さて、だれに、どこの政党に投票しようか ― 2012年12月06日 13:22
衆議院総選挙が始まっています。12月16日が投票日です。
マスコミが言うところの今回の争点は、消費税とTPPと脱原発だそうですけど、要するに民主党政権の3年間の総括で、自民党に政権交代するのかどうかと言うことですよね。
例えば、消費税が段階的に引き上げられることについて、マスコミのアンケートでは国民の意見が真っ二つでしょう。それは、日本の消費税制度が食料品も嗜好品も一緒くただから、経済的な弱者は「冗談じゃあない。歳出削減が先だろう」という世論誘導に乗ってしまいやすいのですが、一方、1千兆円の国債をどうするのかと真剣に心配している人は、多少はやむなし、と考えているのではないでしょうか。その責任は別にして。私は、まあ後者です。
次にTPPですが、これは前にも書いたと思いますが、もし我が国の経済環境が、原材料を輸入して労働により製品となし、輸出によって付加価値を得ることによって成り立つとしたら、TPPは願ったりと言うことにならんだろうか。しかし現実にはGDPの6割は国内消費のサービス産業で生ずるから、そこが反対するならわかるが、すでにサービス産業は完全開放に近い実態ではないか。すでに日本はサービス産業外資にとって魅力ある市場とは言えないと思う。
問題はTPPと言っても、経済力から言うと日米のFTAに他ならないことだろう。つまり日本に野放図に米国産の農薬まみれ農産物が入って来ることを放置できるかと言うことだが、5兆円の農業総生産額に6兆円の補助金が実態だから、収支から言うと、「そんなものやめてしまえ」となるが、食料の安全保障や食べ物の安心(果たして国産が安心かは別の関心がある)度合いから、政策的に国内農業を守るための国民負担は、環境政策的にもあり得るだろう。
特に北海道は国内の食糧基地を自認していることで、北海道JA中央会は大反対している。しかしこの北海道でも農業生産額は1兆円に過ぎず、北海道GDPの5%くらいだろう。はたして北海道の沈没につながるかというと、確かに影響は大きいだろうが、暗雲漂う閑古鳥とまではならないのではないか。思い出すべきは、石炭の歴史だろう。昭和40年代半ばまで全国で6千万トンの産炭量(うち北海道は2千万トン)がいまや99%が輸入炭で、釧路以外に国内でまとまって石炭を出しているところはないくらいに石炭産業を廃業に追い込み、何万人も職を失ったのは、エネルギー政策の結果であり、政策的には経験済みなはずだ。
それでおまえは賛成か反対かと問われれば、民主党の意見に賛成で、参加するかどうかの協議は加わるべきであると考えています。なんなら、最終決定の時に国民投票すべきであるとも。
最後に脱原発。
これは、明確に脱原発賛成です。福島があったからと言う生やさしいものではなく、だいたい後処理もろくにできないエネルギーに手を染めたこと自体に問題ありなわけで、電力だけ使って、「環境に優しい。CO2を出さない」クリーンエネルギーだなんてデマに踊らされた国民全体の責任だと思う。原発政策ほど、官僚と経済界の癒着が顕著な事例はないのであって、まさに売国的政策と言えるだろう。即刻廃止して、全てを国民の前に明らかにし、これから何千年も管理し続けるしかないのが現実だ。電力会社は国有化するしかない。
てやんでぃ、ずずと鼻をすすって、じゃんじゃん。
ところでだれに投票する?
マスコミが言うところの今回の争点は、消費税とTPPと脱原発だそうですけど、要するに民主党政権の3年間の総括で、自民党に政権交代するのかどうかと言うことですよね。
例えば、消費税が段階的に引き上げられることについて、マスコミのアンケートでは国民の意見が真っ二つでしょう。それは、日本の消費税制度が食料品も嗜好品も一緒くただから、経済的な弱者は「冗談じゃあない。歳出削減が先だろう」という世論誘導に乗ってしまいやすいのですが、一方、1千兆円の国債をどうするのかと真剣に心配している人は、多少はやむなし、と考えているのではないでしょうか。その責任は別にして。私は、まあ後者です。
次にTPPですが、これは前にも書いたと思いますが、もし我が国の経済環境が、原材料を輸入して労働により製品となし、輸出によって付加価値を得ることによって成り立つとしたら、TPPは願ったりと言うことにならんだろうか。しかし現実にはGDPの6割は国内消費のサービス産業で生ずるから、そこが反対するならわかるが、すでにサービス産業は完全開放に近い実態ではないか。すでに日本はサービス産業外資にとって魅力ある市場とは言えないと思う。
問題はTPPと言っても、経済力から言うと日米のFTAに他ならないことだろう。つまり日本に野放図に米国産の農薬まみれ農産物が入って来ることを放置できるかと言うことだが、5兆円の農業総生産額に6兆円の補助金が実態だから、収支から言うと、「そんなものやめてしまえ」となるが、食料の安全保障や食べ物の安心(果たして国産が安心かは別の関心がある)度合いから、政策的に国内農業を守るための国民負担は、環境政策的にもあり得るだろう。
特に北海道は国内の食糧基地を自認していることで、北海道JA中央会は大反対している。しかしこの北海道でも農業生産額は1兆円に過ぎず、北海道GDPの5%くらいだろう。はたして北海道の沈没につながるかというと、確かに影響は大きいだろうが、暗雲漂う閑古鳥とまではならないのではないか。思い出すべきは、石炭の歴史だろう。昭和40年代半ばまで全国で6千万トンの産炭量(うち北海道は2千万トン)がいまや99%が輸入炭で、釧路以外に国内でまとまって石炭を出しているところはないくらいに石炭産業を廃業に追い込み、何万人も職を失ったのは、エネルギー政策の結果であり、政策的には経験済みなはずだ。
それでおまえは賛成か反対かと問われれば、民主党の意見に賛成で、参加するかどうかの協議は加わるべきであると考えています。なんなら、最終決定の時に国民投票すべきであるとも。
最後に脱原発。
これは、明確に脱原発賛成です。福島があったからと言う生やさしいものではなく、だいたい後処理もろくにできないエネルギーに手を染めたこと自体に問題ありなわけで、電力だけ使って、「環境に優しい。CO2を出さない」クリーンエネルギーだなんてデマに踊らされた国民全体の責任だと思う。原発政策ほど、官僚と経済界の癒着が顕著な事例はないのであって、まさに売国的政策と言えるだろう。即刻廃止して、全てを国民の前に明らかにし、これから何千年も管理し続けるしかないのが現実だ。電力会社は国有化するしかない。
てやんでぃ、ずずと鼻をすすって、じゃんじゃん。
ところでだれに投票する?
負けおしみ へへ ― 2012年12月10日 12:16
12月16日が投票日であるが、情勢は「自民が単独過半数か?」らしい。つまり民主党の惨敗である。民主党はどこを歩いても「嘘ばかり言ってきた」と評判が悪いこと甚だしい。官僚支配しかり、普天間問題しかり、消費税増税しかり、子ども手当しかり、高速道路無料化しかり。
で、その結果、自民党の世の中に戻ることが国民の選択だとマスコミは言うが、ちょっと待て!近視眼すぎやしないか?
過去の衆議院総選挙をたどってみよう。
第40回(1993年、平成5年、宮沢内閣 嘘つき解散)は新進党や日本新党という自民党からの分派をめぐる政治改革が争点で、あおりを食ったのは当時の日本社会党(-66の70議席)だったが、この時自民党は分派の残りの223を守りきった。しかし、その後、自社さ政権となった。
第41回(1996年、平成8年、橋本内閣、第1回小選挙)は、消費税増税をかけ、政権の自社さと、新進党・民主党の政権選択となり、自民党と共産党が伸ばした。
第42回(2000年、平成12年、森内閣)のいわゆる神の国解散で、当時の政権は自公保。民主党が127議席(+32、自民は-38)に伸ばした。
第43回(2003年、平成15年、小泉内閣)では自由党が合流した民主党は177(+40)議席に伸ばしたが、自民党は-10で自公保体制を守った。
第44回(2005年、平成17年、小泉内閣、郵政解散)では、劇場型と言われる争点の1本化で、自民が300に迫る(+84)大勝利、民主党は113(-64)の劇的惨敗であった。
そして第45回(2009年、平成21年、麻生内閣)はご存知のとおり、小泉構造改革の批判と民主党への政権交代が実現された。民主党308(+193)、自民党119(-181)という結果であった。
ただし、前回の「自民惨敗」に関して考えると、民主党は当然ながら新人が143当選しており、いわばバブル状態であった。特にその新人の半分が比例当選であり、北海道でもあわや比例単独4人が全員当選しそうになった。仲野がドジ踏まなければ。
ではこの第46回衆議院総選挙ではどう考えたらいいかだが、民主党の本当の実力から言うと、120がアッパーだろうが、下手すると70くらいになって、とにかく寄せ集めだし、鳩山・小沢という求心力がなくなったから、解党してしまうかもしれない。
ぎりぎり100くらいだと、連立政権のありようによっては、政権に残る(自・民大連立)もありうるけど、こだわる場合じゃあない。
言いたいことは、とにかくマスコミの世論操作によって、国民のバッシング先が変われば、自か民か維新かの選択となるのだろう。維新は石原を表に出したから、あまり伸びないだろうな。思ったほど。「未来」はどうなるかわからない。
どちらにしろ、民主党は現職が200ちょいだから、100というと半減ということになるが、これで土俵際持ちこたえるかどうか。
私は、当時少数派だったけど、自社さ政権の肯定派で、自民党の復活を危惧する人たちは「絶対に間違い」と言っていたが、それより当時の民主党の「選別」の方が頭にきたからという単純な理由だった。今はやはり間違いだったとは思うけど、それが故に自民の復活がなったとも思えない。これも負け惜しみかもしれないが。
なんともやるせない情勢だけれど、もう一度やり直すしかないのだろうね。連合は政治方針で、「民主党基軸」と決めているから、これからそのまま行くのか、方向性を変えるのか、それによっては組織そのものが変化するかもしれない。
とにかく、背骨がしっかりしていないのは政党でも労働運動でも変化するか無くなるというのが、民主主義なのかね。
唯一見えないのは、この国の行方だね。じゃんじゃん。
で、その結果、自民党の世の中に戻ることが国民の選択だとマスコミは言うが、ちょっと待て!近視眼すぎやしないか?
過去の衆議院総選挙をたどってみよう。
第40回(1993年、平成5年、宮沢内閣 嘘つき解散)は新進党や日本新党という自民党からの分派をめぐる政治改革が争点で、あおりを食ったのは当時の日本社会党(-66の70議席)だったが、この時自民党は分派の残りの223を守りきった。しかし、その後、自社さ政権となった。
第41回(1996年、平成8年、橋本内閣、第1回小選挙)は、消費税増税をかけ、政権の自社さと、新進党・民主党の政権選択となり、自民党と共産党が伸ばした。
第42回(2000年、平成12年、森内閣)のいわゆる神の国解散で、当時の政権は自公保。民主党が127議席(+32、自民は-38)に伸ばした。
第43回(2003年、平成15年、小泉内閣)では自由党が合流した民主党は177(+40)議席に伸ばしたが、自民党は-10で自公保体制を守った。
第44回(2005年、平成17年、小泉内閣、郵政解散)では、劇場型と言われる争点の1本化で、自民が300に迫る(+84)大勝利、民主党は113(-64)の劇的惨敗であった。
そして第45回(2009年、平成21年、麻生内閣)はご存知のとおり、小泉構造改革の批判と民主党への政権交代が実現された。民主党308(+193)、自民党119(-181)という結果であった。
ただし、前回の「自民惨敗」に関して考えると、民主党は当然ながら新人が143当選しており、いわばバブル状態であった。特にその新人の半分が比例当選であり、北海道でもあわや比例単独4人が全員当選しそうになった。仲野がドジ踏まなければ。
ではこの第46回衆議院総選挙ではどう考えたらいいかだが、民主党の本当の実力から言うと、120がアッパーだろうが、下手すると70くらいになって、とにかく寄せ集めだし、鳩山・小沢という求心力がなくなったから、解党してしまうかもしれない。
ぎりぎり100くらいだと、連立政権のありようによっては、政権に残る(自・民大連立)もありうるけど、こだわる場合じゃあない。
言いたいことは、とにかくマスコミの世論操作によって、国民のバッシング先が変われば、自か民か維新かの選択となるのだろう。維新は石原を表に出したから、あまり伸びないだろうな。思ったほど。「未来」はどうなるかわからない。
どちらにしろ、民主党は現職が200ちょいだから、100というと半減ということになるが、これで土俵際持ちこたえるかどうか。
私は、当時少数派だったけど、自社さ政権の肯定派で、自民党の復活を危惧する人たちは「絶対に間違い」と言っていたが、それより当時の民主党の「選別」の方が頭にきたからという単純な理由だった。今はやはり間違いだったとは思うけど、それが故に自民の復活がなったとも思えない。これも負け惜しみかもしれないが。
なんともやるせない情勢だけれど、もう一度やり直すしかないのだろうね。連合は政治方針で、「民主党基軸」と決めているから、これからそのまま行くのか、方向性を変えるのか、それによっては組織そのものが変化するかもしれない。
とにかく、背骨がしっかりしていないのは政党でも労働運動でも変化するか無くなるというのが、民主主義なのかね。
唯一見えないのは、この国の行方だね。じゃんじゃん。
負け惜しみ その2 北海道編 ― 2012年12月12日 11:14
前回は全国の流れを書いたから、今回は北海道でどうだったかで、負け惜しみを言います。
第41回(1996年、平成8年、橋本内閣、第1回小選挙)は、自民党と共産党が伸ばしたが、北海道では自9(小選挙区6、比例3)、民8(小5、比3)、新進4(小2、比2)、共産1(比)という結果で、ほぼ引き分けでしょうか。
第42回(2000年、平成12年、森内閣)のいわゆる神の国解散は、自9(小7、比2)、民9(小6、比3)、公明1(比)、共産1(比)、社民1(比)となり、ん~んこれも、分けだろう。
第43回(2003年、平成15年、小泉内閣)では自8(小5、比3)、民11(小7、比4)、公明1(比)となって、自由党が合流した民主はこの辺から路線が変化する。北海道も特に小沢の影を大きく引きずることになった。
第44回(2005年、平成17年、小泉内閣、郵政解散)では、自民が全体で300に迫る(+84)大勝利であったが、北海道は自7(小4、比3)、民11(小8、比3)、公明1(比)、大地1(比)と、民が踏みとどまっている。これあたりが「北海道は民主が強い」と言われるゆえんとなるか。
そして第45回(2009年、平成21年、麻生内閣)はご存知のとおり、民主党への政権交代が実現された。民主党308(+193)、自民党119(-181)という結果で、北海道でも、自3(小1、比2)、民15(小11、比4)、公明1(比)、大地1(比)と、ありゃりゃのバブルだ。
それで今回はというと、北海道の情勢というか流れは自・民がほぼ実力均衡できたのだけれど、変化がある理由の一つは、民の世代交代が進まなかったことで、どれだけ負けるのか、踏みとどまれるのか、ということになる。もう一つは、政権に関与しながらどべったり、ただむやみにチョロチョロするだけだったりで実力がともなわないのが、やはりどべるだろうし、維新などの新たな要素に道民は飛びつきやすいことを考えても、民は5(小3、比2)くらいか。自は13(小9、比4)、公明1(比)、大地1(比)くらいかな。まあ、大揺れには違いないが、その後に民がどう転ぶか、前回の自の大負け後のように、粛々と立ち直りできるのか、流れ解散か、大いに興味があります。
私は、今後のことを考えると、民主党が鳩山を失ったことがとても大きく左右するだろうと考えます。マスコミのちゃらんぽらんな評価は別にして、少しでも将来を見据え、それこそ決断しようとしていた政治家は野田ではなく鳩山だったと思うし、ただ、宇宙人なもんだから、地に足がついていなかったとは思うけど、それがすべての評価ではない。
だけど、前回へのコメントにあったとおり、どうして脱原発は伸びないのかね。一つは北海道へも重大な被害があったことを完全に隠蔽できたことがあるし、もう一つは、電力資本の大げさな節電の脅しがきいているのだろうけど、泊はいいけど幌延はだめなんて言う理屈は、福島が除染した放射性物質の中間貯蔵にイチャつけているのと、ほとんど変わりないのに、道民の意識が全く足りないのだと痛切に感ずる。
とか言って、じゃんじゃん。
第41回(1996年、平成8年、橋本内閣、第1回小選挙)は、自民党と共産党が伸ばしたが、北海道では自9(小選挙区6、比例3)、民8(小5、比3)、新進4(小2、比2)、共産1(比)という結果で、ほぼ引き分けでしょうか。
第42回(2000年、平成12年、森内閣)のいわゆる神の国解散は、自9(小7、比2)、民9(小6、比3)、公明1(比)、共産1(比)、社民1(比)となり、ん~んこれも、分けだろう。
第43回(2003年、平成15年、小泉内閣)では自8(小5、比3)、民11(小7、比4)、公明1(比)となって、自由党が合流した民主はこの辺から路線が変化する。北海道も特に小沢の影を大きく引きずることになった。
第44回(2005年、平成17年、小泉内閣、郵政解散)では、自民が全体で300に迫る(+84)大勝利であったが、北海道は自7(小4、比3)、民11(小8、比3)、公明1(比)、大地1(比)と、民が踏みとどまっている。これあたりが「北海道は民主が強い」と言われるゆえんとなるか。
そして第45回(2009年、平成21年、麻生内閣)はご存知のとおり、民主党への政権交代が実現された。民主党308(+193)、自民党119(-181)という結果で、北海道でも、自3(小1、比2)、民15(小11、比4)、公明1(比)、大地1(比)と、ありゃりゃのバブルだ。
それで今回はというと、北海道の情勢というか流れは自・民がほぼ実力均衡できたのだけれど、変化がある理由の一つは、民の世代交代が進まなかったことで、どれだけ負けるのか、踏みとどまれるのか、ということになる。もう一つは、政権に関与しながらどべったり、ただむやみにチョロチョロするだけだったりで実力がともなわないのが、やはりどべるだろうし、維新などの新たな要素に道民は飛びつきやすいことを考えても、民は5(小3、比2)くらいか。自は13(小9、比4)、公明1(比)、大地1(比)くらいかな。まあ、大揺れには違いないが、その後に民がどう転ぶか、前回の自の大負け後のように、粛々と立ち直りできるのか、流れ解散か、大いに興味があります。
私は、今後のことを考えると、民主党が鳩山を失ったことがとても大きく左右するだろうと考えます。マスコミのちゃらんぽらんな評価は別にして、少しでも将来を見据え、それこそ決断しようとしていた政治家は野田ではなく鳩山だったと思うし、ただ、宇宙人なもんだから、地に足がついていなかったとは思うけど、それがすべての評価ではない。
だけど、前回へのコメントにあったとおり、どうして脱原発は伸びないのかね。一つは北海道へも重大な被害があったことを完全に隠蔽できたことがあるし、もう一つは、電力資本の大げさな節電の脅しがきいているのだろうけど、泊はいいけど幌延はだめなんて言う理屈は、福島が除染した放射性物質の中間貯蔵にイチャつけているのと、ほとんど変わりないのに、道民の意識が全く足りないのだと痛切に感ずる。
とか言って、じゃんじゃん。
驚いた!たった二人だよ! ― 2012年12月17日 17:09
第46回衆議院選挙の結果が出ました。民主党は13から2にぼろ負けという結果でした。いや~驚いた。特に驚いたのは比例票だね。
民主党の比例だけだと48万というのは、98年第18回参議選からみても過去最低で、2003年の第43回衆議選56万に次ぐ少なさだ。ただこのときは自由党が別で16万くらい取っていたから、まあ、70万がとこかぞえれるだろう。この数字は昨年(H23)の知事選挙の木村としあきの数字とニアだね。確か54万だったっけ。
しかしさぁ、選挙区で11人が65万くらい取っているんだから、比例との残りの17万くらいはどこ行ったんだろうね。
今回の惨敗の北海道的要因を挙げるなら、一つは官公労だね。特に北教組は、例の通報制度が行き渡って、全く動かんかったでしょう。それでなくても官公労はやりたくないのに、いい口実ができたよね。ビラ一つ撒かなかったでしょう。実は私も公示日の次の日、つまり5日に岩見沢で北教組の学習会に呼ばれたんですよ。選挙のセの字もなかったです。
これは今後もさらに強まるから、選挙運動や政治活動のやり方を考えなきゃならんね。労働基本権問題は自民党の世の中になったら、ず~と遠くに行っちゃったしね。マスコミさんのおかげで、自民党は選挙や買収がやりやすいことこの上ないでしょうね。
もう一つは、この間の3年数ヶ月を考えても、普天間あり、リーマンショックあり、地震あり、TPPありではあるけれど、民主党が何をやりたくてというのが、特に北海道の中で、周知されていなかったよね。特に野田になってからは何を言い出すか、見当もつかなかったし、それに引きずられただけと言うことだったのではないだろうか。あの鉢呂でさえ、野田信者になったみたいだし。
だからって、消費税をめぐって小沢についていったやつも一人しかいないし、まあその辺はコントロールが効いたといえるのかもしれないけど。筋もへったくれもなかったよね。別に小沢がいいというわけではないけど、政治的にはこの方がわかりやすかった。ただ、小沢が脱原発に向かったのは全く理解できないし、今回一番割食ったのは小沢の読み間違いだと思うけど。
この辺は前々回の知事選あたりから、宗男に籠絡されていた民主党北海道が、牙をむかれたつうことなんだと思う。一番わかるのは7区だ。なんたるこったろうか。民主現職が3番手だよ。
そこで、さ~て。これだけ負けたら、立て直しはどうするかと言うことになるけど、いい先生がいるじゃん。今までの自民党。決してぶれない政権まっしぐら。利益誘導は強いよ。だいたい、利益誘導に立ち向かうのに、芸もなく「仕分け」なんぞという真っ正面から向かうのはだめだね。そこから間違ってたのさ。
だけど、民主党は利益誘導やっちゃあおしまいだよね。きちんと理念で勝負かけようよ。社会保障と税の一体改革。この国の未来を描こうよ。TPPなんてもうとっくに世界的には終わったことに振り回されないで、中国と戦争もしないようにして、東アジアで仲良くしてさぁ。
その位置に北海道はいいとこにいるんだよ。
労働組合は何をする?まず、ビラを撒く訓練だね。労働課題のビラなら北教組も何の恐れもなく撒けるべさ。年に2回。最賃と「労働何でも相談」のビラを全道全戸に撒くことから始めようよ。
このままなら、労使協調で自民党ともごく近い同盟路線と間違われちゃうよ。
じゃんじゃん。
民主党の比例だけだと48万というのは、98年第18回参議選からみても過去最低で、2003年の第43回衆議選56万に次ぐ少なさだ。ただこのときは自由党が別で16万くらい取っていたから、まあ、70万がとこかぞえれるだろう。この数字は昨年(H23)の知事選挙の木村としあきの数字とニアだね。確か54万だったっけ。
しかしさぁ、選挙区で11人が65万くらい取っているんだから、比例との残りの17万くらいはどこ行ったんだろうね。
今回の惨敗の北海道的要因を挙げるなら、一つは官公労だね。特に北教組は、例の通報制度が行き渡って、全く動かんかったでしょう。それでなくても官公労はやりたくないのに、いい口実ができたよね。ビラ一つ撒かなかったでしょう。実は私も公示日の次の日、つまり5日に岩見沢で北教組の学習会に呼ばれたんですよ。選挙のセの字もなかったです。
これは今後もさらに強まるから、選挙運動や政治活動のやり方を考えなきゃならんね。労働基本権問題は自民党の世の中になったら、ず~と遠くに行っちゃったしね。マスコミさんのおかげで、自民党は選挙や買収がやりやすいことこの上ないでしょうね。
もう一つは、この間の3年数ヶ月を考えても、普天間あり、リーマンショックあり、地震あり、TPPありではあるけれど、民主党が何をやりたくてというのが、特に北海道の中で、周知されていなかったよね。特に野田になってからは何を言い出すか、見当もつかなかったし、それに引きずられただけと言うことだったのではないだろうか。あの鉢呂でさえ、野田信者になったみたいだし。
だからって、消費税をめぐって小沢についていったやつも一人しかいないし、まあその辺はコントロールが効いたといえるのかもしれないけど。筋もへったくれもなかったよね。別に小沢がいいというわけではないけど、政治的にはこの方がわかりやすかった。ただ、小沢が脱原発に向かったのは全く理解できないし、今回一番割食ったのは小沢の読み間違いだと思うけど。
この辺は前々回の知事選あたりから、宗男に籠絡されていた民主党北海道が、牙をむかれたつうことなんだと思う。一番わかるのは7区だ。なんたるこったろうか。民主現職が3番手だよ。
そこで、さ~て。これだけ負けたら、立て直しはどうするかと言うことになるけど、いい先生がいるじゃん。今までの自民党。決してぶれない政権まっしぐら。利益誘導は強いよ。だいたい、利益誘導に立ち向かうのに、芸もなく「仕分け」なんぞという真っ正面から向かうのはだめだね。そこから間違ってたのさ。
だけど、民主党は利益誘導やっちゃあおしまいだよね。きちんと理念で勝負かけようよ。社会保障と税の一体改革。この国の未来を描こうよ。TPPなんてもうとっくに世界的には終わったことに振り回されないで、中国と戦争もしないようにして、東アジアで仲良くしてさぁ。
その位置に北海道はいいとこにいるんだよ。
労働組合は何をする?まず、ビラを撒く訓練だね。労働課題のビラなら北教組も何の恐れもなく撒けるべさ。年に2回。最賃と「労働何でも相談」のビラを全道全戸に撒くことから始めようよ。
このままなら、労使協調で自民党ともごく近い同盟路線と間違われちゃうよ。
じゃんじゃん。
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