東京大学 高橋 進 教授が亡くなりました ― 2010年03月05日 09:33
高橋先生とは、森尾晃さんの使い走りとして、北海道対外文化協会のご縁で、フォーラムやシンポを何回となくさせていただき、とてもお世話になりました。ドイツを中心としたヨーロッパの政治にお詳しい方で、大酒飲みでもあり、札幌に来られたときは時々お付き合いしましたが、すすきのに最後は先生を置いて帰ることが多かったことを思い出します。
一時、東大の博物館長をされたおりに「先生が展示されるべきだ。55年体制の遺物として」と冗談を言ったら、「ひでえことを言うなあ」と笑っておられたことを思い出します。
その後、何回か携帯電話に「今度行くから空けとけ」と連絡をいただいたものの、その後音沙汰がないことがあり、「あれ?」と思っていましたが、2日にご自宅で死亡されていたことが「発見」されたとのことで、いわゆる孤独死だったのかなあと、本当に残念に思います。まだこれからの61才。心からご冥福をお祈り申し上げます。
しかしホントに亡くなったのかなぁ。また「今度行くからつきあえ」と電話がありそうな気がします。今日もバスを降りて高橋先生どうしておられるかなぁ、と、思った矢先に、新聞記事をある方から届けていただきました。
極ひま人の近況は、新しいところで仕事を始めています。2月のセイフティーネット集会の報告が、校正をおわってまもなくできあがるでしょう。また、メンタル問題の資料集を作る予定で、今まで開催してきた専門家の講演を4回分まとめて、多少新しい要素も入れて、入門書を作る作業をしています。なんか、あまり変わらないことをやっています。
それと、年度末なので、補助金の申請とか、報告書の作成とか、結構忙しいでやんの。
でも、しっかり昼寝はしています。ひま人はぜひお越しください。ほくろうビル4Fです。
一時、東大の博物館長をされたおりに「先生が展示されるべきだ。55年体制の遺物として」と冗談を言ったら、「ひでえことを言うなあ」と笑っておられたことを思い出します。
その後、何回か携帯電話に「今度行くから空けとけ」と連絡をいただいたものの、その後音沙汰がないことがあり、「あれ?」と思っていましたが、2日にご自宅で死亡されていたことが「発見」されたとのことで、いわゆる孤独死だったのかなあと、本当に残念に思います。まだこれからの61才。心からご冥福をお祈り申し上げます。
しかしホントに亡くなったのかなぁ。また「今度行くからつきあえ」と電話がありそうな気がします。今日もバスを降りて高橋先生どうしておられるかなぁ、と、思った矢先に、新聞記事をある方から届けていただきました。
極ひま人の近況は、新しいところで仕事を始めています。2月のセイフティーネット集会の報告が、校正をおわってまもなくできあがるでしょう。また、メンタル問題の資料集を作る予定で、今まで開催してきた専門家の講演を4回分まとめて、多少新しい要素も入れて、入門書を作る作業をしています。なんか、あまり変わらないことをやっています。
それと、年度末なので、補助金の申請とか、報告書の作成とか、結構忙しいでやんの。
でも、しっかり昼寝はしています。ひま人はぜひお越しください。ほくろうビル4Fです。
安全配慮義務 ― 2010年03月18日 16:46
お久しぶりです。
突然ですが、2月の全道セイフティーネットワーク集会の報告ができました。
Journal(安全センターの機関誌)の特集号です。
配布先は、産別と地協と労働福祉事業団体と労災防止指導員、それに全国の安全センターです。
内容は、労働安全衛生法や労働契約法で規定された「安全配慮義務」と肝臓病についての2点。
安全配慮義務は、メンタルがらみで言うと、職場環境配慮義務、危険防止義務ということで、判例では使用者責任を強めてきています。
従業員のメンタルを放置して悪化させたとしたら、不法行為で膨大な慰謝料が請求される事件が増えていると言うことさ。
労災の補償は、まだそこまでついて行っていなく、とにかく認定しないことで公務員バッシングの憂さを晴らしている。いまに社会保険庁のような赤っ恥をかくだろう。
労働組合も、メンタルの重要性は認識しつつ、対処が優先して、というか、それでごまかして労災や民事訴訟に行かないようにしているのが実態。全国の会議で「メンタルは労災にしていかなければいつまでも補償問題が前進しない」と提起しても、ゴニョゴニョという返事しか帰ってこない。
長時間労働やハラスメントを放置していては、この問題は根本的に解決しないことは明白だ。
・・・・・・いやー!久しぶりに興奮して書いてしまった。「違うだろう!」とおもったらコメントしてね。
突然ですが、2月の全道セイフティーネットワーク集会の報告ができました。
Journal(安全センターの機関誌)の特集号です。
配布先は、産別と地協と労働福祉事業団体と労災防止指導員、それに全国の安全センターです。
内容は、労働安全衛生法や労働契約法で規定された「安全配慮義務」と肝臓病についての2点。
安全配慮義務は、メンタルがらみで言うと、職場環境配慮義務、危険防止義務ということで、判例では使用者責任を強めてきています。
従業員のメンタルを放置して悪化させたとしたら、不法行為で膨大な慰謝料が請求される事件が増えていると言うことさ。
労災の補償は、まだそこまでついて行っていなく、とにかく認定しないことで公務員バッシングの憂さを晴らしている。いまに社会保険庁のような赤っ恥をかくだろう。
労働組合も、メンタルの重要性は認識しつつ、対処が優先して、というか、それでごまかして労災や民事訴訟に行かないようにしているのが実態。全国の会議で「メンタルは労災にしていかなければいつまでも補償問題が前進しない」と提起しても、ゴニョゴニョという返事しか帰ってこない。
長時間労働やハラスメントを放置していては、この問題は根本的に解決しないことは明白だ。
・・・・・・いやー!久しぶりに興奮して書いてしまった。「違うだろう!」とおもったらコメントしてね。
労働者階級って無いの? ― 2010年03月23日 11:34
北教組問題。
長田副委員長(委員長代行)と小林後援会の木村会計責任者と北教組が起訴された。
それについての某ブルマスが「北教組は公開性に乏しく市民感覚からずれている」と言った。
労働運動の永い歴史の中で、いろんな思想性を一切抜きにして市民や平民の姿を借り、また世間の常識と言って、権力が労働運動に介入したり圧力をかけることは、ごまんとあり、いわばそれを前提として、労働組合は対処してきた。労働運動・労働組合がノーズロで公開することなど考えられない。組合員に対しては、手順を踏んで全面公開であることは当然だが、某ローカルセンターでも、毎年の政治カンパや選挙カンパは、産別財政担当にしか公開されず、執行部でもその使途について承知しているのは一部でしかない。それでいい。まさに権力の歯牙にかかったときの組織防衛である。
北教組は支出について下手を打った。前にも書いたかもしれないが、党や労働組合の政治団体を通じたら、なにも問題なかったものをである。つまりそれは、そこにその「機能」の姿が見えなかったことの証明である。候補者の中で一番貧乏なのは小林であることは誰もが知っていた。それに対処すべき「機能」が対処していなかった。
さらに、同ブルマスのコメントで、某労働ローカルセンターの関係者が「機能不全に陥っている」とコメントしたとか。真偽は別に、完黙で頑張っている人たちに冷や水を浴びせるようなものだ。北海道の労働運動も地に落ちたと言うことか。
先日、社会党・全道労協OB会が解散した。OB会は横路知事誕生とともに発足し、あれから20数年。高齢化が一番の理由だろうが、解散の集いでは、昔懐かしい顔が見られた。結構元気でおられたことに敬服したが、この方たちが現役であったら、「不当介入を許さない」コメントを発出し、大通りで抗議集会がもたれただろう。
これも先日、道議会で自民党の議員が北教組の内部文書を振りかざして、「北教組けしからんから教員の政治活動を禁止すべきだ。活動の監視を強化せよ」といっていた。ほら見ろ。権力は民主党政権半年では何も変わっていないんだ。
北教組は頑張るべきだし、それを支えるのは闘う労働組合と労働者階級だ。組織内にさまざまな「要素」を持っていても組織体制を維持し続けてきた、その柔軟性と反面の気概を持って闘うべきだ。
またまた興奮して書きまくったなぁ。血管切れるかもシランなぁ。
長田副委員長(委員長代行)と小林後援会の木村会計責任者と北教組が起訴された。
それについての某ブルマスが「北教組は公開性に乏しく市民感覚からずれている」と言った。
労働運動の永い歴史の中で、いろんな思想性を一切抜きにして市民や平民の姿を借り、また世間の常識と言って、権力が労働運動に介入したり圧力をかけることは、ごまんとあり、いわばそれを前提として、労働組合は対処してきた。労働運動・労働組合がノーズロで公開することなど考えられない。組合員に対しては、手順を踏んで全面公開であることは当然だが、某ローカルセンターでも、毎年の政治カンパや選挙カンパは、産別財政担当にしか公開されず、執行部でもその使途について承知しているのは一部でしかない。それでいい。まさに権力の歯牙にかかったときの組織防衛である。
北教組は支出について下手を打った。前にも書いたかもしれないが、党や労働組合の政治団体を通じたら、なにも問題なかったものをである。つまりそれは、そこにその「機能」の姿が見えなかったことの証明である。候補者の中で一番貧乏なのは小林であることは誰もが知っていた。それに対処すべき「機能」が対処していなかった。
さらに、同ブルマスのコメントで、某労働ローカルセンターの関係者が「機能不全に陥っている」とコメントしたとか。真偽は別に、完黙で頑張っている人たちに冷や水を浴びせるようなものだ。北海道の労働運動も地に落ちたと言うことか。
先日、社会党・全道労協OB会が解散した。OB会は横路知事誕生とともに発足し、あれから20数年。高齢化が一番の理由だろうが、解散の集いでは、昔懐かしい顔が見られた。結構元気でおられたことに敬服したが、この方たちが現役であったら、「不当介入を許さない」コメントを発出し、大通りで抗議集会がもたれただろう。
これも先日、道議会で自民党の議員が北教組の内部文書を振りかざして、「北教組けしからんから教員の政治活動を禁止すべきだ。活動の監視を強化せよ」といっていた。ほら見ろ。権力は民主党政権半年では何も変わっていないんだ。
北教組は頑張るべきだし、それを支えるのは闘う労働組合と労働者階級だ。組織内にさまざまな「要素」を持っていても組織体制を維持し続けてきた、その柔軟性と反面の気概を持って闘うべきだ。
またまた興奮して書きまくったなぁ。血管切れるかもシランなぁ。
郵政改革法案の怪? ― 2010年03月25日 09:33
政府が国民新党の主張する線に沿って、郵政改革法案の内容を公開した。とたんに、某国営放送を含め、「民営化後退はけしからん!民業圧迫だ。」と大合唱をしている。
あれ?何か変だ。
第1に国民は小泉改革を否定し、何でも競争原理ではいけないと判断したから、政権交代が起きた。
いまの郵政制度は株の完全売却を含め、行き着くところは米国の金融資本の要求通りに完全民営化して、その保有原資を譲り渡すことにある。その過程で郵便局というユニバーサル機関の整理統合を避けて通れず、結果として地方切り捨てにつながるから多くの国民が疑問を持った。言うならば、いまの郵政制度は小泉郵政制度だ。
今回の政府案は収益部門の金融を分離せず、その原資で一律サービスを保障するものだから、国民の、特に地方のニーズに応えるものではないか。
第2に、三分の一の株を政府が保有するのがいけないという。ちょっと待ってよ。JTはまだ半分政府が持っているし、NTTも法律で三分の一は政府が持たなけりゃならない。あれもけしからんのかい?
預金限度額を2千万に増額するのは民間金融への圧迫だそうだが、そもそも金融の脆弱性は、大蔵の護送船団から抜けきっていないことにあるんじゃなかったの?土地バブルや外国債券バブルに走って作った膨大な不良債権を処理できたのはだれのおかげ?
金融がホントに郵政の代わりができると思うんだったら、どんな田舎にも店舗を構える決意をしてから議論をしたらどうなの。
と、ついまた興奮して書きました。
しかし、藤川選対のスローモーぶりには驚きましたね。1月からやってまだ動いていないよ。何やってるんだろうね。
あれ?何か変だ。
第1に国民は小泉改革を否定し、何でも競争原理ではいけないと判断したから、政権交代が起きた。
いまの郵政制度は株の完全売却を含め、行き着くところは米国の金融資本の要求通りに完全民営化して、その保有原資を譲り渡すことにある。その過程で郵便局というユニバーサル機関の整理統合を避けて通れず、結果として地方切り捨てにつながるから多くの国民が疑問を持った。言うならば、いまの郵政制度は小泉郵政制度だ。
今回の政府案は収益部門の金融を分離せず、その原資で一律サービスを保障するものだから、国民の、特に地方のニーズに応えるものではないか。
第2に、三分の一の株を政府が保有するのがいけないという。ちょっと待ってよ。JTはまだ半分政府が持っているし、NTTも法律で三分の一は政府が持たなけりゃならない。あれもけしからんのかい?
預金限度額を2千万に増額するのは民間金融への圧迫だそうだが、そもそも金融の脆弱性は、大蔵の護送船団から抜けきっていないことにあるんじゃなかったの?土地バブルや外国債券バブルに走って作った膨大な不良債権を処理できたのはだれのおかげ?
金融がホントに郵政の代わりができると思うんだったら、どんな田舎にも店舗を構える決意をしてから議論をしたらどうなの。
と、ついまた興奮して書きました。
しかし、藤川選対のスローモーぶりには驚きましたね。1月からやってまだ動いていないよ。何やってるんだろうね。
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