ついに原水爆禁止運動も分裂!2013年05月17日 16:17

 連合(本部)は中央執行委員会で、今年の広島・長崎統一集会(連合・原水禁・核禁会議の3団体)を解消し、連合独自集会とすることを決めた。
 一昨年の福島事故以来、統一集会の会場ではヤジが飛び交うひどい状態であったと聞く。
 私は、「原発問題は、本部の推進方針に対し、北海道では産別意見の隔たりが大きいと判断し、堀知事選挙で決めた「脱原発・過渡的エネルギー」までの整理となっている。これを無理に進めると、「先祖返り」で連合運動自体とのかい離が起きかねない課題」と心配してきたが、とうとうこの事態が起きてしまった。
 これは、原水禁(旧社会党系)からすれば、もともと原発反対であり、福島事故は「それ見たことか」という気持ちだろうが、それが直接「賛成か反対か」の議論に収れんされてしまうと、例の100mSvや50mSVの話が吹っ飛んでしまい、話のしようがなくなってしまう。相手がいなくなってしまうのである。
 連合は、一時「原発廃止に方針転換か」と言われたが、結局こうなると、元の「推進」に変化無いと言うことだろう。
 今盛んに言われている敦賀原発の活断層問題でもそうだが、政権交代からさらに、再稼働に向けた動きが強力にすすめられ、マスコミも「原発が動かないと俺たちが困る」とまで、中立的?な立場から地元の意見を報道している。
 電力料金の値上げ問題もこれに絡み、「安いコストの原発が動かないから値上げせざるを得ない」と、まるで電力会社が被害者であるかのように説明しているが、国民全体には聞こうともしない。一部の公聴会と、1千人あまりのアンケート調査で「国民の意見は半々である」とか。
 思い出すと、チェルノブイリの時、ソ連・ロシアは当時混乱の極みにあり、後進国扱いだから「仕方ない」ものの、被害をもろに受けたヨーロッパ諸国では、原発からの撤退につながっていった。
 前に、「“脱原発”に揺れる町~ドイツ・世界最大の原発跡地~というNHKの番組再放送を見た人いるかな?原発に依存してきた町が、原発を失った時、どう再生するのかというテーマで、ドイツ北東端の小さな町ルブミンは、かつての「東独」最大の原発城下町であり、ドイツ統一後、突然の原発閉鎖で雇用と収入源を失ったという。」と言うことを書いたけど、そのあと、野田が大飯の再稼働を認めたということなどもあって、当時は結構頭に来たけど、今ほどではあなかったよ。
 原発問題は連合運動にとって一番シビアな問題だ。しかも、議論がかみ合わない。なぜなら、現在の制度を前提にコスト論をブツ旧同盟系と、現在の制度は運転後のコスト計算が無い欠陥エネルギー源で、危険リスクもコストに入れてトータルに考える以上、原発反対・廃炉推進となる旧総評系の議論は一生かかっても合意に至らないからだ。
 こんな国だから福島の事故が起き、舌の根も乾かないうちに「再稼働」というあきれた動きが出てくるのだ。
 今も新聞には毎日、全国各地方の放射線量が出ているけど、福島は他の地方の10倍だろう。もう一度見てみなさい!これが現実です。
 今もってチェルノブイリでは、表土のはぎ取りが続けられている。福島だって、ほぼ県内全ての表土をはぎ取り、何十年にもわたって安全に処理しなくてはならないのです。そのコストは原発に関係ないのですか!
 責任者出てこい!じゃんじゃん。