四国 松山の漱石「坊ちゃん」とカウンセラー協会 その22013年05月31日 13:31

道後温泉本館
 昨日の続きです。実は今暇なモンですから、書く暇もたくさんあります。選挙の方からはお呼びがかかりません。とても助かりますけど。

 それで、松山の続きです。
 26日(日)は9:00から分科会でした。選択したのは、「学校問題研究会」です。なぜかはこのブログを読んでいただいているごく少数の方にはおわかりかと思いますが、今の教育現場の混乱に産業カウンセラーがどのように立ち向かうのかという興味本位です。
 分科会は、驚いたことに、文科省の課長から始まりました。「教職員のメンタルヘルス対策について 最終まとめ」というのが、今年3月に出されましたが、これが実に良くまとまっており、先日の岩見沢でも使いましたけど、その内容の解説でしたし、自分の講演が終わっても、次の日教組の中執の提起を含め、分科会の最後までこの課長が聞いていたのはちょっと感心しました。まあ産業カウンセラーの大会だから居やすいのだろうとは思ったけれど。

 その日教組の提起は、さきの最終まとめと関連しながら、学校における「管理と評価が全ての根源である」ということで、あらあら・・と感じましたけど、この人は1年前まで岩手の小学校にいた人らしく、生々しい事実に基づく提起でしたから、結構聞くことができました。その中で、「労働時間の把握が勤務評価につながっている」という一説があって、???と思いましたが、要するに、思いついたのは、長く学校にいるやつが一生懸命仕事をしているということになっているのかと、ほとほとあきれかえりました。長時間労働を改善する気は全くないのだろう、というか、教員の困窮を顧みる気もないのだろうなということがよくわかりました。

 午後からは、岡山の高校で、出前セミナーを続けている報告でした。4人のカウンセラーがチームになって、20校でセミナーを開催し、その後もフォローしているということで、「事業がうまくいっている」という観点の報告でしたが、これは北海道でもできるのかなと、参考になりました。ちょうど北海道支部の支部長が隣に座っていたので、「どうよ?」と問いかけると、非常に興味がある様子でしたので、「道教委」に話を持って行くのではなくて、教職員共済の方が話が早いだろうと言っておきました。

 その後は、各地からの報告やら意見やらでしたが、3.11の被災県からは、児童生徒のカウンセリングまでが手一杯で、教員まで目が届いていないとか、全員カウンセリングをしないと、不調者だけのカウンセリングでは、不調を抱えていることが評価につながり、つまり、ばれてしまうから、ぜひ全員でカウンセリングすべきだとか、退職教員が、これからは教員のメンタル問題が大きな課題となると考えて、20年前からカウンセラーの資格を取って、各地でセミナーを開き、また管理規定の見直しを手がけている、学校は閉鎖空間で、地域と連携が無く、教員もギリギリまで我慢しがち、今の学校は教育ではなく子供の管理しかしていないのでは、などなど、いろいろな意見が出ました。
 こう見ると、結構、教員や教員OBのカウンセラーがいるモンだと認識できました。北海道でも聞くところでは4人はいると言うことなので、ぜひ連携を取ってみたいモンだと思っています。
 ただ、発言を聞いていてびっくりしたのは、学校の保健室にいる養護教員にメンタルの知識が十分でないとか、職員室にかかってくる電話へのマナー対応が良くできない教員が多いとかも出て、ビジネスマナーの講習会も必要だというのもあり、フムフムとは聞いたけど、よく考えると、全員教育大学かどこかの大学を出ているのだから、そんなこと・・・という気がしました。
 とにかく、学校といえども事業所なのだから、外部的にも、内部的にも産業保健の視点で人材を確保することが必要と言うことはよくわかりました。

 ということで、カウンセラー協会の研究大会は最近になくおもしろい感想を持てるものでしたが、残念ながら、今後は2年に一度の開催になるとか。準備・段取りが大変なのはよくわかりますが、全国5万人のカウンセラーにとって、そのうち千人くらいの研究集会とは言え、隔年になるのは非常に残念です。
 とにかくおもしろかった松山でした。じゃんじゃん。

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