ためしてガッテン!膵臓がん 見ました?2015年06月05日 15:24

 先日、やはり連れあいの命令で、ためしてガッテンを見ました。自分には他に見たいものもあったのですが、命令ですからしかたありません。

「 早期の膵臓がんに特徴的な症状はありません。膵臓がんの方が病院へ来られた理由を調べてみますと、最も多いのは胃のあたりや背中が重苦しいとか、何となくおなかの調子がよくないとか、食欲がないなどという漠然としたものです。このほかに、体重の減少などもよく起こります。このような症状は膵臓がんでなくてもいろいろな理由で起こるものです。
 比較的膵臓がんに関連のある症状として、体や白目が黄色くなる黄疸(おうだん)があります。黄疸が出ると、体がかゆくなったり、尿の色が濃くなったりします。黄疸は、膵頭部にがんができて、胆管が詰まってしまったときに起こるのですが、胆石や肝炎などが原因の場合もあります。(ガン情報サービスより http://ganjoho.jp/public/cancer/pancreas/)」

 それで、要約すると、「血液検査を頻繁にしとけば、膵臓炎の早期発見になるかも」と言うことでした。

 そのわけはというと、以下の通りです。

 膵臓は、十二指腸の消化液を出す器官だそうですが、そこに発生する悪性新生物「膵臓がん」は、5年生存率が7%という恐ろしいガンです。肝臓や肺が30%くらいですから、えらく低いと言うことになりますし、聞いたところによると、ちょうど膵臓のあたりは神経がたくさんあるところで、痛みもすごいらしいです。釧路にいた頃、膵臓炎になって、結局がんで死亡した人を知っていましたが、痛みでいつも顔をしかめていました。タクシーの運転手でしたが。

 普通の健診では、膵臓は「エコー」で見ます。しかし専門医によると、ほとんど見えないそうで、見えればラッキーくらいなようです。

 番組では、90才のおばあちゃんが、膵臓がんの早期発見により、すでに11年生存しているとか。まあ、90才自体が長生きですけど。
 ではなぜこのおばあちゃんは、膵臓がんを早期発見できたかというと、もともと糖尿病だそうで、ブドウ糖分のチェックを欠かさなかったことにあるようです。例のHbA1C(ヘモグロビン エーワンシー)をいつも監視していたので、その急上昇に気付いたとのことでした。

 ただし前提条件があります。

① 過食・暴飲した覚えがない。
② 生活環境に変化がほとんど無い。
③ 家族(二親等程度)に膵臓病の人がいない。

 というような平凡な人が、急にHbA1C急上昇があったら、危ないようです。特に糖尿病の人は、糖分が神経の痛みを抑えてしまうので、気付きにくいといってました。

 このような生活の乱れは、医者には分かりません。したがって、セルフチェックが重要となります。
 専門医に相談するときは、消化器系の医者だそうです。

 番組では、見えづらい膵臓をはっきり見えるようにする方法も紹介していました。それは、「ミルク・ティー」を飲んでからエコーをすることだそうです。そうすると、膵臓がよく見えるようになるそうで、「膵臓膿疱」の発見率は22倍に精度が上がると言うことでした。
 そのほか、膵臓がんができるのは膵管にだそうで、MRIでMRCP(胆管膵管撮影)をすると、一番いいようです。

 ということで、膵臓がんでした。アスベストの中皮腫とともに、かかりたくない病気の一つですね。
 じゃんじゃん。