5月30日の札幌学習会で悩む!2012年05月08日 09:32

 札幌地区連合が精神労災認定基準の改訂を課題に全5回の学習会を開催しています。
 第1回目は2月末で、今回の精神労災改訂の経過や根拠となった「夏目報告(といってもたいていの人は何のことやらでしょうが)、行政内部の研修資料で旧判断指針とのちがいやアウトラインを示しました。
 第2回の3月は、いわゆる「別表」を細かく説明しました。特別の出来事の内容だとか、心理的負荷の評価表について読み合わせみたいにしました。
 第3回の4月は名古屋の「適応障害」の労災認定事例をもとに、自分がつくった精神労災認定調査表で、出来事と労働時間の関連や、労働時間自体のとらえ方、積算の仕方と法定時間との相関など、監督署に申請書を出す前に作り上げるべきデータとストーリーについてでした。

 それで、さて第4回はなにすべぇ・・・というのが悩みです。
 方向性は二つあります。一つはさらにケーススタディーをすることですが、これは残念ながら、成功事例が手元に少ないため、難しいと思います。実は手元にあるのは「不服審査」されたものばかりで、つまり監督署段階では、はねられたものだからです。
 二つ目は、第3回の学習会での参加者から出された意見から思いついたのですが、民間労働者を対象とした「労災」よりも、公務員の「公災」の方が件数が少なく、したがって民間の職場対応が悪い、民間はどうしようもないなぁという意見には「そんなんことはない!公務職場の方がメンタルは深刻だ」という思いがあって、「公災」の実態と制度を調べてみるかと言うことです。
 ん~ん、困った。いい考えがあったら教えてください。

 この連休は釧路に行ってきました。
 釧根の連合のまとめ役が体調を崩し、いったん退院したのですが、また今月半ばには治療に入るようです。
 メーデーが終わってからその足で向かったのですが、本人に会うまでは、「なにを、どう話そうか・・・」と悩みました。
 しかし、釧根の前会長が迎えに来てくれて、連れて行かれた先は「駒形屋」という料理屋で、連合の3役が集まってすき焼きを食っていました。当の本人もビールを飲んで、調子を上げていましたので、とりあえず見舞いを渡して、一緒に食事をしましたが、どうにもやりきれない思いでホテルに帰りました。
 確かに本人の言葉によれば、今回の入院で行った2回の治療で病巣も縮小しつつあり治療効果も出ているようですが、それは3カ所のうちの一つであり、予断を許さない状況にあることと、今後も順調に治療効果が期待できるかどうか、いわばやってみなければ分からないからです。
 今回遭遇した宴会が希望につながるものか、そうじゃないのか、単にから元気なのか、判断が付きません。
 ただ、もし自分に同じような状況が訪れたとき、どう対応することがベストなのかをつくづく考えさせられました。仕事の面、家族の対応、その他私生活などなど。少なくとも、だれでも後継ができるような「マニュアル」を急ぎつくることか、後継者をきちんと育てることは最低の責任と思いますが、今回は該当者が56歳とまだいくらか余裕があると本人も思っていたことと、まわりもそう期待していたことがうかがわれます。
 私は釧根の労働事情に何の責任も無いし、できることもありませんが、もしできることが一つでもあれば、長いつき合いの彼のためにしようと思っています。
力無く、じゃんじゃん。

眼球に注射!2012年05月11日 12:17

 4年ぶりに「ぶどう膜炎」が悪化して、めんたまにまた注射されされたさ。痛かった。
 4月半ばから少し左目が充血してきたので、いつもの眼科(右目の眼底出血はほぼ完治)に行ったら、リンデロンという目薬を一日6回さしなさい、というからその通りに(3時間ごとくらい)してたら、ほとんど充血もおさまって、4月28日には一日4回に減ったので、しめしめと思っていました。
 それで連休は「もう治った」と思って、せいぜい一日1回~2回と、思い出したとき程度にサボっていたら、8日くらいからまた充血が始まって、今回は少し白濁してきたので、9日にあわくってまた眼科に行ったら、「あら悪化してますね」だと。また一日6回に戻されて、さらに寝る前に5分おきに3回の目薬も追加され、とほほで帰ってきました。
 そして今日また行ったら、「悪化してますので、注射します」という宣告で、目薬の麻酔して、機械でまぶたを強制的に開けて、注射を3本されました。
 少しは覚悟していったので、ショックは前より少なかったのですが。前はいきなり注射しますと言うことであれよあれよという間にされた。
 でも、やっぱり痛くていやだった。
 皆さんも、くれぐれも眼は大事にしてください。
 眼に注射してみたい人は、いらっしゃい!紹介しますぜ。
じゃんじゃん。

精神労災が不服審査でひっくりかえった!2012年05月23日 14:33

 題を読んでなんのこっちゃと思ったでしょう。それでいいんです。オタクの話だから。
 昨日、北海道労働局の労災参与会があって、自殺案件である精神労災の不支給決定が取り消しになりました。つまり労災適用になったと言うことです。遺族には一時金と葬祭料が支払われることになります。
 この事件をかいつまんで言うと、九州出身の22歳の方が、H22年4月からT社に雇用されて、6日間の研修ののち、札幌と渡島にある店舗で働いたのですが、6月25日に自死したという案件で、監督署段階では、精神労災の「旧判断指針」を当てはめたため、不支給(業務外認定)となりましたが、不服審査では、新認定基準で検討したところ、長時間労働が認められ、取り消し相当(業務上認定)となりました。
 この判断の分かれ目は、時間外労働の積算の方法にありました。
 労災では、時間外労働の積算について、「事実認定」が問題になることが多く、タイムレコーダーやPCの電源管理データなどの具体的証拠を重視しますが、それと同時に、旧判断指針では、「月単位」で積算するため、たとえばこの事案では、精神科等の受診が無く発症日がはっきりしないため、6月分は積算に入れなかったのですが、新認定基準では、時間外労働数が重要なファクターとなるため、実務要領で「発症日が月の上・中・下旬と特定できない場合は、月の1日から末日までの毎日を起点に30日を一と月として労働時間を積算する」と、詳細に定められました。
 それでこの事案を積算し直したところ、心理的負荷の出来事は「中」の評価ながら、自死直前の時間外労働が100時間を超えたため、「強」に評価変更されたものです。
 とりあえず業務上認定されて良かったのですが、なにせ自死案件で、本人が死をほのめかしたことを会社や同僚がまともに受け取らなかったことが不幸な結果を招いたのですから、今後の損賠訴訟では、「予見性」でほとんど会社側の敗訴決定でしょうね。22歳という若さからして、遺失利益はどうなるのか、注視したいと思います。
 ともあれ、30日の札幌学習会の話題にしたいと思います。守秘義務の範囲で。
 それと、教訓としては、いままで、発症日の特定については、比較的時期を狭めてきたような気がしますが、コレを考えると、ぼやかした方がいいのかもしれません。まあたいてい、うちに相談に来るのは監督署に出してからなので、ほとんど手遅れなのですがね。

 それと、公務災害に手をつけることにしました。とりあえず札幌市の地方公務員災害補償基金からです。この動機は、制度のちがいがあると承知していますが、10万人あたりの公災発生率が結構高いからで、労災(民間)では10万人あたりの休業4日以上の労災件数が200件弱なのに、公災では千件を超すことが地公災の本部データで公表されていますので、北海道の実情を調べるつもりです。
少しずつ、アクセルふかして、じゃんじゃん。

震災がれきと脱原発2012年05月29日 16:49

先日、“脱原発”に揺れる町~ドイツ・世界最大の原発跡地~というNHKの番組再放送を見た人いるかな?
 原発に依存してきた町が、原発を失った時、どう再生するのかというテーマで、ドイツ北東端の小さな町ルブミンは、かつての「東独」最大の原発城下町であり、ドイツ統一後、突然の原発閉鎖で雇用と収入源を失ったという。
 町長をはじめ、広大な原発跡地開発に町の再生を託し、20年間も試行錯誤した結果、今では、跡地に多くの企業が入っていると言っていた。企業とは、大型の風車製造など、屋内で大型の鉄鋼加工作業をするのに長さ120メートルだかの「旧発電機室」はもってこいだとか。
 一方で、原発の解体作業は未だ続いており、併設された中間貯蔵施設には高レベルから低レベルまでの「原発解体物」が放射能レベル毎に分けられて管理されていた。大部分は放射能がないかごく微量なので、再利用になるようだけど、しかし、とりあえず今後30年間は高レベル放射能の原子炉容器などは置かれたままとなるそう。
 その中間貯蔵施設には、ドイツ中から使用済み燃料などの放射性廃棄物が運び込まれるようになり、町のもう一つの再生の柱、観光産業に影を落としているとのことでした。じつはこの町はドイツのなかで数少ない海に面した町で、季節になると海水浴などで賑わうそうです。民宿がこの核廃棄物の搬入騒ぎでキャンセルが多くなっているとも言ってました。
 番組では、再生へのルブミンの模索を徹底取材して、原発を脱することの困難さを伝えようとしていました。

 そこで考えました。北海道の泊原発と東北の放射能まみれのがれきのこと。
 まあ、東北のがれきはさらせばさらすほど放射能レベルが下がって、再利用しやすくなるだろうと思う。下手に焼却すると、東京都のように放射能が濃縮されて、低レベル放射性廃棄物としての管理が必要になるだろう。さらすと言うことは、雨水に含まれて海に流れるか、地下水に混ざるかと言うことだ。
 しかし、使用済み燃料はこりゃあ別だ。そのままで冷却しながら何十年も管理するか、核燃料サイクルを指向するか、どっちもか、で、先日専門家が試算したようだけど、一番安いのはそのままだって、言うことらしい。
 今のところ、国内の使用済み燃料は六カ所村の再処理施設にあるものの他は、それぞれの原発で保管と管理をしているようだけど、まもなくそれもいっぱいになって、動かせない原発が出るという話もある。どうするんだろう。
 いわば、後処理をなにも考えないで、原発を動かして、電気を使ってきたツケを、日本はまもなく払うということだ。
 北海道も他人事ではないのはもちろん。泊原発はいつまで稼働できるのか?そのあとは核施設を更新するのか?更新するとしても解体された廃炉などの放射性物質はどう管理するのか?使用済み燃料はどこで、いつまで管理するのか?その費用はだれが負担するのか?核燃料はいつまで供給されるのか?
 何にも解決されていない。まるでパンドラの箱を開けたみたいに。

 実は日本で一番有望なエネルギーは海洋発電だろう。波力や潮力。なんといっても海だらけなんだから。でも日本の企業は英国で海洋発電の実証実験をしているらしい。日本では政府がやる気がないモンだから、漁業の権利問題でにっちもさっちもいかないという。技術はあっても、環境が整わないから、結局省エネ後進国だ。日本の省エネ技術が高いというのはいまや「神話」と言っていた。
 こうなったら、我々が徹底して節電するしか手は残されていないんじゃあないか?
 節電は自分チの電気をまめに消すだけじゃあダメだ。消費を控えることも節電のうちだし、外出も控えよう。省エネだ。
 それじゃあ経済ががたがただっていっても、しょうがないじゃん。もともと消費人口はがた減りだし、いつまでも右肩上がりを夢見てもいられないだろう。
 ケケ、じゃんじゃん。