認知症サポーターになりました! その12015年12月01日 15:17

 私が認知症になったのではありません。
 昨日、「認知症サポーター研修」を受講して、認知症サポーターになったのです。

 65歳以上を高齢者と言うそうですが、私もあと1年で高齢者です。その15%が認知症であり、予備軍も入れると、30%だそうです。主催者が言っていました。

 認知症が問題になってきたのは、人口の高齢比が高まったことと、国の社会保障制度があやふやで社会保障費が逼迫してきたためだと、講師の方が言ってました。その通りです。
 今あわくって、認知症サポーターキャラバンとか言うものを自治体が中心になってやっていて、その一環で、研修がありました。全く政府は当てにならないものです。

 それで、まず「認知症とは」ということから入りました。一言で言うと、脳の病気で、特に記憶を司る海馬の萎縮が代表的です。(私も萎縮が始まっていると言われています)

 認知症と言っても、いろいろあるようで、50%は「アルツハイマー型」で、これは脳の神経軸索にβアミロイドというタンパクがたまっていくことにより、神経ネットワークが壊れるもので、早い時期から症状がいろいろ出るそうです。ただし、タンパクの蓄積は40台くらいから始まりますので、高齢になって急に起こるものではありません。特に運動量が少ない人は要注意です。
 次が、「レビー小体型」で、パーキンソン症状(小刻みな歩行・前傾など)や幻視を伴い、、症状の変動が大きいのが特徴です。
 「前頭側頭型」は、ピック病ともいい、がまんしたり思いやりなどの社会性を失い、「わが道を行く」行動をとる。下手をすると、反社会行為がでることも。
 「脳血管性」は、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などが原因で、脳の一部が壊死するためですが、縊死した部分により、様々な症状が出ることになります。
 その他として、アル中も原因になるそうですけど、これは断酒をすると元に戻るそうです。安心してください。

 認知症の症状には、大きく二つに分けられるものがあります。中核症状と、行動・心理症状(BPSD)です。
 「中核症状」とは、「避けられない症状」のことで、1.記憶障害、2.見当識障害、3.理解・判断力障害、4.実行機能障害、5.その他があります。
 「行動・心理症状」とは、性格や環境・人間関係などの要因が絡み合って、不安・焦燥、うつ状態、幻覚・妄想、徘徊、興奮・暴力、不潔行為、その他の精神症状や日常行動の問題などです。

 通常、加齢とともに記憶力は落ちます。「あれ、あれさ~」とか、「ほれ、ほら~」などが多くなったりします。
 質問がいきなりありました。「昨日の朝食で何を食べましたか?」???なかなか思い出せずにいましたが、「食べたことを忘れると認知症」だそうですから、思い出せなくても慌てることはありませんでした。けど、少し情けなくなります。
 加齢による物忘れと認知症による記憶障害の比較を載せます。確認してください。
 今日は疲れたので、ここまで、じゃんじゃん。