新年早々、ひどい集まり!とはこれいかに2014年01月08日 13:15

 昨日、親会社の新年交礼会でした。
 黙って聞いていましたが、政府自民党への批判のあり方が、例えば、Y代議士のように、靖国参拝に対する中韓の反応が「日本国民が先の戦争を総括していないからこういう反応になる」とのたまってました。戦後はまもなく70年です。50年前ならこれでも良かったかもしれませんが、この人はそれ以降、思考停止しているのでしょう。まあ先のない人だから、好きに言ってればいいけど、結構あちこちに呼ばれて、憲法問題で話しているみたいだから、思考停止のまん延にならないかと心配です。

 その新年会が終わって、いつもの通り、OBと専従者の交流新年会でしたが、そこでも、思考停止のオンパレードでした。現政権の「日本を取り戻す」スローガンの意味する「日本」とは「日本帝国主義」だという話に賛同者が多かったのです。特定秘密保護法やNSC、自衛隊の後方支援の拡大など「戦争ができる日本を作る」ことが目的であると言ってました。
 
 さてそこで、先の戦争は誰が主導した戦争なのか、そして今準備をしているというのは、いったい誰と戦争をするのか、何のために戦争をするのか、思考停止しないで、答えるべきです。
 私の答えは、「先の戦争」を総括すると、天皇の戦争責任が当然ながら出てきますし、この約70年間に国民が選択してきた「民主主義」の質が問われます。つまりそんなことを声高に言っていてもはじまらないと思います。
 また、「誰と」、「何のために」の説明で、中国の共産主義との戦いというのなら、一応の説明にはなるでしょう。私の賛否は別にして。中国の国民を自由主義に解放するために、人権を回復させるために、自由の戦士として、米国とともに、第2のベトナム戦争を戦うというのが、果たして今の政権の目的なのでしょうか。いわんや、帝国主義の再来などと粋がってみても、国民の同意は得られるのでしょうか。
 そんなレベルで批判していたら、まあ誰も相手にしないでしょう。
 それよりも、確実なことは、現政権の動きが目指すものは、産軍一体化による経済目的とみるのが一番正解に近いと思います。
 つまり、国内の軍需産業は原発産業と一体であり、原発に見通しがないとすれば、武器にシフトする。そのために、武器輸出三原則の撤廃と、約3兆円の世界武器市場に参画することを目指しているのではなかろうか。
 もちろん、原発市場の方が世界的には大きい。しかし、三菱重工のように廃炉原発の損害賠償をメーカーに求められることが定着したら、あまりにもリスクが大きい。
 その点、武器輸出は、どこかで内戦が起これば膨大な需要が見込めるし、リスクなんて無いに等しい。どんどん壊してくれればさらに売れるというわけ。
 どうだい?誰か議論しかけてこないかい?じゃんじゃん。

コメント

_ やまし ― 2014年01月10日 10:04

ずばり、その通りでしょう。
でも、今すぐどこと戦争する気はないにせよ、
経済だけではないでしょう。
われわれからすると実につまらん動機ですが、
「あの戦争」を肯定的に総括したいのです。
また「あの戦争までの時代」が好きなのです。
根っこに「じいさん=母方の」があるでしょうから、
要は「家族の物語」を取り戻したいのではないか。
あの人の頭の中は、
せいぜいその程度だと思いますが…。
時間はだいたい作れます。こちらからも声掛けを
心がけますが、「ぞうまつ」さんの方から呼んで
いただいてもいいですよ。

_ zoumatsu ― 2014年01月15日 12:38

だとしたら、ほんとにつまらない。
先日、吉田茂のことを書いた「ポピュリズムに抗して」と、白州次郎の文庫を読みましたが、基盤は違っていても、吉田のような政治家は、一種尊敬に値すると思いました。白州次郎は吉田の盟友の経済人です。
今は、安っぽい、成り上がりの商人の時代だモンで、国の行き先というか、生き様が銭勘定とすり替えられている?
1000兆円は、その証だと思っています。
2月中旬に時間取れます。今月は年始め月なのに忙しいんでやんの。
2月12日くらい?

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