社会的PCR検査2020年12月10日 13:00

 前に、社会的PCR検査の話をした。
 「今保健所が一生懸命やっている「積極的疫学調査」やなんたらいうアプリでは片が付かないだろう。国内のすべての大本は東京にあり、そこで徹底した「社会的PCR検査」を実施して、潜在的な無症状拡散者を根絶しない限り、第4波、第5波と続き、終息にはまだ1年ほどかかるらしいことや、今のままでは、とんでもないワクチンを打たれて、「コロナでは重篤化しないけど、ワクチンの副作用でつらい生活を送る(あるいはあの世に)」ということになりそうだ。
 まあ、我々高齢者にはどうでもいい話だけど。
 高齢者の死亡率は12%らしいよ。コロナにかかったら8人に一人が死んでいる。大体一日に30人死んだら月に1千人、年に1万人以上。
 あ、これから年に165万人くらい死ぬ「団塊世代の大葬式」が控えているから、1万人くらいなんてことないか。」ということだったけど、今のワイドショウでは、相変わらずの疫学調査がらみで、GO TOがどうかということに終始しているのは、まことになげかわしい。

 11月16日の朝日新聞からだが、「東京都世田谷区は16日、区内の特別養護老人ホーム「博水の郷」で職員ら計10人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。区がクラスター(感染者集団)化を未然に防ぐための「社会的検査」として進めているPCR検査で判明した。
 施設によると、10人の内訳は介護職員5人、看護職員2人、デイサービス職員1人、委託業者の職員2人。無症状の職員ら61人が13、14日に検査を受けていた。今後は利用者も検査する。併設するデイサービスは16~21日休業する。
 社会的検査では症状の有無にかかわらず、介護や障害者施設、保育園・幼稚園などで働く人への検査を行う。感染者が出た小中学校の教職員らも対象にする。」というこっとだ。

 先日の旭川でも日赤病院の院長が「症状がない時点でも感染力を持っているのが一番恐ろしい。」というコメントであったが、じゃあ症状がないのにPCRを受けるためには、それなりの費用が掛かるが、それをどうするんだということになる。
 政府はワクチンは無料に決めたようだが、PCRは原則として「熱が出てから受けていいよ」だから、これじゃあ遅いことになり、市中感染の拡大は防げない。GO TOやら年末年始やら危惧されているけど、やっていることが間抜けているわけだ。

 さあ、ワクチンが間に合うか。社会的PCR検査で根っこを断つのが間に合うか。見ものだけど、高齢者には間に合いそうもない。

 じゃんじゃん。