NHK キラー・ストレス 見ましたか? ― 2016年06月20日 11:47
2回にわたってストレスを特集したNスペでした。私は2回目しか見れませんでしたが、まあ、おもしろかったです。
それで、簡単に内容をまとめると、まず、ストレスとは何かというおそらく1回目のおさらいがありました。
ストレスは、ストレッサーという環境要因がもたらす身体と脳の反応で、副腎から分泌されるコルチゾールというストレスホルモンが問題となると言うこと。
これ自体は問題ない身体反応です。昔、人間の祖先も食うか食われるかという時代には、ストレスホルモンによって身体機能をアップし、「逃げる」と言うことが重要であった、その反応なわけですが、問題は、いまや天敵もいなくなった人間がなぜストレスホルモンを過剰に出し続ける生活を送るかと言うことになります。
例えば、それは、アドラーのいう、「全ての人は平等であるが、全てのことは人間関係のことである」というように、人どおしが天敵となっているのに他ならないと言うことです。
それで、そのストレスをコーピング(対処・対処行動)する方法が第2回目の目玉でした。
一つは、「気晴らしのリストアップ」と言うことで、常日頃から、自分の気晴らし方法について、リストアップし、それを試してランクをつけておくと言うこと。
そして、ストレスを受けたと感じたら、あるいは、自分のストレスレベルが高くなったと感じたら、このリストの気張らし方法を行って、ストレスレベルを下げると言うことでした。
これで特に大事なことは、常に自分のストレスレベルを「感じておく」と言うこと、そして、気晴らし方法としては、「何かを行ったと言う達成感」のあるものを用意するということでした。
「気分と行動の調和を試す」と表現されていました。
それと、これは知らなかったことですが、「扁桃体」がストレスと身体反応に関与することは知っていても、その大きさが、子供の頃のストレス経験が大きい場合、扁桃体自身が大きくなり少しのストレスでも過敏に反応すると言うことです。
これで思い出したのは、「愛着」と言うことでした。番組でははっきりさせませんでしたが、私は子供の頃の愛着に問題を抱えると、安全地帯を失い、大きなストレスを経験するわけですから、これかなと思いました。
まあしかし、これはよい方法です。
よく言うことは、ストレスの原因を紙に書いて引き出しにしまっておき、あとで冷静になってから考えるというのがありますが、この方法も確かに効果あるようですが、重要な点は、二つあります。
一つは、「感じる」という自分との距離感を認識していることが前提であることと、ほぼ同じ意味で、「もういっぱいいっぱい」ではないということ。つまり、うつ病などの疾患領域にはなく、例えば、少なくとも一歩手前の「閾値下(いきちか)」である必要があると言うことになります。
もう一つの方法として、結構話題になっている「マインド・フルネス」と言うことでした。
これは、マサチューセッツ大学のサキ・サントレリが開発したそうですけど、「瞑想」の分析中に見つけた方法だとか。
方法は以下のように説明されていました。
① 椅子に背骨をまっすぐにして座る。(少し上体を左右に揺すってまっすぐを見つけるとよいと)
② 身体の力を抜く。特に顔のりきみを取る。
③ 自分の呼吸に意識を集中する(「呼吸を感じ続ける」)
④ 雑念をはらう。
⑤ 部屋の空気の動きや部屋の広さを感じたりして、こころを空虚にする。
⑥ 10分くらいで、まぶたの裏に注意を移し、目を開く。
開発者のところではこれらの方法を8週間行うと言うことですが、いまや大手企業や役所、病院などでもマインド・フルネスは大流行みたいなことを言っていました。宇宙飛行士もでていて、訓練や宇宙基地でも取り入れているとか。
これは要するに「瞑想」です。メディテーションというやつ。
したがって、日本では、禅の修行をはじめ、こころを落ち着ける方法として一般的と言ってもいいかと思います。
ただし、要の点は、身体の力を抜くと言うこと。
座禅も慣れるまでは、身体の力を抜くことが非常に困難です。
それと、特に普段意識しない顔のりきみを取るのは、大事です。
このメンタル・フルネスによって、扁桃体をコントロールする前頭前野の活動が活性化して、扁桃体の働きを抑えることにより、ストレスフルを改善するというメカニズムらしいです。
当方では、「簡易筋弛緩法」を紹介していますが、これでりきみを取って、瞑想に入るとどうなるでしょうか。
一度ヒマなときにやってみたいと思っています。
じゃんじゃんと。
※ 番組でも、何回も注意が流れていましたが、これらの方法は精神疾患で治療中の場合、別な反応になる可能性がありますので、主治医と相談してから行うべきです。
それで、簡単に内容をまとめると、まず、ストレスとは何かというおそらく1回目のおさらいがありました。
ストレスは、ストレッサーという環境要因がもたらす身体と脳の反応で、副腎から分泌されるコルチゾールというストレスホルモンが問題となると言うこと。
これ自体は問題ない身体反応です。昔、人間の祖先も食うか食われるかという時代には、ストレスホルモンによって身体機能をアップし、「逃げる」と言うことが重要であった、その反応なわけですが、問題は、いまや天敵もいなくなった人間がなぜストレスホルモンを過剰に出し続ける生活を送るかと言うことになります。
例えば、それは、アドラーのいう、「全ての人は平等であるが、全てのことは人間関係のことである」というように、人どおしが天敵となっているのに他ならないと言うことです。
それで、そのストレスをコーピング(対処・対処行動)する方法が第2回目の目玉でした。
一つは、「気晴らしのリストアップ」と言うことで、常日頃から、自分の気晴らし方法について、リストアップし、それを試してランクをつけておくと言うこと。
そして、ストレスを受けたと感じたら、あるいは、自分のストレスレベルが高くなったと感じたら、このリストの気張らし方法を行って、ストレスレベルを下げると言うことでした。
これで特に大事なことは、常に自分のストレスレベルを「感じておく」と言うこと、そして、気晴らし方法としては、「何かを行ったと言う達成感」のあるものを用意するということでした。
「気分と行動の調和を試す」と表現されていました。
それと、これは知らなかったことですが、「扁桃体」がストレスと身体反応に関与することは知っていても、その大きさが、子供の頃のストレス経験が大きい場合、扁桃体自身が大きくなり少しのストレスでも過敏に反応すると言うことです。
これで思い出したのは、「愛着」と言うことでした。番組でははっきりさせませんでしたが、私は子供の頃の愛着に問題を抱えると、安全地帯を失い、大きなストレスを経験するわけですから、これかなと思いました。
まあしかし、これはよい方法です。
よく言うことは、ストレスの原因を紙に書いて引き出しにしまっておき、あとで冷静になってから考えるというのがありますが、この方法も確かに効果あるようですが、重要な点は、二つあります。
一つは、「感じる」という自分との距離感を認識していることが前提であることと、ほぼ同じ意味で、「もういっぱいいっぱい」ではないということ。つまり、うつ病などの疾患領域にはなく、例えば、少なくとも一歩手前の「閾値下(いきちか)」である必要があると言うことになります。
もう一つの方法として、結構話題になっている「マインド・フルネス」と言うことでした。
これは、マサチューセッツ大学のサキ・サントレリが開発したそうですけど、「瞑想」の分析中に見つけた方法だとか。
方法は以下のように説明されていました。
① 椅子に背骨をまっすぐにして座る。(少し上体を左右に揺すってまっすぐを見つけるとよいと)
② 身体の力を抜く。特に顔のりきみを取る。
③ 自分の呼吸に意識を集中する(「呼吸を感じ続ける」)
④ 雑念をはらう。
⑤ 部屋の空気の動きや部屋の広さを感じたりして、こころを空虚にする。
⑥ 10分くらいで、まぶたの裏に注意を移し、目を開く。
開発者のところではこれらの方法を8週間行うと言うことですが、いまや大手企業や役所、病院などでもマインド・フルネスは大流行みたいなことを言っていました。宇宙飛行士もでていて、訓練や宇宙基地でも取り入れているとか。
これは要するに「瞑想」です。メディテーションというやつ。
したがって、日本では、禅の修行をはじめ、こころを落ち着ける方法として一般的と言ってもいいかと思います。
ただし、要の点は、身体の力を抜くと言うこと。
座禅も慣れるまでは、身体の力を抜くことが非常に困難です。
それと、特に普段意識しない顔のりきみを取るのは、大事です。
このメンタル・フルネスによって、扁桃体をコントロールする前頭前野の活動が活性化して、扁桃体の働きを抑えることにより、ストレスフルを改善するというメカニズムらしいです。
当方では、「簡易筋弛緩法」を紹介していますが、これでりきみを取って、瞑想に入るとどうなるでしょうか。
一度ヒマなときにやってみたいと思っています。
じゃんじゃんと。
※ 番組でも、何回も注意が流れていましたが、これらの方法は精神疾患で治療中の場合、別な反応になる可能性がありますので、主治医と相談してから行うべきです。
愛がそだてる赤ちゃんの脳 その4 ― 2015年09月03日 09:34
その3で終わらなかったですね。
1960年代半ば、共産主義の指導者ニコラエ・チャウシェスクの政権下にあったルーマニアでは、農業国から工業国への脱皮を目指して強引な人口増加政策が進められた。避妊や妊娠中絶を法律で制限し、子どものいない25歳以上の夫婦には税金が課せられた。また国営工場に労働力を送り込むため、何千もの世帯が農村部から都市への移住を強いられた。
こうした政策はやがて数多くの孤児を生むこととなる。親に捨てられた子どもたちはリャガン(ルーマニア語で「ゆりかご」の意)と呼ばれる国営の施設に収容された。
1989年にチャウシェスクが失脚して初めて、孤児たちの過酷な状況が外部に知られるようになった。乳児期の子どもたちはベピーベッドに寝かされたまま何時間も放置されていた。一人の養育係が15~20人の乳児の世話をしていたため、ミルクを与えるときと入浴させるときくらいしか、一人ひとりと触れ合う時間はなかったのだ。
こうした乳児期の育児放棄(ネグレクト)が脳の発達に及ぼす影響を探るため、2001年に米国の三つの大学の研究者たちが、6カ所の施設の子ども136人を対象に調査を開始した。
彼らは施設にいた子どもたちの異常な行動にショックを受けた。調査を始めた段階で2歳未満だった子どもたちの多くは、養育係にまったくなついておらず、動揺したときも養育係に助けを求めなかった。
「子どもたちはまるで野生児のような行動をとりました。ただ無意味に歩き回ったり、床に頭を打ちつけたり、1カ所でぐるぐる回ったり。その場に立ちつくす子もいました」と。
子どもたちの脳波を調べると、同年代の一般の子どもに比べて、脳の活動が弱かった。「まるで調整スイッチで、照明を暗くしたみたいに、活動が抑えられているようでした」と。
ソーシャルワーカーの協力を得て里親を選び、子どもたちの半数を引き取ってもらった。残りの半数はそのまま施設に残った。里親には月々の養育費に加え、本やおもちゃ、おむつなどが支給され、ソーシャルワーカーの定期的な家庭訪問を受けた。
その後数年間の追跡調査を行ったところ、二つのグループに大きな差異が表れた。2歳までに里親に引き取られた子どもたちは、8歳になった時点で、脳波のパターンが一般的な8歳児と見分けがつかなくなったが、施設に残った子どもたちの脳波は依然として弱まったままだった。
また、どちらのグループも、同年代の一般の子どもと比べて脳の容積が小さかったが、里親に引き取られた子どもたちの脳は施設に残ったグループよりも白質が多かった。これはニューロンから伸びる軸索が多いことを示している。
「里親の養育を受けたグループは、ニューロンの結合が増えたと考えられます」と。
さらに、二つのグループの最も顕著な違いが4歳の段階で明らかになった。それは他者と関係を築く能力だ。「私たちが介入したグループ、とりわけ早い時期に里子になった子どもたちは、普通の子どもと同じように養育者と関係を結べるようになっていました。成長過程の早い段階であれば、脳に十分な可塑性があり、望ましくない体験を克服できるようです」
この発見は大きな希望をもたらすと。
乳幼児期に十分な愛情を与えられず発達が阻害された子どもでも、脳が変化しやすい「臨界期」と呼ばれる段階にあるうちに適切な養育環境に置かれれば、発達の遅れを取り戻せる可能性があるというのだ。
<終わり>
さあ、どうでしたでしょうか。
一つは、ルーマニアの調査で、いくら学問のためとはいえ、わざわざ里親のいないグループを作るなどという、人道に外れることをしているのは、いかにもアメリカ的であると思います。
もう一つは、この図にあるように、5才までに脳の機能的なものが決まっていくと言うことは確かなようです。そして、それを育んでいくのは、精神医学が解明したように「お母さん」なのです。
私の意図することがご理解いただけたら、幸いです。
じゃんじゃん。
1960年代半ば、共産主義の指導者ニコラエ・チャウシェスクの政権下にあったルーマニアでは、農業国から工業国への脱皮を目指して強引な人口増加政策が進められた。避妊や妊娠中絶を法律で制限し、子どものいない25歳以上の夫婦には税金が課せられた。また国営工場に労働力を送り込むため、何千もの世帯が農村部から都市への移住を強いられた。
こうした政策はやがて数多くの孤児を生むこととなる。親に捨てられた子どもたちはリャガン(ルーマニア語で「ゆりかご」の意)と呼ばれる国営の施設に収容された。
1989年にチャウシェスクが失脚して初めて、孤児たちの過酷な状況が外部に知られるようになった。乳児期の子どもたちはベピーベッドに寝かされたまま何時間も放置されていた。一人の養育係が15~20人の乳児の世話をしていたため、ミルクを与えるときと入浴させるときくらいしか、一人ひとりと触れ合う時間はなかったのだ。
こうした乳児期の育児放棄(ネグレクト)が脳の発達に及ぼす影響を探るため、2001年に米国の三つの大学の研究者たちが、6カ所の施設の子ども136人を対象に調査を開始した。
彼らは施設にいた子どもたちの異常な行動にショックを受けた。調査を始めた段階で2歳未満だった子どもたちの多くは、養育係にまったくなついておらず、動揺したときも養育係に助けを求めなかった。
「子どもたちはまるで野生児のような行動をとりました。ただ無意味に歩き回ったり、床に頭を打ちつけたり、1カ所でぐるぐる回ったり。その場に立ちつくす子もいました」と。
子どもたちの脳波を調べると、同年代の一般の子どもに比べて、脳の活動が弱かった。「まるで調整スイッチで、照明を暗くしたみたいに、活動が抑えられているようでした」と。
ソーシャルワーカーの協力を得て里親を選び、子どもたちの半数を引き取ってもらった。残りの半数はそのまま施設に残った。里親には月々の養育費に加え、本やおもちゃ、おむつなどが支給され、ソーシャルワーカーの定期的な家庭訪問を受けた。
その後数年間の追跡調査を行ったところ、二つのグループに大きな差異が表れた。2歳までに里親に引き取られた子どもたちは、8歳になった時点で、脳波のパターンが一般的な8歳児と見分けがつかなくなったが、施設に残った子どもたちの脳波は依然として弱まったままだった。
また、どちらのグループも、同年代の一般の子どもと比べて脳の容積が小さかったが、里親に引き取られた子どもたちの脳は施設に残ったグループよりも白質が多かった。これはニューロンから伸びる軸索が多いことを示している。
「里親の養育を受けたグループは、ニューロンの結合が増えたと考えられます」と。
さらに、二つのグループの最も顕著な違いが4歳の段階で明らかになった。それは他者と関係を築く能力だ。「私たちが介入したグループ、とりわけ早い時期に里子になった子どもたちは、普通の子どもと同じように養育者と関係を結べるようになっていました。成長過程の早い段階であれば、脳に十分な可塑性があり、望ましくない体験を克服できるようです」
この発見は大きな希望をもたらすと。
乳幼児期に十分な愛情を与えられず発達が阻害された子どもでも、脳が変化しやすい「臨界期」と呼ばれる段階にあるうちに適切な養育環境に置かれれば、発達の遅れを取り戻せる可能性があるというのだ。
<終わり>
さあ、どうでしたでしょうか。
一つは、ルーマニアの調査で、いくら学問のためとはいえ、わざわざ里親のいないグループを作るなどという、人道に外れることをしているのは、いかにもアメリカ的であると思います。
もう一つは、この図にあるように、5才までに脳の機能的なものが決まっていくと言うことは確かなようです。そして、それを育んでいくのは、精神医学が解明したように「お母さん」なのです。
私の意図することがご理解いただけたら、幸いです。
じゃんじゃん。
愛がそだてる赤ちゃんの脳 その3 ― 2015年09月02日 09:24
所得と“語りかけ”とIQの関係
米国カンザス大学の児童心理学者がある研究を行った。低所得層から高所得層までを含む42の家庭を対象に、親子の会話のやりとりを録音し、子ともが生後9カ月から3歳に成長するまで追跡調査したのだ。
その結果、驚くべきことがわかった。両親が大学教育を受け専門職に就いているような裕福な家庭では、子どもは1時間当たり平均2153語の語りかけを耳にしていたのに対し、生活保護を受けている家庭では平均616語と大差があった。低所得家庭の親は、子どもにかける言葉も「だめ」「下りなさい」など短い命令調のものが多く、生活に余裕のある家庭では、ある程度長い会話が交わされることが多かった。低所得家庭の子どもは、いわば言語発達のための“栄養”が不十分だということだ。
さらに、親の語りかけの量が大きな違いを生むこともわかった。親との対話が多かった子どもは、3歳の時点でIQがより高く、9歳と10歳のときにも学校の成績が比較的良かった。
子どもに多くの言葉を聞かせるだけで済むなら話は簡単だと思うかもしれない。だがテレピやCD、インターネットやスマートフォンでいくら言葉を聞かせても、あまり効果は期待できないようだ。ワシントン大学の神経科学者らは、生後9カ月の赤ちゃんを対象とした調査で、このことを実証した。
赤ちゃんは1歳までに母語の音声を聞き分けられるようになるが、これはなぜなのか。実は、赤ちゃんは生後数カ月まではどんな言語の音声も聞き分けられる。だが生後6~ 12カ月の間に母語を聞き分ける能力が発達する一方で、外国語の音声を聞き分ける能力が失われていく。たとえば、日本人の子どもなら、この時期に英語のLとRを区別できなくなる。
英語を話す家庭の生後9カ月の赤ちゃんに中国語を聞かせる実験を行った。
中国語を母語とする保育士たちが遊び相手をし、本を読み聞かせたグループの赤ちゃんは、「保育士によく懐きました」と。別のグループには、同じ保育士たちが中国語を話す映像をビデオで見せた。第3のグループには映像は見せず、録音した音声だけを聞かせた。すべてのグループに12回のセッションを受けさせた後、中国語の似通った音声を聞き分けられるか、脳磁計を使ってテストした。
事前の予想では、ビデオを見たグループも、保育士と顔を合わせたグループと同程度の成績になるだろうと考えられていたが、実際には両者の成績には大きな差があった。生身の触れ合いがあったグループは、中国語を母語とする人たちと同様に音声を聞き分けられた。ところが映像や音声だけで見聞きし、実際の触れ合いがなかった二つのグループは、中国語の音声をまったく判別できなかったのだ。
「とても驚きました。この発見で脳についての基本的な考え方が変わりました」と。
この研究結果などを基に、ある仮説を提唱した。他者との関わりが、言語、認知、感情の発達の入り口となるという説だ。この考えを「人間関係の入り口仮説」と名づけた。
つづく。じゃんじゃん。
※ 日本語としておかしい部分がありますが、個人名を省略したためです。
米国カンザス大学の児童心理学者がある研究を行った。低所得層から高所得層までを含む42の家庭を対象に、親子の会話のやりとりを録音し、子ともが生後9カ月から3歳に成長するまで追跡調査したのだ。
その結果、驚くべきことがわかった。両親が大学教育を受け専門職に就いているような裕福な家庭では、子どもは1時間当たり平均2153語の語りかけを耳にしていたのに対し、生活保護を受けている家庭では平均616語と大差があった。低所得家庭の親は、子どもにかける言葉も「だめ」「下りなさい」など短い命令調のものが多く、生活に余裕のある家庭では、ある程度長い会話が交わされることが多かった。低所得家庭の子どもは、いわば言語発達のための“栄養”が不十分だということだ。
さらに、親の語りかけの量が大きな違いを生むこともわかった。親との対話が多かった子どもは、3歳の時点でIQがより高く、9歳と10歳のときにも学校の成績が比較的良かった。
子どもに多くの言葉を聞かせるだけで済むなら話は簡単だと思うかもしれない。だがテレピやCD、インターネットやスマートフォンでいくら言葉を聞かせても、あまり効果は期待できないようだ。ワシントン大学の神経科学者らは、生後9カ月の赤ちゃんを対象とした調査で、このことを実証した。
赤ちゃんは1歳までに母語の音声を聞き分けられるようになるが、これはなぜなのか。実は、赤ちゃんは生後数カ月まではどんな言語の音声も聞き分けられる。だが生後6~ 12カ月の間に母語を聞き分ける能力が発達する一方で、外国語の音声を聞き分ける能力が失われていく。たとえば、日本人の子どもなら、この時期に英語のLとRを区別できなくなる。
英語を話す家庭の生後9カ月の赤ちゃんに中国語を聞かせる実験を行った。
中国語を母語とする保育士たちが遊び相手をし、本を読み聞かせたグループの赤ちゃんは、「保育士によく懐きました」と。別のグループには、同じ保育士たちが中国語を話す映像をビデオで見せた。第3のグループには映像は見せず、録音した音声だけを聞かせた。すべてのグループに12回のセッションを受けさせた後、中国語の似通った音声を聞き分けられるか、脳磁計を使ってテストした。
事前の予想では、ビデオを見たグループも、保育士と顔を合わせたグループと同程度の成績になるだろうと考えられていたが、実際には両者の成績には大きな差があった。生身の触れ合いがあったグループは、中国語を母語とする人たちと同様に音声を聞き分けられた。ところが映像や音声だけで見聞きし、実際の触れ合いがなかった二つのグループは、中国語の音声をまったく判別できなかったのだ。
「とても驚きました。この発見で脳についての基本的な考え方が変わりました」と。
この研究結果などを基に、ある仮説を提唱した。他者との関わりが、言語、認知、感情の発達の入り口となるという説だ。この考えを「人間関係の入り口仮説」と名づけた。
つづく。じゃんじゃん。
※ 日本語としておかしい部分がありますが、個人名を省略したためです。
愛がそだてる赤ちゃんの脳 その2 ― 2015年09月01日 09:11
言語習得はすべて同時進行
産婦人科病棟の病室に、最初の被験者が運ばれてきた。 研究アシスタントが、ボタンのようなセンサーがたくさんついた装置を赤ちゃんの頭にかぶせた。この実験では、さまざまな音の連なりを聞かせて、脳の活動を調べる。
同様の方法で、新生児が異なる音のパターンをどの程度識別で、きるか探ってきた。赤ちゃんに音の連なりを聞かせ、体内の血流変化を計測する近赤外分光法を用いて、脳の活動状態を調べるのだ。
その結果、「ム・パ・パ」のように2番目と3番目に同じ音が続くABBパターンと、「ム・パ・ゲ」のようにすべての音が異なるABCパターンを聞かせた実験では、ABBパターンのほうが発語と聴覚処理を担う脳の領域が活発に働くことがわかった。
その後の研究で、新生児にはAABパターンとABBパターンの違いを聞き分ける能力があることも確認された。
こうした発見に大いに興奮している。音の順番は、単語と文法が成り立つ土台になるからだ。「音の位置に関する情報は、言語にとって非常に重要なんです」と。
新生児が音の順番に反応するということは、言語習得の基礎となる神経回路網は出生時にすでに形成されていることを意味する。これは重要な知見だと。
「言語の習得は一定の順序に従って進むと、長年考えられてきました。まず音を聞きとれるようになり、次に単語の意味を理解し、さらに複数の単語の連なりがわかるといったように。しかし最近の実験で、最初からほぼすべての機能が同時進行で、発達することがわかってきました。赤ちゃんは生まれた直後から文法の規則を習得し始めるのです」
ドイツのライプチヒにあるマックス・ブランク認知脳科学研究所では、生後4カ月のドイツ人の赤ちゃんに耳慣れない言語を聞かせる実験で、こうした言語習得プロセスを裏づける結果を得た。
まず、「兄は歌えます」と「姉は歌っています」を意味するイタリア語の文を聞かせる。3分後にまた別の文をいくつか聞かせるが、そのなかには文法的に間違った文も入れてある。
赤ちゃんの頭に小さな電極をつけてイタリア語の文を聞かせたときの脳の活動を調べた。赤ちゃんの脳は、最初はどの文にも同じような反応を示す。だが何回か繰り返すうちに、文法的に間違った文には明らかに違った反応を示すようになった。
わずか15分ほどで、赤ちゃんはどの文が文法的に正しいかを理解したようだった。「文の意味はわからなくても、文法的に正しいかどうかは判別できるようでした。この段階では、構文規則ではなく、音の並びの規則性で判断するのでしょう」と。
これまでの研究で、2歳半ぐらいの子どもは人形劇の人形が文法的に間違ったせりふを言うと誤りを訂正できることがわかっている。3歳までには、大半の子どもがかなりの数の文法の規則を習得しているようだ。この頃を境に語彙が急速に増え始める。こうした言語能力の開花を支える土台となるのが、神経回路網の形成だ。それにより、耳にした文を音としてだけでなく、意味や構文などさまざまなレベルで処理できるようになる。
子どもが言語を習得するまでの脳の発達過程はまだ完全には解明されていないが、確実に言えることがある。「脳という“器”だけでは不十分で、情報のインプットが必要だということです」
つづく。じゃんじゃん。
産婦人科病棟の病室に、最初の被験者が運ばれてきた。 研究アシスタントが、ボタンのようなセンサーがたくさんついた装置を赤ちゃんの頭にかぶせた。この実験では、さまざまな音の連なりを聞かせて、脳の活動を調べる。
同様の方法で、新生児が異なる音のパターンをどの程度識別で、きるか探ってきた。赤ちゃんに音の連なりを聞かせ、体内の血流変化を計測する近赤外分光法を用いて、脳の活動状態を調べるのだ。
その結果、「ム・パ・パ」のように2番目と3番目に同じ音が続くABBパターンと、「ム・パ・ゲ」のようにすべての音が異なるABCパターンを聞かせた実験では、ABBパターンのほうが発語と聴覚処理を担う脳の領域が活発に働くことがわかった。
その後の研究で、新生児にはAABパターンとABBパターンの違いを聞き分ける能力があることも確認された。
こうした発見に大いに興奮している。音の順番は、単語と文法が成り立つ土台になるからだ。「音の位置に関する情報は、言語にとって非常に重要なんです」と。
新生児が音の順番に反応するということは、言語習得の基礎となる神経回路網は出生時にすでに形成されていることを意味する。これは重要な知見だと。
「言語の習得は一定の順序に従って進むと、長年考えられてきました。まず音を聞きとれるようになり、次に単語の意味を理解し、さらに複数の単語の連なりがわかるといったように。しかし最近の実験で、最初からほぼすべての機能が同時進行で、発達することがわかってきました。赤ちゃんは生まれた直後から文法の規則を習得し始めるのです」
ドイツのライプチヒにあるマックス・ブランク認知脳科学研究所では、生後4カ月のドイツ人の赤ちゃんに耳慣れない言語を聞かせる実験で、こうした言語習得プロセスを裏づける結果を得た。
まず、「兄は歌えます」と「姉は歌っています」を意味するイタリア語の文を聞かせる。3分後にまた別の文をいくつか聞かせるが、そのなかには文法的に間違った文も入れてある。
赤ちゃんの頭に小さな電極をつけてイタリア語の文を聞かせたときの脳の活動を調べた。赤ちゃんの脳は、最初はどの文にも同じような反応を示す。だが何回か繰り返すうちに、文法的に間違った文には明らかに違った反応を示すようになった。
わずか15分ほどで、赤ちゃんはどの文が文法的に正しいかを理解したようだった。「文の意味はわからなくても、文法的に正しいかどうかは判別できるようでした。この段階では、構文規則ではなく、音の並びの規則性で判断するのでしょう」と。
これまでの研究で、2歳半ぐらいの子どもは人形劇の人形が文法的に間違ったせりふを言うと誤りを訂正できることがわかっている。3歳までには、大半の子どもがかなりの数の文法の規則を習得しているようだ。この頃を境に語彙が急速に増え始める。こうした言語能力の開花を支える土台となるのが、神経回路網の形成だ。それにより、耳にした文を音としてだけでなく、意味や構文などさまざまなレベルで処理できるようになる。
子どもが言語を習得するまでの脳の発達過程はまだ完全には解明されていないが、確実に言えることがある。「脳という“器”だけでは不十分で、情報のインプットが必要だということです」
つづく。じゃんじゃん。
愛がそだてる赤ちゃんの脳 その1 ― 2015年08月31日 09:33
以前「愛着」の問題について何回か提起しました。
2013年6月に8回シリーズでした
「愛着障害というもの その1」から始まるシリーズで、欄の右にある「カテゴリー」の「愛着の問題」から見ることができます。
要は、1歳半までの親、特に母親との愛着度がその後の人生に大きく影響するという提起であったと思います。
それで、今回は、それはなぜなのかということの一つの証しをご紹介したいと思ったことから、このシリーズを始めます。
1980年代に、米国の都市部で「クラック」と呼ばれる安価なコカインが流行し、深刻な社会問題となった。ペンシルベニア州フイラデルフイアの新生児学者は当時、妊婦のクラック依存が胎児に及ぼす影響を懸念し、調査を実施した。
調査対象となったのは、低所得の家庭で育った4歳の子どもたち。母親がクラック依存症だったグループとそうでないグループのIQ(知能指数)を比較した。
二つのグループに有意な差はなかったが、調査を通じて予想外の事実が判明した。どちらのグループも、4歳児の平均よりも大幅にIQが低かったのだ。
「見た目は普通のかわいらしい子たちでしたが、IQは82か83程度でした。平均は100です。衝撃的な結果でした」と。
調査チームは両グループの違いではなく、共通点に目を向けた。つまり貧しい家庭で育ったということだ。そこで家庭への訪問調査を行った。たとえば、家に子ども向けの本が10冊以上あるか、子ども向けのCDやレコードと音楽プレーヤーがあるか、数字を覚えるための知育玩具があるかといった項目をチェックし、子どもたちの養育環境を調べたのだ。
すると、養育者が子どもに関心を向け、接する時間を多くもつ家庭ほど、子どものIQが高い傾向にあることがわかった。 認知能力に関わる刺激を受ける機会が多い子どもは、より高い言語能力を示し、愛情深く育てられた子どもは、記憶力がより優れていた。
その後、10代になった子どもたちに対し、追跡調査を行った。 MRI(磁気共鳴画像装置)で脳の活動を調べ、4歳と8歳のときの養育環境と脳機能の関連性を探るためだ。
すると、4歳のときの養育環境と、記憶をつかさどる海馬の大きさに強い相関性があることが確認された。だが一方で、8歳のときの環境と海馬の大きさには関連性は認められなかった。
この結果が示すのは、子ともの脳の発達には幼児期の愛情豊かな養育環境が非常に重要だということだ。
幼児期の子どもたちが言語や数字を覚え、感情を理解するようになる・・そうした成長過程の研究が進むにつれ、赤ちゃんの脳が驚異的な学習能力を備えていることがわかってきた。だが脳がどれだけ成長できるかは、周囲の大人の接し方に大きく左右される。
人類ははるか昔から子育てをしてきたが、認知、言語、推論、計画などの能力が飛躍的に向上するプロセスについてはまだ謎が多い。
乳幼児の脳の機能が急速に発達する時期には、膨大な数の神経回路が形成される。新生児のニューロン(神経細胞)の数はおよそ1000億個程度で、成人とほとんど差がない。だが成長の過程で外部から大量の感覚刺激を受けると、ニューロン同士が結びついて新しい神経回路が形成されていく。その結果、3歳までに数百兆ものシナプス(ニューロン間の結合部)をもつようになるのだ。
子守歌を聞く、おもちゃに手を伸ばすなど、さまざまな刺激や課題が与えられると、それに対応した神経回路が形成される。さらに、繰り返し活動する回路は結合が強化される。
ニューロン上で信号の伝達を担う軸索(神経線維)は髄鞘と呼ばれる絶縁体で包まれていて、何度も使われる回路ではこの髄鞘が厚くなり、電気信号の伝達がより速くなるのだ。逆に、使用頻度の低い回路はやがて結合が断ち切られる。
爆発的に増えたシナプスのうち、使用頻度の高い結合が強化され、残りが消えていく作用は「シナプスの剪定」と呼ばれる。人間の場合、1歳から5歳までと思春期の初めにシナプスの剪定が進行し、この時期の体験はその後の神経回路網の形成に大きな影響を及ぼす。
もって生まれた機能に外部環境からの影響が加わって、脳はさまざまな能力を獲得していく。このプロセスが最も顕著に見られるのが、言語能力の発達だ。言語の習得には、生まれつきの能力がどの程度関与し、それ以外の部分はどうやって獲得されるのだろう。
つづく。じゃんじゃん。
2013年6月に8回シリーズでした
「愛着障害というもの その1」から始まるシリーズで、欄の右にある「カテゴリー」の「愛着の問題」から見ることができます。
要は、1歳半までの親、特に母親との愛着度がその後の人生に大きく影響するという提起であったと思います。
それで、今回は、それはなぜなのかということの一つの証しをご紹介したいと思ったことから、このシリーズを始めます。
1980年代に、米国の都市部で「クラック」と呼ばれる安価なコカインが流行し、深刻な社会問題となった。ペンシルベニア州フイラデルフイアの新生児学者は当時、妊婦のクラック依存が胎児に及ぼす影響を懸念し、調査を実施した。
調査対象となったのは、低所得の家庭で育った4歳の子どもたち。母親がクラック依存症だったグループとそうでないグループのIQ(知能指数)を比較した。
二つのグループに有意な差はなかったが、調査を通じて予想外の事実が判明した。どちらのグループも、4歳児の平均よりも大幅にIQが低かったのだ。
「見た目は普通のかわいらしい子たちでしたが、IQは82か83程度でした。平均は100です。衝撃的な結果でした」と。
調査チームは両グループの違いではなく、共通点に目を向けた。つまり貧しい家庭で育ったということだ。そこで家庭への訪問調査を行った。たとえば、家に子ども向けの本が10冊以上あるか、子ども向けのCDやレコードと音楽プレーヤーがあるか、数字を覚えるための知育玩具があるかといった項目をチェックし、子どもたちの養育環境を調べたのだ。
すると、養育者が子どもに関心を向け、接する時間を多くもつ家庭ほど、子どものIQが高い傾向にあることがわかった。 認知能力に関わる刺激を受ける機会が多い子どもは、より高い言語能力を示し、愛情深く育てられた子どもは、記憶力がより優れていた。
その後、10代になった子どもたちに対し、追跡調査を行った。 MRI(磁気共鳴画像装置)で脳の活動を調べ、4歳と8歳のときの養育環境と脳機能の関連性を探るためだ。
すると、4歳のときの養育環境と、記憶をつかさどる海馬の大きさに強い相関性があることが確認された。だが一方で、8歳のときの環境と海馬の大きさには関連性は認められなかった。
この結果が示すのは、子ともの脳の発達には幼児期の愛情豊かな養育環境が非常に重要だということだ。
幼児期の子どもたちが言語や数字を覚え、感情を理解するようになる・・そうした成長過程の研究が進むにつれ、赤ちゃんの脳が驚異的な学習能力を備えていることがわかってきた。だが脳がどれだけ成長できるかは、周囲の大人の接し方に大きく左右される。
人類ははるか昔から子育てをしてきたが、認知、言語、推論、計画などの能力が飛躍的に向上するプロセスについてはまだ謎が多い。
乳幼児の脳の機能が急速に発達する時期には、膨大な数の神経回路が形成される。新生児のニューロン(神経細胞)の数はおよそ1000億個程度で、成人とほとんど差がない。だが成長の過程で外部から大量の感覚刺激を受けると、ニューロン同士が結びついて新しい神経回路が形成されていく。その結果、3歳までに数百兆ものシナプス(ニューロン間の結合部)をもつようになるのだ。
子守歌を聞く、おもちゃに手を伸ばすなど、さまざまな刺激や課題が与えられると、それに対応した神経回路が形成される。さらに、繰り返し活動する回路は結合が強化される。
ニューロン上で信号の伝達を担う軸索(神経線維)は髄鞘と呼ばれる絶縁体で包まれていて、何度も使われる回路ではこの髄鞘が厚くなり、電気信号の伝達がより速くなるのだ。逆に、使用頻度の低い回路はやがて結合が断ち切られる。
爆発的に増えたシナプスのうち、使用頻度の高い結合が強化され、残りが消えていく作用は「シナプスの剪定」と呼ばれる。人間の場合、1歳から5歳までと思春期の初めにシナプスの剪定が進行し、この時期の体験はその後の神経回路網の形成に大きな影響を及ぼす。
もって生まれた機能に外部環境からの影響が加わって、脳はさまざまな能力を獲得していく。このプロセスが最も顕著に見られるのが、言語能力の発達だ。言語の習得には、生まれつきの能力がどの程度関与し、それ以外の部分はどうやって獲得されるのだろう。
つづく。じゃんじゃん。

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