負け惜しみ その2 北海道編 ― 2012年12月12日 11:14
前回は全国の流れを書いたから、今回は北海道でどうだったかで、負け惜しみを言います。
第41回(1996年、平成8年、橋本内閣、第1回小選挙)は、自民党と共産党が伸ばしたが、北海道では自9(小選挙区6、比例3)、民8(小5、比3)、新進4(小2、比2)、共産1(比)という結果で、ほぼ引き分けでしょうか。
第42回(2000年、平成12年、森内閣)のいわゆる神の国解散は、自9(小7、比2)、民9(小6、比3)、公明1(比)、共産1(比)、社民1(比)となり、ん~んこれも、分けだろう。
第43回(2003年、平成15年、小泉内閣)では自8(小5、比3)、民11(小7、比4)、公明1(比)となって、自由党が合流した民主はこの辺から路線が変化する。北海道も特に小沢の影を大きく引きずることになった。
第44回(2005年、平成17年、小泉内閣、郵政解散)では、自民が全体で300に迫る(+84)大勝利であったが、北海道は自7(小4、比3)、民11(小8、比3)、公明1(比)、大地1(比)と、民が踏みとどまっている。これあたりが「北海道は民主が強い」と言われるゆえんとなるか。
そして第45回(2009年、平成21年、麻生内閣)はご存知のとおり、民主党への政権交代が実現された。民主党308(+193)、自民党119(-181)という結果で、北海道でも、自3(小1、比2)、民15(小11、比4)、公明1(比)、大地1(比)と、ありゃりゃのバブルだ。
それで今回はというと、北海道の情勢というか流れは自・民がほぼ実力均衡できたのだけれど、変化がある理由の一つは、民の世代交代が進まなかったことで、どれだけ負けるのか、踏みとどまれるのか、ということになる。もう一つは、政権に関与しながらどべったり、ただむやみにチョロチョロするだけだったりで実力がともなわないのが、やはりどべるだろうし、維新などの新たな要素に道民は飛びつきやすいことを考えても、民は5(小3、比2)くらいか。自は13(小9、比4)、公明1(比)、大地1(比)くらいかな。まあ、大揺れには違いないが、その後に民がどう転ぶか、前回の自の大負け後のように、粛々と立ち直りできるのか、流れ解散か、大いに興味があります。
私は、今後のことを考えると、民主党が鳩山を失ったことがとても大きく左右するだろうと考えます。マスコミのちゃらんぽらんな評価は別にして、少しでも将来を見据え、それこそ決断しようとしていた政治家は野田ではなく鳩山だったと思うし、ただ、宇宙人なもんだから、地に足がついていなかったとは思うけど、それがすべての評価ではない。
だけど、前回へのコメントにあったとおり、どうして脱原発は伸びないのかね。一つは北海道へも重大な被害があったことを完全に隠蔽できたことがあるし、もう一つは、電力資本の大げさな節電の脅しがきいているのだろうけど、泊はいいけど幌延はだめなんて言う理屈は、福島が除染した放射性物質の中間貯蔵にイチャつけているのと、ほとんど変わりないのに、道民の意識が全く足りないのだと痛切に感ずる。
とか言って、じゃんじゃん。
第41回(1996年、平成8年、橋本内閣、第1回小選挙)は、自民党と共産党が伸ばしたが、北海道では自9(小選挙区6、比例3)、民8(小5、比3)、新進4(小2、比2)、共産1(比)という結果で、ほぼ引き分けでしょうか。
第42回(2000年、平成12年、森内閣)のいわゆる神の国解散は、自9(小7、比2)、民9(小6、比3)、公明1(比)、共産1(比)、社民1(比)となり、ん~んこれも、分けだろう。
第43回(2003年、平成15年、小泉内閣)では自8(小5、比3)、民11(小7、比4)、公明1(比)となって、自由党が合流した民主はこの辺から路線が変化する。北海道も特に小沢の影を大きく引きずることになった。
第44回(2005年、平成17年、小泉内閣、郵政解散)では、自民が全体で300に迫る(+84)大勝利であったが、北海道は自7(小4、比3)、民11(小8、比3)、公明1(比)、大地1(比)と、民が踏みとどまっている。これあたりが「北海道は民主が強い」と言われるゆえんとなるか。
そして第45回(2009年、平成21年、麻生内閣)はご存知のとおり、民主党への政権交代が実現された。民主党308(+193)、自民党119(-181)という結果で、北海道でも、自3(小1、比2)、民15(小11、比4)、公明1(比)、大地1(比)と、ありゃりゃのバブルだ。
それで今回はというと、北海道の情勢というか流れは自・民がほぼ実力均衡できたのだけれど、変化がある理由の一つは、民の世代交代が進まなかったことで、どれだけ負けるのか、踏みとどまれるのか、ということになる。もう一つは、政権に関与しながらどべったり、ただむやみにチョロチョロするだけだったりで実力がともなわないのが、やはりどべるだろうし、維新などの新たな要素に道民は飛びつきやすいことを考えても、民は5(小3、比2)くらいか。自は13(小9、比4)、公明1(比)、大地1(比)くらいかな。まあ、大揺れには違いないが、その後に民がどう転ぶか、前回の自の大負け後のように、粛々と立ち直りできるのか、流れ解散か、大いに興味があります。
私は、今後のことを考えると、民主党が鳩山を失ったことがとても大きく左右するだろうと考えます。マスコミのちゃらんぽらんな評価は別にして、少しでも将来を見据え、それこそ決断しようとしていた政治家は野田ではなく鳩山だったと思うし、ただ、宇宙人なもんだから、地に足がついていなかったとは思うけど、それがすべての評価ではない。
だけど、前回へのコメントにあったとおり、どうして脱原発は伸びないのかね。一つは北海道へも重大な被害があったことを完全に隠蔽できたことがあるし、もう一つは、電力資本の大げさな節電の脅しがきいているのだろうけど、泊はいいけど幌延はだめなんて言う理屈は、福島が除染した放射性物質の中間貯蔵にイチャつけているのと、ほとんど変わりないのに、道民の意識が全く足りないのだと痛切に感ずる。
とか言って、じゃんじゃん。
コメント
_ やまし ― 2012年12月13日 10:21
今回の選挙で大幅後退した後の民主党は、野田は辞めるんでしょうが、ますます「松下政経塾党」になるのでは。ちょっと具合が悪いと思いますが…。
_ zoumatsu ― 2012年12月14日 15:08
はたして、とりあえず残るとしたら、何を結集軸にするんでしょうかね。とくに北海道の中で生き残る数人は。ということで、見ものだと思うんですが。
「民主党を基軸に」政党協力している連合は、はたしてどう締めくくるのでしょうか。
つまりこれは、あるストーリーに沿っているとみたら、比較的納得いくんじゃあないかと。
ストーリーとは「圧倒的な右旋回のプロローグ」でなけりゃいいんですが。
「民主党を基軸に」政党協力している連合は、はたしてどう締めくくるのでしょうか。
つまりこれは、あるストーリーに沿っているとみたら、比較的納得いくんじゃあないかと。
ストーリーとは「圧倒的な右旋回のプロローグ」でなけりゃいいんですが。
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