函館に行って考えたこと ― 2012年11月09日 15:21
11月7日、函館市交通局労組(都市交)の青年女性部の学習会に参加しました。会場には阿部部長はじめ約30名の青年女性組合員が出席していました。
学習会は、函館市交通局では大きな事故こそないものの、ヒヤリハットが散見される状況の改善のため、市民の足(路面電車)と運行の安全を守る上で必要な労働安全衛生上の留意点を求めるものでしたが、当センターから提起したのは、1)安全支える健康管理(健康管理の重要性、花粉症・熱中症と運転業務、睡眠時無呼吸症候群、血圧管理、飲酒と運転業務)、2)年齢と交通安全(心身機能の低下、本人の自覚と対策の基本)、3)感情労働とストレスの管理(感情労働とヒューマンエラー、ストレスとメンタル不全、ストレスの一日決算主義)、4)ヒヤリハットと交通ヒヤリマップ(ヒヤリハットとは、交通ヒヤリマップ)の4点でした。
事前に事情を確認すると、当局も「指差呼称」を中心とした事故防止研修教育の機会を持ったようですが、労働組合としても労働安全衛生の面からの知識を得たいという動機でした。そこで当センターとしては、事故防止はヒューマンエラー問題だけでなく、労使の健康管理体制のあり方と、ヒヤリマップなどの情報共有について提起したものです。特にワンマン運転が通常体勢となっている中で、運転労働者が受ける乗客からのクレームなどについても説明しました。
青年女性部の学習会と言うことで、若い人たちが中心でしたが、健康管理と感情労働などのストレス管理は路面電車運行以外のあらゆる道路運送職場で共通する問題であると思います。当センターとしては初めて与えられたテーマでありましたので、十分期待に応えられたかどうかと思いますが、市民の足を守るために少しでも心に残っていただければと思いました。(以上はジャーナル86号に掲載)
要するに、路面電車の信号無視を市民から通報されて、労使で慌ててヒューマンエラー問題を取り上げようと言うことでしたが、とにかく赤字でお金がないので、設備でヒューマンエラーを防止できないのです。だから運転手という人を何とかしようと言うことが動機でしょうが、ヒューマンエラーを言うのであったら、ある程度お金をかけないと無理です。人間に失敗やミスはつきものですから。
なお、その夜には、函館地区セイフティーネット集会が開催され、市内や近郊の組合役員約50名が参加して、「職場のメンタルヘルスを改善するポイント」についてお話しする機会がありました。今年春に改訂発刊した「職場のメンタルヘルスを改善するために」の解説と、特に労働組合として取り組むための重点(発見と職場復帰)についてお話ししました。
学習会は、函館市交通局では大きな事故こそないものの、ヒヤリハットが散見される状況の改善のため、市民の足(路面電車)と運行の安全を守る上で必要な労働安全衛生上の留意点を求めるものでしたが、当センターから提起したのは、1)安全支える健康管理(健康管理の重要性、花粉症・熱中症と運転業務、睡眠時無呼吸症候群、血圧管理、飲酒と運転業務)、2)年齢と交通安全(心身機能の低下、本人の自覚と対策の基本)、3)感情労働とストレスの管理(感情労働とヒューマンエラー、ストレスとメンタル不全、ストレスの一日決算主義)、4)ヒヤリハットと交通ヒヤリマップ(ヒヤリハットとは、交通ヒヤリマップ)の4点でした。
事前に事情を確認すると、当局も「指差呼称」を中心とした事故防止研修教育の機会を持ったようですが、労働組合としても労働安全衛生の面からの知識を得たいという動機でした。そこで当センターとしては、事故防止はヒューマンエラー問題だけでなく、労使の健康管理体制のあり方と、ヒヤリマップなどの情報共有について提起したものです。特にワンマン運転が通常体勢となっている中で、運転労働者が受ける乗客からのクレームなどについても説明しました。
青年女性部の学習会と言うことで、若い人たちが中心でしたが、健康管理と感情労働などのストレス管理は路面電車運行以外のあらゆる道路運送職場で共通する問題であると思います。当センターとしては初めて与えられたテーマでありましたので、十分期待に応えられたかどうかと思いますが、市民の足を守るために少しでも心に残っていただければと思いました。(以上はジャーナル86号に掲載)
要するに、路面電車の信号無視を市民から通報されて、労使で慌ててヒューマンエラー問題を取り上げようと言うことでしたが、とにかく赤字でお金がないので、設備でヒューマンエラーを防止できないのです。だから運転手という人を何とかしようと言うことが動機でしょうが、ヒューマンエラーを言うのであったら、ある程度お金をかけないと無理です。人間に失敗やミスはつきものですから。
なお、その夜には、函館地区セイフティーネット集会が開催され、市内や近郊の組合役員約50名が参加して、「職場のメンタルヘルスを改善するポイント」についてお話しする機会がありました。今年春に改訂発刊した「職場のメンタルヘルスを改善するために」の解説と、特に労働組合として取り組むための重点(発見と職場復帰)についてお話ししました。
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