新型コロナ、これから何かしようかと思うような気力はないが、1400兆円の借金や連合を作ってしまったなどの後悔を抱えたまま、この世を去るしかないのだろうなぁ。

 気弱に、じゃんじゃん。

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