稚内に行ってきたさ2013年04月03日 16:44

 先週の木曜日に稚内で、メンタルの学習会がありまして、呼ばれていって来ました。
 話があったときに調べたら、夜の学習会に間に合うためには朝7時のJRか10時の都市間バスか、11時の飛行機かしかないんだね。
 相談したら、飛行機のパック代は出せると言うことなので、久しぶりに道内線の飛行機に乗りました。1時間弱でしたが、そんなに揺れないし、曇ってはいましたが、いい旅でした。
 まあこの時期だから飛行機でも安心していましたけど、もし天気がだめだったら、都市間バスしかないので、6時間以上バスに揺られることになる、トホホと考えていましたが、やっぱり日頃の行いというのでしょうか、何の問題もありませんでした。
 しかし、12時について、18:00までどうしようと思ったのはホントのことで、空港まで迎えに来てくれて、昼飯にはミシュランで一つ星の手打ちそば屋らしかったけど、あまりたいしたことは・・・
おごってくれたから、何も文句はないけど。
 それから稚内の連合事務所に行って、雑談して、3時過ぎにホテルにチェックイン。この目的はなんと温泉です。南稚内の駅前にあって、地の利もいいのですが、なんと言っても温泉。食塩泉で、まあ海の水みたいなものですが、これは気持ちいかった。
 その後、ノンアルコールビールを飲んで、部屋でうだうだしていて、6時ちょっと前に南稚内駅前の会場に向かいました。
 40部の資料が必要と言うから送ったのに、実際は25人ほど。
 まず、以前に話を聞いたことがあるかどうか問うたら、6人ほどが手を挙げましたので、まあ、ほとんどは初めてと言うことになります。
 今回のテーマは「職場のハラスメントの予防と対処」だったのですが、メンタルヘルスの現状から説き初めて、ストレス、ハラスメントは特にうちでやった「パワハラアンケート」の結果を中心に話しましたけど、終わってみると、特に質問もなく、「本当に伝わったのかよ」という感じ。
 いやー少し反省ですね。ハラスメントは労基法違反のようにスパッとはいかないもので、特にパワハラは、どこからがハラスメントで、どこまでは指導・業務命令なのか、ケースバイケースとしか言い様のないものですから、パワハラアンケートで出てきたように「同じ人間としてどうよ」という内容ならともかく、うまく伝わらないのですね。
 同じハラスメントでもセクハラは「受けた人がどう思うか」というところに焦点が当たってきていて、これはすばらしいと思うのですが、やはりパワハラ問題で世間が動き始めてから3年くらいですから、もう少し時間をかけないと、固まってこないのかもしれません。
 そのためにも、やはりきちんとした学習会を組織して、考え方の整理をし続けることが大事なのかもしれません。
 25人のなかに日刊紙の記者がいたらしく、次の日に「とにかく放置することが一番いけない」という内容だったと報道されていたのは、「まさにそれよぅ、言いたいことは」と、さすがに見てるねと思いました。
 これから札幌では4回の連続セミナーがあります。テーマは同じですが、4回=4時間ですから、少しじっくり考えてみたいと思います。
まあ、久しぶりの稚内で、じゃんじゃん。



大変だぁ!やたら忙しくなっちゃった!2013年04月15日 13:58

 4月25日は年度総会と、全道セイフティネットワーク集会が予定されていて、それに向けて、着々と準備をしてきたのですが、ここんところ、あちこちからセミナーの依頼が来て、少し焦り気味です。
 4月19日からの札幌4回シリーズは、ほぼ予定ができているから、まあ、いいのですが、4月30日岩内、5月8日岩見沢、5月12日帯広が立て続けに入ってきました。
 しかも、岩内と帯広はいまだ時間場所、テーマも連絡ありません。
 とりあえず、5月8日の岩見沢の準備をしましたが、これは北教組空知南支部の依頼で、昨年12月に一度行きましたが、それに続いて今度は「5月病について」だそうです。
 一応ストーリーはできましたが、調べれば調べるほど、教育現場のひどさが見えてきて、これはつらい話になりそうです。
 まず第一に「長時間労働」ですが、文科省の調査でも、道教委の調査でも、北教組の調査でも、ほぼ同じ実態が見えてきます。小学校100時間、中学校110時間の時間外勤務が常態化しているのです。
 これは、労災の「脳心臓疾患認定基準」で言えば、少なくとも2ヶ月続いて、何らかの心臓や脳出血等の病気が発症したら、認定になります。同じく、精神疾患の労災認定についても、発症6ヶ月前の時間外労働が平均で100時間を超えていて、うつ病や適応障害を発症したら、認定になるほどの時間外労働です。
 では、教育現場では、それほどの疾患や休業が出ているかというと、文科省の調査で、H23年度に休業していいるのは0.6%程度ですから、そのほかの業種に比べて低いと言わなければなりません。一般的公務員で、1~2%といわれ、大企業の統計でもだいたいこのくらいです。
 どうしてだろうかと考えたら、一つは、比較的に教職員は「自律的側面」が強いことが考えられます。これは自分で労働時間が決められる等のことではなくて、授業の内容を自分で工夫できると言うことです。
 それと、同じ意味で、多くの教師が使命感を持って、子供を教育していることに誇りを感じていることがあります。しかしこれは、とても長続きしないと考えるべきです。体力の衰えとともに、いくら情熱を持っていても、身体がついていきません。まして、体育系の部活など持たされたひには、さらに時間外労働が増えますし。
 その結果が、「燃え尽き症候群(バーンアウト)」が増えることになって、教職員の早期退職が増えます。昨今の退職金削減などはいい口実となるでしょう。
 しかしこれは、現場力の低下につながります。経験の長い教員が経験の浅い教員の相談に乗ったり、指導したりの関係が途切れることになる恐れがあります。
 かくして我が国の教育はさらに弱体化していくでしょう。つまりこの国に未来は無くなっていくのです。
 これらの状況を考えるとき、まずなすべきは、教育の内容よりも、まず体制をどうするかと言うことではないでしょうか。30人学級や副担任などの学級への複数教員配置は是非必要であり、全国で小中合わせて80万人の教師が100万に増えても1千億程度の経費増で済むのだから、是が非にも実現すべきだろうと思います。
 世の中は、教師も含めて「公務員」と括り、削減すべきのポピュリズムだらけだが、もし本当にこの国の未来を考えるなら、今一番必要な投資であることは明らかだんべ。
 じゃ~ん、じゃ~ん。

死ぬのにもお金がいる!なんてこった!2013年04月26日 12:56

 先日のNHKスペシャル見ましたか?
「現在、日本人の8割が病院で亡くなり、“在宅死”はわずか2割ほど。超高齢化が進むなか、国は「看取りの場所」を「病院」から「在宅」へと転換する政策を打ち出した。2012年を「地域包括ケア元年」と位置づけ、年老いても住み慣れた地域で暮らし、最期を迎えられるよう、在宅医療や看護、介護サービスの整備を進めている。「治療は終わったので病院以外で療養を」と早期退院を求められる高齢者と家族。しかし24時間対応できるヘルパーや在宅医など、在宅医療を支える社会インフラは不足し、家族は“老い”や“死”を受け入れられず、苦悩を深めている。横浜市で診療所を開く在宅医は言う。「これまで医療は命を延ばすためのものだった。これから必要なのは“死に寄り添う医療”だ」と。人口に占める高齢者人口の増加率が全国一の横浜市を舞台に病院や在宅医療の現場をルポ。「在宅の看取り」に何が必要なのかを探っていく。」
 という内容でしたが、最後まで見られませんでした。

 これでは状況があまり伝わってこないので、具体的に書くと、84歳だかの父親が、肺の不調で入院していたけれども、急性期治療が終わったので、退院させられてきた。近くに住む娘が一日3回のヘルパー介護の隙間を埋めることになった。別に母親はこれも80才代だが、ナンタラの病気で入院中。もし母親も急性期を脱して退院させられたら、いったいどうしたらいいんだろうかという切迫した状況の報告でした。
 確かに「年老いても住み慣れた地域で暮らし、最期を迎えられる」と言うことは理想だろう。次善の策として、ケア付き住宅や老人ホーム、老人施設などは満杯だったり、年金などの懐具合によっては入るのをためらったりするのだろう。
 結局、番組では、父親が娘の看取りによって自宅で救急車も呼ばずに死亡し、追うように母親も死亡するということになるんだと、あるブログに書いてあったけど、本当にそれでいいのか?
 知り合いの例だが、父親が交通事故で植物症状となり、1年有余の後に死亡されたと言うことがあったけれど、それは自宅の近くの病院で、最後まで、医療の手が伸びていたし、看取る立場の家族も、一日数時間の介護で事足り、疲労困憊というようでもなかった。そりゃあそれなりにいろいろ疲れた様子ではあったが、「もし自宅にお父さんが帰ってくることになったら・・・」と考えるだけで、設備から生活の変更からで大変であったろうと思う。
 急性期医療が終わって退院を迫られるのは、診療報酬が低額になり、病院ではペイしないからという説明だったが、再雇用の私でも2万円近く払っている健康保険料では足りないということだろうか。へそ曲がりがうがって考えれば、介護産業のために病院から放り出す仕組みナンではないかと・・・・・。
 福祉先進国では確かに自宅で最後を迎えるのが確か6割だか8割だかと記憶しているが、介護制度が相当違う我が国で、番組のように「娘」や「嫁」がしっかり居るところならまだしも、子供がいない、遠く離れているという状況は、全く良くある状況だから、いわゆる老老介護がこれからさらに多くなるのだろうと考えざるを得ない。
 うちの親も87歳と83歳だ。全く人ごとではない。自分だって61歳。そう遠い未来ではないような気がする。
 「地獄の沙汰も金次第」というが、いまや「いまわの際も金次第」なんだって。
 じょうだんじゃあねえや!ばかやろう!じゃんじゃん。