メーデーの見直し論議に一石を投ずる! ― 2011年05月10日 12:20
連合北海道がメーデーの見直し論議を始めた。
見直し論議自体は2回目で、93年に検討委員会が設置されて、中央並みに4月29日開催が議論されたが、全体合意ができず、お流れとなっている。
私は、5月1日開催を支持する。
私は、1972年からメーデーに参加して、この間欠けたのは、熱を出して寝込んだのが1回と、ちょうどこの時期に北朝鮮に行ったときの2回だ。北朝鮮に行ったときは、労働者の国だから盛大に祝典でもあるのかと思ったら、単なる祝日で、みんな買い物にいったり広場でサッカーをして過ごしているのを見て、肩すかしを食らった思い出がある。
メーデーは、国際的行事であり、欧州では「春の祭典(五月祭)」の日と重なるようだが、日本ではそのような伝統がなく、まさに「万国の労働者の団結の日」としてはじまった。
戦前はまさに弾圧の嵐の中で決死の開催であり、戦後も「食糧メーデー」をはじめ、1952年には血のメーデーの歴史もあり、労働組合旗が「赤」であることの証し、つまり先達の「血」で染められてきた歴史を確認するのがメーデーであると考える。もちろん、1886年5月1日に合衆国カナダ職能労働組合連盟(後のアメリカ労働総同盟、AFL)が、シカゴを中心に8時間労働制要求の統一ストライキを行ったのが起源であり、 1日12時間から14時間労働が当たり前だった当時、「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」を目標に行なわれたことも、忘れてはならない歴史である。
北海道のメーデーは1926年(大正15年)に小樽で始まったと記憶している。
しかし、連合の時代となって、中央メーデーは1991年から4月29日に変更され、まさに祭典色のみのメーデーとなった。
その結果、5月1日の全国ニュースは全労連のメーデーのみである。4月29日の連合中央メーデーはその他のニュースの一つに過ぎない扱いとなった。
連合北海道の93年の議論で、最大の焦点もそこにあったのである。つまり、メーデーの主催があたかも「共産系」のみのイメージであってもいいのか、と言うことである。
今年のメーデーも「自粛基調」と提起され、デモ(パレード?)も初めから「なし」で、しかも雨模様で、人が集まるかどうか心配したが、それでもそこそこに集まったのは、やはり「大事な日」であるという意識が強かったのではないかと思う。
ただ、会場整理もしないし、革マル退治もしないで、しまりがないものであったので、もっとしっかりやった方がいいと思う。
ところで、近況だが、この連休は連れあいに連れられて、円山動物園に行ったくらいで、何もしなかったのだが、それでも、猫の額ほどの庭でブロックを修理したり、物置を整理したり、車のワックス(年2回と決めている)などの既定演技は消化した。
したがって、それ以外は、「何を食うのか」「どの番組を見るのか」くらいで過ごした。
あ!一つやった。うちのセンターで買う予定のDVDのサンプルを4本見た。これは仕事だから、一応仕事もやったと胸を張れる。
と、言うことで、平々凡々のじゃんじゃん。
見直し論議自体は2回目で、93年に検討委員会が設置されて、中央並みに4月29日開催が議論されたが、全体合意ができず、お流れとなっている。
私は、5月1日開催を支持する。
私は、1972年からメーデーに参加して、この間欠けたのは、熱を出して寝込んだのが1回と、ちょうどこの時期に北朝鮮に行ったときの2回だ。北朝鮮に行ったときは、労働者の国だから盛大に祝典でもあるのかと思ったら、単なる祝日で、みんな買い物にいったり広場でサッカーをして過ごしているのを見て、肩すかしを食らった思い出がある。
メーデーは、国際的行事であり、欧州では「春の祭典(五月祭)」の日と重なるようだが、日本ではそのような伝統がなく、まさに「万国の労働者の団結の日」としてはじまった。
戦前はまさに弾圧の嵐の中で決死の開催であり、戦後も「食糧メーデー」をはじめ、1952年には血のメーデーの歴史もあり、労働組合旗が「赤」であることの証し、つまり先達の「血」で染められてきた歴史を確認するのがメーデーであると考える。もちろん、1886年5月1日に合衆国カナダ職能労働組合連盟(後のアメリカ労働総同盟、AFL)が、シカゴを中心に8時間労働制要求の統一ストライキを行ったのが起源であり、 1日12時間から14時間労働が当たり前だった当時、「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」を目標に行なわれたことも、忘れてはならない歴史である。
北海道のメーデーは1926年(大正15年)に小樽で始まったと記憶している。
しかし、連合の時代となって、中央メーデーは1991年から4月29日に変更され、まさに祭典色のみのメーデーとなった。
その結果、5月1日の全国ニュースは全労連のメーデーのみである。4月29日の連合中央メーデーはその他のニュースの一つに過ぎない扱いとなった。
連合北海道の93年の議論で、最大の焦点もそこにあったのである。つまり、メーデーの主催があたかも「共産系」のみのイメージであってもいいのか、と言うことである。
今年のメーデーも「自粛基調」と提起され、デモ(パレード?)も初めから「なし」で、しかも雨模様で、人が集まるかどうか心配したが、それでもそこそこに集まったのは、やはり「大事な日」であるという意識が強かったのではないかと思う。
ただ、会場整理もしないし、革マル退治もしないで、しまりがないものであったので、もっとしっかりやった方がいいと思う。
ところで、近況だが、この連休は連れあいに連れられて、円山動物園に行ったくらいで、何もしなかったのだが、それでも、猫の額ほどの庭でブロックを修理したり、物置を整理したり、車のワックス(年2回と決めている)などの既定演技は消化した。
したがって、それ以外は、「何を食うのか」「どの番組を見るのか」くらいで過ごした。
あ!一つやった。うちのセンターで買う予定のDVDのサンプルを4本見た。これは仕事だから、一応仕事もやったと胸を張れる。
と、言うことで、平々凡々のじゃんじゃん。
2週間のご無沙汰でした! ― 2011年05月24日 15:31
総会(25日)の準備等で忙しくて、間があいてしまいました。「書き込み少ないよ!」って声が聞こえそうですが、なにも反応がないのは「がっかり」でもあるのです。
明日の総会は、社団の解散とNPOの第1回で方針を決めることになっているのですが、それ以降、解散登記やら届けやらで、しばらく(まあ2~3日)は忙しくなりそうです。
総会の記念講演は全国安全センターの事務局長におこしいただいて、アスベストの経過と現状をあらためて学習したいと企画しました。
アスベスト問題は、潜伏期間が長い(30~40年)ため、これから患者が出てくるという「本番」を迎えることになります。しかし政府の対応は、「クボタ問題」で騒がれたときからの場当たり対応で、患者救済に及び腰です。だから、われわれが少し騒がなければならないですね。
この「政府の対応」という言葉は、今は民主党政府ですが、ほんの2年前からであって、それまでは自民党の超長期政権でしたから、「自民党の政府時代の」と、きちんと言うべきなのでしょうね。
ところで、この間、少し本を読みました。チカップ美恵子さんの「森と大地の言い伝え」と、星野仁彦さんの「発達障害に気づかない大人たち」です。
チカップさんの本は釧路アイヌのいわばドキュメンタリーで、大変おもしろかったのですが、その中で、春採湖入り口の(極めてローカル)低地を越えて、住吉町の方まで津波が行った記録があるというところは、よく考えると、太平洋からの津波が2~30mくらいなければ行かないから、大変なことが昔あった証拠だと思います。アイヌの人たちの伝承としてあるようです。
もう一つの「発達障害」は、最近のメンタル問題のベースとして、重要なことであると知らされました。
「発達障害」とは、脳の器質的なアンバランスが原因で、症状は投薬で改善するようですが、基本的に治らないようです。一生涯つきあうしかないということになりますが、「物が整理できない、忘れ物やミスが多い、約束を守れない、すぐキレる、空気が読めない」などの注意欠陥・多動性障害(ADHD)やアスペルガー症候群(AS コミュニケーション不全・興味の限局など)が代表的で、ともに子どもでは15%程度に見られるようですが、それが大人になっても変わらないことがままあるようです。いますよね、そんな人。
問題は本人やまわりが病気(精神障害)であることに気づかないことにあるようで、その結果、成功報酬感覚の経験がないため、うつ等のさらなる精神障害を併発することが多いのだそうです。つまりほめられた経験がほとんどないので、何でも下向きに考えやすいということでしょうか。
札幌から4回連続の「メンタル講座」の相談があって、私は「労災補償の基礎」と、「メンタルと労災(演習)」を担当することになりそうですが、この中にも、発達障害をテーマとして入れたいと思っています。
そんなこんなで、けっこう忙しいので、じゃんじゃん。
明日の総会は、社団の解散とNPOの第1回で方針を決めることになっているのですが、それ以降、解散登記やら届けやらで、しばらく(まあ2~3日)は忙しくなりそうです。
総会の記念講演は全国安全センターの事務局長におこしいただいて、アスベストの経過と現状をあらためて学習したいと企画しました。
アスベスト問題は、潜伏期間が長い(30~40年)ため、これから患者が出てくるという「本番」を迎えることになります。しかし政府の対応は、「クボタ問題」で騒がれたときからの場当たり対応で、患者救済に及び腰です。だから、われわれが少し騒がなければならないですね。
この「政府の対応」という言葉は、今は民主党政府ですが、ほんの2年前からであって、それまでは自民党の超長期政権でしたから、「自民党の政府時代の」と、きちんと言うべきなのでしょうね。
ところで、この間、少し本を読みました。チカップ美恵子さんの「森と大地の言い伝え」と、星野仁彦さんの「発達障害に気づかない大人たち」です。
チカップさんの本は釧路アイヌのいわばドキュメンタリーで、大変おもしろかったのですが、その中で、春採湖入り口の(極めてローカル)低地を越えて、住吉町の方まで津波が行った記録があるというところは、よく考えると、太平洋からの津波が2~30mくらいなければ行かないから、大変なことが昔あった証拠だと思います。アイヌの人たちの伝承としてあるようです。
もう一つの「発達障害」は、最近のメンタル問題のベースとして、重要なことであると知らされました。
「発達障害」とは、脳の器質的なアンバランスが原因で、症状は投薬で改善するようですが、基本的に治らないようです。一生涯つきあうしかないということになりますが、「物が整理できない、忘れ物やミスが多い、約束を守れない、すぐキレる、空気が読めない」などの注意欠陥・多動性障害(ADHD)やアスペルガー症候群(AS コミュニケーション不全・興味の限局など)が代表的で、ともに子どもでは15%程度に見られるようですが、それが大人になっても変わらないことがままあるようです。いますよね、そんな人。
問題は本人やまわりが病気(精神障害)であることに気づかないことにあるようで、その結果、成功報酬感覚の経験がないため、うつ等のさらなる精神障害を併発することが多いのだそうです。つまりほめられた経験がほとんどないので、何でも下向きに考えやすいということでしょうか。
札幌から4回連続の「メンタル講座」の相談があって、私は「労災補償の基礎」と、「メンタルと労災(演習)」を担当することになりそうですが、この中にも、発達障害をテーマとして入れたいと思っています。
そんなこんなで、けっこう忙しいので、じゃんじゃん。
総会が終わりましたが・・・・・ ― 2011年05月27日 15:50
先にお知らせの通り、25日に総会を終了し、翌26日には解散・清算人登記を済ませました。来週には謄本が取れるようで、いよいよ解散届を労働局に出して、官報に公告を出せば終了します。
しかし、この経費が官報だけで96,000円もかかるんですよ。登記には登録免許税が免除なのでかからなかったのですが、いったいどうなっているんでしょうか。誰が官報なぞを見るのでしょうかね。会社の解散には官報公告は1回ですが、社団では3回も載せろというから、驚きです。これで食ってるやつもいるんでしょうね。
しかし、登記の窓口は親切でした。3カ所ほど誤記があったのですが、代理人のハンコで訂正してすみました。けっこう自信持って行ったんだけど、やっぱり役人は侮れませんね。ちゃんと見つけます。誤記を。
後は、総会の報告をして、その後、会費の請求をして、また、6月以降の事業計画を立てて、また来年3月の年度末まで、いろいろ動いて過ごせば、また、道の補助金の作業がでて、忙しくなるという1年でしょうね。忙しいというか、気はけっこうせわしいのですが、忙しいというほどではありません。
今年度は、全国安全センターの総会が札幌であるので、それの打ち合わせも新たにでます。
だけど、毎日、ラジオやCDでクラッシック音楽聞きながら、チョボチョボと仕事してます。そして5時にはダッシュで帰ります。別に家に帰ってもなにもないのですがね。
ただ、今は合計6回ですが、メンタルの学習会が入っています。札幌で4回連続というのもあって、これはちょっと作戦を練らなければ、えらいことになりそうなので、おそらく再来週からいろいろ考えて過ごすことになると思います。
札幌だけでなく、ほんとは公務員関係や教職員はメンタルの知識を持った方がいいんだろうけど、あまりお誘いが来ませんね。来てもカウンセラー協会を紹介してくれくらいで。
メンタル問題では、カウンセラーは確かにプロですけど、病気のことや本人への対処についてであって、じゃあ就業規則はどう対応するかとか、職場のプログラムをどうするかとか、相談窓口についてとか、いろいろな面では、むしろ素人ですから、その辺は考慮する必要があると思います。
いま世を挙げて、震災対応と福島問題で動いてますが、そろそろいろんなボロが出てくるんじゃあないでしょうか。震災対応はまあ一生懸命やるしかないのですが、福島原発事故は、当面の安定はもちろん、推進した責任問題はジワッと、出てくるでしょうね。連合本部は泡食って「推進を凍結」したようですけど、北海道はどうするんでしょうかね。何でも本部並みがお好きだから、「凍結」と言いきれるのでしょうか。電力総連がどうでるか、見物でしょう。それと連合北海道の見解も。
もともとは、堀の知事選挙で「脱原発」を言い切ったのだから、それで過ごしてりゃあいいものを、組織財政特別委員会で「推進」に舵を切ったものだから、火消しをしなけりゃあならなくなったのですよ。だけど、「推進」自体は委員会で決めただけで、多くの産別は「好きにすれば」だったけどね。こんなことやってるから、この前の知事選挙みたいなことになる。この顛末の責任はどうなることやら。
少し、むふふ・・・で、じゃんじゃん。
しかし、この経費が官報だけで96,000円もかかるんですよ。登記には登録免許税が免除なのでかからなかったのですが、いったいどうなっているんでしょうか。誰が官報なぞを見るのでしょうかね。会社の解散には官報公告は1回ですが、社団では3回も載せろというから、驚きです。これで食ってるやつもいるんでしょうね。
しかし、登記の窓口は親切でした。3カ所ほど誤記があったのですが、代理人のハンコで訂正してすみました。けっこう自信持って行ったんだけど、やっぱり役人は侮れませんね。ちゃんと見つけます。誤記を。
後は、総会の報告をして、その後、会費の請求をして、また、6月以降の事業計画を立てて、また来年3月の年度末まで、いろいろ動いて過ごせば、また、道の補助金の作業がでて、忙しくなるという1年でしょうね。忙しいというか、気はけっこうせわしいのですが、忙しいというほどではありません。
今年度は、全国安全センターの総会が札幌であるので、それの打ち合わせも新たにでます。
だけど、毎日、ラジオやCDでクラッシック音楽聞きながら、チョボチョボと仕事してます。そして5時にはダッシュで帰ります。別に家に帰ってもなにもないのですがね。
ただ、今は合計6回ですが、メンタルの学習会が入っています。札幌で4回連続というのもあって、これはちょっと作戦を練らなければ、えらいことになりそうなので、おそらく再来週からいろいろ考えて過ごすことになると思います。
札幌だけでなく、ほんとは公務員関係や教職員はメンタルの知識を持った方がいいんだろうけど、あまりお誘いが来ませんね。来てもカウンセラー協会を紹介してくれくらいで。
メンタル問題では、カウンセラーは確かにプロですけど、病気のことや本人への対処についてであって、じゃあ就業規則はどう対応するかとか、職場のプログラムをどうするかとか、相談窓口についてとか、いろいろな面では、むしろ素人ですから、その辺は考慮する必要があると思います。
いま世を挙げて、震災対応と福島問題で動いてますが、そろそろいろんなボロが出てくるんじゃあないでしょうか。震災対応はまあ一生懸命やるしかないのですが、福島原発事故は、当面の安定はもちろん、推進した責任問題はジワッと、出てくるでしょうね。連合本部は泡食って「推進を凍結」したようですけど、北海道はどうするんでしょうかね。何でも本部並みがお好きだから、「凍結」と言いきれるのでしょうか。電力総連がどうでるか、見物でしょう。それと連合北海道の見解も。
もともとは、堀の知事選挙で「脱原発」を言い切ったのだから、それで過ごしてりゃあいいものを、組織財政特別委員会で「推進」に舵を切ったものだから、火消しをしなけりゃあならなくなったのですよ。だけど、「推進」自体は委員会で決めただけで、多くの産別は「好きにすれば」だったけどね。こんなことやってるから、この前の知事選挙みたいなことになる。この顛末の責任はどうなることやら。
少し、むふふ・・・で、じゃんじゃん。
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