マスクの洗い方は? 手袋の効果は? 新型コロナ感染予防 ― 2020年06月02日 10:38
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、わずか数カ月の間にマスクは日常のアイテムとなった。
世界保健機関(WHO)は、体調不良や病気の人の世話をする場合、病院で利用されているような医療用マスクの着用を推奨している。米疾病対策センター(CDC)の指針はさらに念入りで、人が密集した場所へ出かける場合には、布で顔を覆うよう推奨している。中にはこうした公的ガイドラインの上を行き、再利用可能な、あるいは使い捨ての手袋を身につける人もいる。
しかし、こうした感染予防のアイテムも間違った方法で使っていては、何も着用しないのと変わらない可能性があると、専門家は忠告する。マスクや手袋は頻繁に洗濯や交換をしなければ、それ自体にウイルスが蓄積し、保護していない手やその後に触るものにウイルスを付着させるかもしれないからだ。
「手袋を身につけていても、無防備にテーブルの表面などを触り、そのまま直接ハンドバッグの中に手を突っ込んでいるところを見ると、これで手袋など無意味になったなと思ってしまいます」。そう話すのは、米ジョンズ・ホプキンス大学の生物学的封じ込めユニットで看護師を指導しているジェイド・フリン氏だ。
パンデミック(世界的大流行)を引き起こした新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を拡散させたり自ら感染したりしないために最も効果的な手段は、やはりソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保と頻繁な手洗いだと専門家たちは言う。
しかし、それでもマスクや手袋を身につけて外出する場合には、どうやって洗ったり廃棄したりすればよいのか。そしてなぜ衣類に付着するウイルスについてはあまり心配しなくてもよいのかを以下で紹介しよう。
布マスクの洗い方
WHOおよびCDCによれば、洗濯機で普通に洗えば布にコロナウイルスは残らない(CDCは洗濯機と乾燥機が使える布のフェイスマスクを使い、定期的に洗濯するように推奨しています)。
「コロナウイルスはエンベロープウイルスなので、洗剤に弱いんです」と、米ノースカロライナ大学チャペルヒル校のウイルス学者、レイチェル・グレアム氏は言う。インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなどは、表面張力によって脂質やたんぱく質が繋ぎ止められたデリケートな「エンベロープ」に包まれ、守られている。
ほとんどの家庭用および業務用の洗濯洗剤やせっけんには、表面張力を低下させてこのエンベロープをたやすく破壊する「界面活性剤」が含まれている。そう説明するのは、米ネブラスカ大学医療センターの病理学者、ジョシュア・サンターピア氏だ。
界面とは物質の境の面のことで、水と油脂の境界面もあてはまる。せっけんなどの界面活性剤の分子の一端は脂質になじみ(親油基または疎水基)、もう一方の端は水になじむ(親水基)。まず脂質になじむ側がコロナウイルスのエンベロープに入り込んで膜を破壊する。そして、ミセルと呼ばれる球状の構造体にエンベロープの脂質が取り込まれ、水で洗い流されるというわけだ。
「界面活性剤とエンベロープの相互作用は、ウイルスの感染力を素早く失わせます」と、サンターピア氏は言う。
洗剤を使いさえすれば、洗濯機で利用する水の温度は関係ない。「綿でできたマスクは高温にも耐えられるので、もしも高温で洗う方が安心だと感じるようであれば、そうしたらよいと思います」とグレアム氏は話す。さらに乾燥機を使用すれば、高熱によりほとんどの微生物を殺すことができる。(日本で一般的な繊細な生地のガーゼマスクなどについては、厚生労働省は手洗いを推奨し、乾燥機を使用しないようにすすめています)
医療用使い捨て不織布マスクやN95マスクの場合
布製のものと違って、使い捨てを想定している医療用マスクは合成繊維の不織布からできており、通常の洗濯には耐えられない。
「洗ってしまうと、フィルターとしての機能を大幅に損ないます」とサンターピア氏は話す。ただし、ウイルスのような小さな粒子を効果的にフィルタリングし、顔をぴたりと覆うドーム形のN95マスクについては、医療従事者たちは必要に迫られてマスクを再利用している。そのため、フリン氏やサンターピア氏の職場では、マスクの効果を落とさないような医療用の消毒剤が用いられている。
サンターピア氏の職場であるネブラスカの病院ではさらに、高エネルギーの紫外線であるUV-C光を用いてマスクの消毒を行っており、これによってマスクは複数回の利用が可能となる。CDCによれば、UV-CはUV-AやUV-Bよりも強力な紫外線で、癌を発生させるリスクが高いため、UV-Cを扱う訓練を受けた人による監督のもとで行われなければならない。
つまり一般市民にとっては、医療用マスクは使い捨てにするのが理想的ということだ。もし再利用するなら、ウイルスの感染力がなくなるまで置いておくのがよい。
と言ってもそれは一体、どのくらいの期間なのか。新型コロナウイルスが物質表面、空気中、そしてマスクでどの程度長く感染力を保つのかは、科学者たちがいまだに調査中だ。4月下旬に発表された査読無しの論文によれば、N95マスクの表面にはそれなりに長い時間、コロナウイルスの形跡が見られたという。
「数時間、ひょっとしたら数日間にわたって、ウイルスはマスクを含めた様々な表面の上で感染力を保っている、ということです」。同論文の著者の一人であり、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の感染症専門家であるアマンディーン・ギャンブル氏はそう話す。同氏は、コロナウイルスがマスクの繊維の間に閉じこめられるのではないかと考えている。その場合、一定時間経過後に感染力が自然に失われるまでは、感染の危険が続くことになる。このためCDCでは、N95マスクの着用が合計8時間を超えないよう推奨しており、製造者が特に異なる見解を示さない限り、5回利用した後には廃棄すべきとしている。
しかし、病院の外であっても、公共の場で繰り返し利用したマスクにはウイルスが蓄積し、着用者が誤ってウイルスに接触する可能性が高まる。
「覚えておくべきは、感染リスクは接触したウイルス粒子の数に比例するということです」と同氏は言う。「リスクはあるかないかではなく、段階的なものです」
手袋は効果があるのか
公衆衛生機関は、コロナウイルスを防ぐ目的で普段から手袋を着用することは推奨していない。
「傷があるのでない限り、皮膚は大変効果的な免疫バリアです」とグレアム氏は言う。さらにコロナウイルスが切り傷から侵入する証拠はないこと、コロナウイルスはうまく血流に乗れないことを付け加えた。
それでも防護のために手袋を着用したいのであれば、何も着用していない時と同じくらいに気を付けることが大切だ。なるべく物に触れず、そしてとにかく、顔を触らない。
「私が懸念しているのは、手袋を着用することで自分が守られているように思う人がいることです」。そう話すのは、英ケンブリッジ大学のウイルス学者、ジェーン・グレトレクス氏だ。手袋は「廃棄するか、手と同じように洗わなければなりません」
CDCでは、手袋を外す際のやり方をステップごとに解説し、外した後には手を洗うことを推奨している。
「使い捨ての手袋は本来、洗うことを想定されていないため、穴を開けてしまう可能性が高いと思います」とサンターピア氏は言う。「手袋の着用よりも、手を清潔に保つことを考えたほうがよいでしょう」
その他の衣類
日用品の買い出しに行ったからと言って、着ていた服を捨てなければならないわけではない。なぜなら、コロナウイルスのようにエンベロープを持つウイルスは、綿のシャツやポリエステルのブラウス、デニムジーンズ等、通気性のある素材の上では長く感染力を保てないからだ。
コロナウイルスは主に飛沫によって拡散する。飛沫はほとんどが水分から成り、別の感染先にたどり着くまでの間ウイルスの水分を保つ。数日間から数週間あれば、単純に乾燥させることでウイルスの感染力を失わせることができる。そう話すのは、様々な物質の表面からウイルスがどのように移動するのかを研究してきた、米アリゾナ大学の環境微生物学者ジェラルド・ロペス氏だ。
新型コロナウイルスほど容易に拡散する病原体の場合、手、マスク、ドアノブ、携帯電話等、人が触れるものは何であれ頻繁に消毒することが重要だと同氏は言う。「ウイルスが表面に留まる可能性を軽視しないことです」
だが、日常で身につける衣服をさほど心配する必要はない。飛沫が綿などの布表面に付着した場合、布が水分をいくらか吸収し飛沫を乾燥させて、壊れやすいエンベロープを空気にさらすからだ。
「外側の脂質の膜はやがて完全に乾燥し、受容体に結びつくために必要なたんぱく質が働かなくなります」とロペス氏は言う。ウイルスの遺伝物質は残るかもしれないが、「もはや存続不可能な状態です」。あとは洗濯機が何とかしてくれるだろう。
ということですが、だんだんマスクが市場に出回り始めてきたし、キッチン用のアルコール(成分はエタノール)なら、比較的手に入りやすい。
キッチン用は「生ごみの消臭」と表示されているから結構気が付かないで見逃していることが多そうだ。
ウイズ・コロナだか何だか知らないが、付き合うしかないのかね。
てか、じゃんじゃん。
世界保健機関(WHO)は、体調不良や病気の人の世話をする場合、病院で利用されているような医療用マスクの着用を推奨している。米疾病対策センター(CDC)の指針はさらに念入りで、人が密集した場所へ出かける場合には、布で顔を覆うよう推奨している。中にはこうした公的ガイドラインの上を行き、再利用可能な、あるいは使い捨ての手袋を身につける人もいる。
しかし、こうした感染予防のアイテムも間違った方法で使っていては、何も着用しないのと変わらない可能性があると、専門家は忠告する。マスクや手袋は頻繁に洗濯や交換をしなければ、それ自体にウイルスが蓄積し、保護していない手やその後に触るものにウイルスを付着させるかもしれないからだ。
「手袋を身につけていても、無防備にテーブルの表面などを触り、そのまま直接ハンドバッグの中に手を突っ込んでいるところを見ると、これで手袋など無意味になったなと思ってしまいます」。そう話すのは、米ジョンズ・ホプキンス大学の生物学的封じ込めユニットで看護師を指導しているジェイド・フリン氏だ。
パンデミック(世界的大流行)を引き起こした新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を拡散させたり自ら感染したりしないために最も効果的な手段は、やはりソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保と頻繁な手洗いだと専門家たちは言う。
しかし、それでもマスクや手袋を身につけて外出する場合には、どうやって洗ったり廃棄したりすればよいのか。そしてなぜ衣類に付着するウイルスについてはあまり心配しなくてもよいのかを以下で紹介しよう。
布マスクの洗い方
WHOおよびCDCによれば、洗濯機で普通に洗えば布にコロナウイルスは残らない(CDCは洗濯機と乾燥機が使える布のフェイスマスクを使い、定期的に洗濯するように推奨しています)。
「コロナウイルスはエンベロープウイルスなので、洗剤に弱いんです」と、米ノースカロライナ大学チャペルヒル校のウイルス学者、レイチェル・グレアム氏は言う。インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなどは、表面張力によって脂質やたんぱく質が繋ぎ止められたデリケートな「エンベロープ」に包まれ、守られている。
ほとんどの家庭用および業務用の洗濯洗剤やせっけんには、表面張力を低下させてこのエンベロープをたやすく破壊する「界面活性剤」が含まれている。そう説明するのは、米ネブラスカ大学医療センターの病理学者、ジョシュア・サンターピア氏だ。
界面とは物質の境の面のことで、水と油脂の境界面もあてはまる。せっけんなどの界面活性剤の分子の一端は脂質になじみ(親油基または疎水基)、もう一方の端は水になじむ(親水基)。まず脂質になじむ側がコロナウイルスのエンベロープに入り込んで膜を破壊する。そして、ミセルと呼ばれる球状の構造体にエンベロープの脂質が取り込まれ、水で洗い流されるというわけだ。
「界面活性剤とエンベロープの相互作用は、ウイルスの感染力を素早く失わせます」と、サンターピア氏は言う。
洗剤を使いさえすれば、洗濯機で利用する水の温度は関係ない。「綿でできたマスクは高温にも耐えられるので、もしも高温で洗う方が安心だと感じるようであれば、そうしたらよいと思います」とグレアム氏は話す。さらに乾燥機を使用すれば、高熱によりほとんどの微生物を殺すことができる。(日本で一般的な繊細な生地のガーゼマスクなどについては、厚生労働省は手洗いを推奨し、乾燥機を使用しないようにすすめています)
医療用使い捨て不織布マスクやN95マスクの場合
布製のものと違って、使い捨てを想定している医療用マスクは合成繊維の不織布からできており、通常の洗濯には耐えられない。
「洗ってしまうと、フィルターとしての機能を大幅に損ないます」とサンターピア氏は話す。ただし、ウイルスのような小さな粒子を効果的にフィルタリングし、顔をぴたりと覆うドーム形のN95マスクについては、医療従事者たちは必要に迫られてマスクを再利用している。そのため、フリン氏やサンターピア氏の職場では、マスクの効果を落とさないような医療用の消毒剤が用いられている。
サンターピア氏の職場であるネブラスカの病院ではさらに、高エネルギーの紫外線であるUV-C光を用いてマスクの消毒を行っており、これによってマスクは複数回の利用が可能となる。CDCによれば、UV-CはUV-AやUV-Bよりも強力な紫外線で、癌を発生させるリスクが高いため、UV-Cを扱う訓練を受けた人による監督のもとで行われなければならない。
つまり一般市民にとっては、医療用マスクは使い捨てにするのが理想的ということだ。もし再利用するなら、ウイルスの感染力がなくなるまで置いておくのがよい。
と言ってもそれは一体、どのくらいの期間なのか。新型コロナウイルスが物質表面、空気中、そしてマスクでどの程度長く感染力を保つのかは、科学者たちがいまだに調査中だ。4月下旬に発表された査読無しの論文によれば、N95マスクの表面にはそれなりに長い時間、コロナウイルスの形跡が見られたという。
「数時間、ひょっとしたら数日間にわたって、ウイルスはマスクを含めた様々な表面の上で感染力を保っている、ということです」。同論文の著者の一人であり、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の感染症専門家であるアマンディーン・ギャンブル氏はそう話す。同氏は、コロナウイルスがマスクの繊維の間に閉じこめられるのではないかと考えている。その場合、一定時間経過後に感染力が自然に失われるまでは、感染の危険が続くことになる。このためCDCでは、N95マスクの着用が合計8時間を超えないよう推奨しており、製造者が特に異なる見解を示さない限り、5回利用した後には廃棄すべきとしている。
しかし、病院の外であっても、公共の場で繰り返し利用したマスクにはウイルスが蓄積し、着用者が誤ってウイルスに接触する可能性が高まる。
「覚えておくべきは、感染リスクは接触したウイルス粒子の数に比例するということです」と同氏は言う。「リスクはあるかないかではなく、段階的なものです」
手袋は効果があるのか
公衆衛生機関は、コロナウイルスを防ぐ目的で普段から手袋を着用することは推奨していない。
「傷があるのでない限り、皮膚は大変効果的な免疫バリアです」とグレアム氏は言う。さらにコロナウイルスが切り傷から侵入する証拠はないこと、コロナウイルスはうまく血流に乗れないことを付け加えた。
それでも防護のために手袋を着用したいのであれば、何も着用していない時と同じくらいに気を付けることが大切だ。なるべく物に触れず、そしてとにかく、顔を触らない。
「私が懸念しているのは、手袋を着用することで自分が守られているように思う人がいることです」。そう話すのは、英ケンブリッジ大学のウイルス学者、ジェーン・グレトレクス氏だ。手袋は「廃棄するか、手と同じように洗わなければなりません」
CDCでは、手袋を外す際のやり方をステップごとに解説し、外した後には手を洗うことを推奨している。
「使い捨ての手袋は本来、洗うことを想定されていないため、穴を開けてしまう可能性が高いと思います」とサンターピア氏は言う。「手袋の着用よりも、手を清潔に保つことを考えたほうがよいでしょう」
その他の衣類
日用品の買い出しに行ったからと言って、着ていた服を捨てなければならないわけではない。なぜなら、コロナウイルスのようにエンベロープを持つウイルスは、綿のシャツやポリエステルのブラウス、デニムジーンズ等、通気性のある素材の上では長く感染力を保てないからだ。
コロナウイルスは主に飛沫によって拡散する。飛沫はほとんどが水分から成り、別の感染先にたどり着くまでの間ウイルスの水分を保つ。数日間から数週間あれば、単純に乾燥させることでウイルスの感染力を失わせることができる。そう話すのは、様々な物質の表面からウイルスがどのように移動するのかを研究してきた、米アリゾナ大学の環境微生物学者ジェラルド・ロペス氏だ。
新型コロナウイルスほど容易に拡散する病原体の場合、手、マスク、ドアノブ、携帯電話等、人が触れるものは何であれ頻繁に消毒することが重要だと同氏は言う。「ウイルスが表面に留まる可能性を軽視しないことです」
だが、日常で身につける衣服をさほど心配する必要はない。飛沫が綿などの布表面に付着した場合、布が水分をいくらか吸収し飛沫を乾燥させて、壊れやすいエンベロープを空気にさらすからだ。
「外側の脂質の膜はやがて完全に乾燥し、受容体に結びつくために必要なたんぱく質が働かなくなります」とロペス氏は言う。ウイルスの遺伝物質は残るかもしれないが、「もはや存続不可能な状態です」。あとは洗濯機が何とかしてくれるだろう。
ということですが、だんだんマスクが市場に出回り始めてきたし、キッチン用のアルコール(成分はエタノール)なら、比較的手に入りやすい。
キッチン用は「生ごみの消臭」と表示されているから結構気が付かないで見逃していることが多そうだ。
ウイズ・コロナだか何だか知らないが、付き合うしかないのかね。
てか、じゃんじゃん。
新型コロナの遺伝子ワクチン候補、最初の臨床試験をクリア ― 2020年06月04日 13:03
有望な新型コロナウイルスワクチン候補が先日、大きなハードルをクリアした。米モデルナ社が、臨床試験の第2段階をスタートさせたのだ。これはつまり、同社のmRNAワクチンが初期の安全性チェックに合格し、市場に投入されるための重要な節目をひとつ越えたということだ。
モデルナ社は5月18日、初期段階での結果について、健康な被験者が同社のmRNAワクチンに反応して「中和抗体」を産生したと発表していた。抗体とは、感染を防ぐうえで重要な、いわば免疫系の“衛兵”だ。
ただし専門家らは、中和抗体が確認できたのは、米国立アレルギー感染症研究所の臨床試験に参加した45人のうち8人のみだと指摘していた。またモデルナ社は、第1相試験で単に抗体を作る以上の防御反応があったかどうかを判断できるだけの十分な情報を公開していない。
それでも、公表した詳細な情報と最新の発表内容から、同社がこの先、前例のないことを成し遂げる可能性がうかがえる。世界初となるヒト用mRNAワクチンの承認を得ることだ。
「すばらしい成果です。ワクチンの安全性を示す第1相試験のデータが得られたのですから」。米アイオワ大学薬学部の教授で、薬剤開発者のアリ・セイレム氏はそう語る。
第2相試験は、8つの州の10の地域において、約600人の協力者を対象に行われる。モデルナ社は5月29日、プレスリリースを通じて、各年齢層のグループ(55歳以下と56歳以上の2組)の最初の協力者複数人にワクチン候補を投与したと発表した。
mRNAワクチンとは何か
病原体が体内に侵入すると、人間の免疫系はすぐに認識して反応する。従来型のワクチンは、不活化したウイルスそのものや、ウイルスを構成するタンパク質を体内に注入してその反応を起こさせる。
こうしたワクチンの開発には時間がかかる。理由のひとつは、特定の方法を用いて病原体を不活化あるいは増殖させたり、タンパク質を分離したりしなければならないからだ。
mRNA(メッセンジャーRNA)とは、DNAと同じく核酸でできた遺伝物質で、細胞内を移動し、体の細胞構造を形成するうえでどのタンパク質を作るべきか最終的な指示を出す。
1990年代初頭、科学者たちは、もしウイルスのDNAとmRNAの断片を製造し、それをヒトの細胞や実験動物に注入したらどうなるだろうかと考えた。細胞がその遺伝子の断片を取り込んで、ウイルスのタンパク質を作り、免疫反応を引き起こすかもしれないと彼らは期待したのだ。
理論上、この方法を用いれば、より迅速にワクチンを作れる。その単位は、数週間ではなく、数時間や数日だ。また、そうしたワクチン候補は、コロナウイルス、インフルエンザ、HIVなど、突然変異によって進化しうる病原体に、より柔軟に対応できる。
mRNAワクチンは、複数の株のウイルスに対して効果を発揮する万能ワクチンにつながる可能性をもっていると、国際ワクチン学会のマーガレット・リュウ氏は言う。
30年前、リュウ氏は研究者としていち早く、DNAおよびmRNAワクチンの使用を試みた。氏が開発したインフルエンザ用の普遍的なDNAワクチンは、初期の結果において、同種のワクチンとして初めて防御効果を発揮し、とくに有望な結果を示した。少なくともネズミにおいては。
総じて言えば、DNAワクチンとmRNAワクチンの開発初期には、薬品開発の「前臨床」段階である動物モデルでは成功例がいくつもあったものの、ヒトにおいては強力な免疫反応を引き出せなかった。
「人間の方が体が大きいせいに違いないと、だれもが考えていました」とリュウ氏は言う。しかし、ウマや魚や、カリフォルニアコンドル用のDNAワクチンが開発されるに至って、そうした仮説は信憑性を失った。
一方、mRNAワクチンは安定性に問題を抱えていた。ワクチンのmRNAは体内に入った後、DNAよりも早く分解されるため、免疫効果が限られる。さらに、mRNAは免疫細胞を刺激し、副作用を引き起こす可能性がある。こうした課題から、DNAおよびmRNAワクチンの使用は長きにわって獣医学の分野だけで使われてきた。
モデルナ社のアドバンテージ
この状態に変化が起こり始めたのは2005年、ペンシルべニア大学の研究者が、mRNAワクチンにちょっとした工夫(化学修飾)を施したことがきっかけだった。これによって、mRNAワクチンの耐久性が向上し、安全性が高まり、有害な免疫反応が減った。
「多くの人々が、さまざまな疾患の治療戦略としてmRNAに注目し始めたのです」と、米アイオワ大学のセイレム氏は言う。そうした状況の中で登場したのが、米ハーバード大学の研究者デリック・ロッシ氏が2010年に創業したモデルナ・セラピューティクス社(現モデルナ社)だ。
同社は設立以降、薬物送達において一般的なツールである「脂質ナノ粒子」を多用してきた。脂質を主成分とする滑りの良い粒子の中に薬を包み込む方法で、それを使えば、mRNAを容易に細胞内に送り込める。
安全性の高いmRNA技術とすぐれた薬物送達により、同社は製品の幅を広げ、がんや、インフルエンザを含むさまざまな感染症の治療法を追求してきた。
大きな転機をもたらしたのは、蚊が媒介するジカウイルスだった。
2015年にジカウイルスが登場すると、各地の研究所が適切なワクチンの探求に乗り出す。現在米イリノイ大学シカゴ校の准教授であるジャスティン・リッチナー氏は当時、複数の大学が協力して行っていた、モデルナ・セラピューティクス社製のmRNAワクチン候補の初期研究に参加していた。リッチナー氏によると、同チームは2016年、モデルナ社製のジカワクチンのひとつを人間の臨床試験にまで持ち込むことに成功したという。ただし、そこで研究は失速してしまった。
年内に開発の最終段階に進む可能性も
モデルナ社は、同社が公表している最新情報から、COVID-19ワクチンの進捗状況の手がかりが得られる。たとえば5月18日の発表では、ワクチン接種後のヒトおよびマウス体内の抗体数についての正確な数字は示されていなかった。一方で、最も安全な投与量を見極めるという、第1相試験の主目的が達成されたことが明かされている。
「人を対象とした臨床試験を初めて行う場合、ワクチンが安全かどうかが、最も重要な情報となります」。米ベイラー医科大学国立熱帯医学校の副学部長マリア・エレナ・ボッタッツィ氏はそう語る。
ボッタッツィ氏はまた、モデルナ社のワクチンが成功するかどうかがよりはっきりするのは、T細胞について発表があったときだろうと述べている。抗体は免疫反応の一部に過ぎない。T細胞は免疫系においてまた別の役割を担っている。どちらも独自に長期間の防御を形成するが、T細胞には抗体の出現を助ける働きがある。
これが重要なのは、DNAおよびmRNAワクチンは、T細胞を誘発するのに適しているからだと、ボッタッツィ氏は言う。しかし、そうした反応を評価するのには手間がかかる。人間を対象とした臨床試験では、後半に行われるのが一般的だ。
モデルナ社のワクチンは、完成までにまだ長い時間がかかるかもしれない。第2相試験の被験者に対しては、少なくとも15カ月間観察が行われることになっている。それでも、もし初期の経過が良好であれば、ワクチン候補は年内に開発の最終段階に進む可能性もある。
モデルナ社が成功するかどうかにかかわらず、パンデミックに打ち勝つためには、複数のワクチンが必要となるだろう。世界では現在、100以上のCOVID-19ワクチン候補の試験が進行中だ。これまでのところ、複数の企業が有望な結果を報告している。いくつもの候補があることは結局のところ強みだとボッタッツィ氏は言う。ひとつのワクチン候補が失敗したとしても、その他の候補が希望をつないでくれるからだ。
ということです。
何かしら、いろいろ身の回りで起き始めましたね。
交通死亡事故が元の職場の前で起きたり、民主党創設時に活躍した「G氏」が亡くなったり、時は様々な結果を積み重ねて進んでいくんですね。
私の「時」はいつまで、なのでしょうか。
じゃんじゃん。
モデルナ社は5月18日、初期段階での結果について、健康な被験者が同社のmRNAワクチンに反応して「中和抗体」を産生したと発表していた。抗体とは、感染を防ぐうえで重要な、いわば免疫系の“衛兵”だ。
ただし専門家らは、中和抗体が確認できたのは、米国立アレルギー感染症研究所の臨床試験に参加した45人のうち8人のみだと指摘していた。またモデルナ社は、第1相試験で単に抗体を作る以上の防御反応があったかどうかを判断できるだけの十分な情報を公開していない。
それでも、公表した詳細な情報と最新の発表内容から、同社がこの先、前例のないことを成し遂げる可能性がうかがえる。世界初となるヒト用mRNAワクチンの承認を得ることだ。
「すばらしい成果です。ワクチンの安全性を示す第1相試験のデータが得られたのですから」。米アイオワ大学薬学部の教授で、薬剤開発者のアリ・セイレム氏はそう語る。
第2相試験は、8つの州の10の地域において、約600人の協力者を対象に行われる。モデルナ社は5月29日、プレスリリースを通じて、各年齢層のグループ(55歳以下と56歳以上の2組)の最初の協力者複数人にワクチン候補を投与したと発表した。
mRNAワクチンとは何か
病原体が体内に侵入すると、人間の免疫系はすぐに認識して反応する。従来型のワクチンは、不活化したウイルスそのものや、ウイルスを構成するタンパク質を体内に注入してその反応を起こさせる。
こうしたワクチンの開発には時間がかかる。理由のひとつは、特定の方法を用いて病原体を不活化あるいは増殖させたり、タンパク質を分離したりしなければならないからだ。
mRNA(メッセンジャーRNA)とは、DNAと同じく核酸でできた遺伝物質で、細胞内を移動し、体の細胞構造を形成するうえでどのタンパク質を作るべきか最終的な指示を出す。
1990年代初頭、科学者たちは、もしウイルスのDNAとmRNAの断片を製造し、それをヒトの細胞や実験動物に注入したらどうなるだろうかと考えた。細胞がその遺伝子の断片を取り込んで、ウイルスのタンパク質を作り、免疫反応を引き起こすかもしれないと彼らは期待したのだ。
理論上、この方法を用いれば、より迅速にワクチンを作れる。その単位は、数週間ではなく、数時間や数日だ。また、そうしたワクチン候補は、コロナウイルス、インフルエンザ、HIVなど、突然変異によって進化しうる病原体に、より柔軟に対応できる。
mRNAワクチンは、複数の株のウイルスに対して効果を発揮する万能ワクチンにつながる可能性をもっていると、国際ワクチン学会のマーガレット・リュウ氏は言う。
30年前、リュウ氏は研究者としていち早く、DNAおよびmRNAワクチンの使用を試みた。氏が開発したインフルエンザ用の普遍的なDNAワクチンは、初期の結果において、同種のワクチンとして初めて防御効果を発揮し、とくに有望な結果を示した。少なくともネズミにおいては。
総じて言えば、DNAワクチンとmRNAワクチンの開発初期には、薬品開発の「前臨床」段階である動物モデルでは成功例がいくつもあったものの、ヒトにおいては強力な免疫反応を引き出せなかった。
「人間の方が体が大きいせいに違いないと、だれもが考えていました」とリュウ氏は言う。しかし、ウマや魚や、カリフォルニアコンドル用のDNAワクチンが開発されるに至って、そうした仮説は信憑性を失った。
一方、mRNAワクチンは安定性に問題を抱えていた。ワクチンのmRNAは体内に入った後、DNAよりも早く分解されるため、免疫効果が限られる。さらに、mRNAは免疫細胞を刺激し、副作用を引き起こす可能性がある。こうした課題から、DNAおよびmRNAワクチンの使用は長きにわって獣医学の分野だけで使われてきた。
モデルナ社のアドバンテージ
この状態に変化が起こり始めたのは2005年、ペンシルべニア大学の研究者が、mRNAワクチンにちょっとした工夫(化学修飾)を施したことがきっかけだった。これによって、mRNAワクチンの耐久性が向上し、安全性が高まり、有害な免疫反応が減った。
「多くの人々が、さまざまな疾患の治療戦略としてmRNAに注目し始めたのです」と、米アイオワ大学のセイレム氏は言う。そうした状況の中で登場したのが、米ハーバード大学の研究者デリック・ロッシ氏が2010年に創業したモデルナ・セラピューティクス社(現モデルナ社)だ。
同社は設立以降、薬物送達において一般的なツールである「脂質ナノ粒子」を多用してきた。脂質を主成分とする滑りの良い粒子の中に薬を包み込む方法で、それを使えば、mRNAを容易に細胞内に送り込める。
安全性の高いmRNA技術とすぐれた薬物送達により、同社は製品の幅を広げ、がんや、インフルエンザを含むさまざまな感染症の治療法を追求してきた。
大きな転機をもたらしたのは、蚊が媒介するジカウイルスだった。
2015年にジカウイルスが登場すると、各地の研究所が適切なワクチンの探求に乗り出す。現在米イリノイ大学シカゴ校の准教授であるジャスティン・リッチナー氏は当時、複数の大学が協力して行っていた、モデルナ・セラピューティクス社製のmRNAワクチン候補の初期研究に参加していた。リッチナー氏によると、同チームは2016年、モデルナ社製のジカワクチンのひとつを人間の臨床試験にまで持ち込むことに成功したという。ただし、そこで研究は失速してしまった。
年内に開発の最終段階に進む可能性も
モデルナ社は、同社が公表している最新情報から、COVID-19ワクチンの進捗状況の手がかりが得られる。たとえば5月18日の発表では、ワクチン接種後のヒトおよびマウス体内の抗体数についての正確な数字は示されていなかった。一方で、最も安全な投与量を見極めるという、第1相試験の主目的が達成されたことが明かされている。
「人を対象とした臨床試験を初めて行う場合、ワクチンが安全かどうかが、最も重要な情報となります」。米ベイラー医科大学国立熱帯医学校の副学部長マリア・エレナ・ボッタッツィ氏はそう語る。
ボッタッツィ氏はまた、モデルナ社のワクチンが成功するかどうかがよりはっきりするのは、T細胞について発表があったときだろうと述べている。抗体は免疫反応の一部に過ぎない。T細胞は免疫系においてまた別の役割を担っている。どちらも独自に長期間の防御を形成するが、T細胞には抗体の出現を助ける働きがある。
これが重要なのは、DNAおよびmRNAワクチンは、T細胞を誘発するのに適しているからだと、ボッタッツィ氏は言う。しかし、そうした反応を評価するのには手間がかかる。人間を対象とした臨床試験では、後半に行われるのが一般的だ。
モデルナ社のワクチンは、完成までにまだ長い時間がかかるかもしれない。第2相試験の被験者に対しては、少なくとも15カ月間観察が行われることになっている。それでも、もし初期の経過が良好であれば、ワクチン候補は年内に開発の最終段階に進む可能性もある。
モデルナ社が成功するかどうかにかかわらず、パンデミックに打ち勝つためには、複数のワクチンが必要となるだろう。世界では現在、100以上のCOVID-19ワクチン候補の試験が進行中だ。これまでのところ、複数の企業が有望な結果を報告している。いくつもの候補があることは結局のところ強みだとボッタッツィ氏は言う。ひとつのワクチン候補が失敗したとしても、その他の候補が希望をつないでくれるからだ。
ということです。
何かしら、いろいろ身の回りで起き始めましたね。
交通死亡事故が元の職場の前で起きたり、民主党創設時に活躍した「G氏」が亡くなったり、時は様々な結果を積み重ねて進んでいくんですね。
私の「時」はいつまで、なのでしょうか。
じゃんじゃん。
新型コロナウイルスはいつまで体内に残るのか ― 2020年06月10日 10:21
3月13日の金曜日は、26歳のフィオナ・ローレンスタインさんにとって不運な日だった。週末にかけて高熱が出て、咳が始まり、やがて息切れがして話しづらくなった。病院に行って検査を受けると、新型コロナウイルスに感染していることがわかったので、入院して酸素吸入が施された。2日後には退院できるほどに回復したが、症状はそれで終わらなかった。
やがて激しい下痢が始まり、嗅覚を失い、喉の痛みと蕁麻疹(じんましん)に悩まされた。なかでも厄介だったのは、最初の症状が出てから約1カ月後に現れた、強い疲労感と激しい頭痛だった。言葉が出にくくなり、集中力を失い、話している途中で何を言おうとしていたのか忘れてしまうようになった。
「トラックにぶつけられたようなものでした」と彼女は振り返る。「数日間はどうにか仕事をこなしていましたが、ある日、ついにベッドから出られなくなりました」
新型コロナウイルスに感染した人の中に、なぜローレンスタインさんのように発症から数週間から数カ月間も症状がぶり返す人がいるのかは、まだわかっていない。
症状が長期間続く患者は、一部のウイルスが体内にとどまる「持続感染」の状態にあるのかもしれない。研究者たちは今、ウイルスの持続性、つまりウイルスが患者の体内に残る期間を明らかにしようとしている。
新型コロナウイルスの持続性を理解することは重要だ。なぜなら、患者がウイルスを他人にうつす恐れのある期間や、患者を隔離するべき期間、あるいは再感染の可能性があるかどうかさえも、それで決まるからだ。
「ウイルスの持続性は厄介です」と、米国立がん研究所がん研究センターの上席研究員でエイズウイルス(HIV)の薬剤耐性を研究しているメアリー・カーニー氏は話す。特に新型コロナウイルスについては、個人や臓器によってウイルスの持続性にどのような差があるのかがまだわかっていないと氏は言う。
新型コロナウイルスのゲノムは、DNAではなくRNAでできている。C型肝炎ウイルスもRNAウイルスだが、持続感染により、最初の感染から数十年経ってから肝硬変や肝臓がんに進行することがある。「持続感染が長期にわたる場合、その影響も長期的である可能性があります」とカーニー氏は言う。新型コロナウイルスは発見から間もないため、長期的な持続感染の可能性やその影響はまだ明らかでないが、調査する必要がある。
持続感染か、再感染か
科学者たちは持続性によってウイルスを3つに分類している。1つめはノロウイルスのように、急性感染症を引き起こし、感染者はすぐに発症し、数日後には完全に回復するもの。2つめは水痘帯状疱疹ウイルスのように、初感染時に水痘(水ぼうそう)を引き起こすが、その後は患者の神経細胞に潜伏して一生をともに過ごす。3つめは、ほとんどの人では急性の感染になるが、一部の人ではウイルスは体内から排除されず、持続感染となる。ポリオウイルスがその1例だ。
新型コロナウイルスの場合、事態を複雑にしている要因の1つは、医師や研究者が診断にPCR検査を利用していることだ。この検査では、鼻咽頭ぬぐい液や唾液、便、尿などの分泌物を採取し、ウイルスの遺伝子断片を探す。そのため、検査を受けた人が感染しているかどうかはわかるが、ウイルスの感染力がどのぐらいかまではわからない。
「ウイルスが感染力を失っていても、まだRNAが検出される期間があるのです」と米ジョンズ・ホプキンズ大学の感染症研究者アンドリュー・カラバ氏は説明する。
研究者が生きたウイルスを調べるには、細胞培養フラスコやシャーレでウイルスを培養しなければならないが、これは容易ではない。感染者の鼻腔をぬぐった綿棒を乾燥させてしまったり、感染した細胞を取り損ねたりすることがあるほか、サンプルに含まれるウイルス粒子が少なすぎて増やせないこともある。さらに、新型コロナウイルスの分離と研究はバイオセーフティーレベル(BSL)3以上の安全な実験室で行うべきだと米疾病対策センター(CDC)は推奨しており、日本の国立感染症研究所も同様に定めている。
生きた新型コロナウイルスの研究例はまだ限られているが、いくつかの研究ではウイルスの持続期間の手がかりが得られている。4月1日付けで学術誌「Nature」に発表された、ドイツで9人の軽症患者を対象に実施された研究では、発症から9日後以降に喉をぬぐった綿棒や唾液サンプルからは、ウイルスを培養できなかった。この研究からは、感染者が最初の数日間に大量のウイルスRNAを排出することも明らかになった。
4月23日付けで学術誌「Nature Medicine」に発表された別の研究では、発症から1週間以内の9人の新型コロナウイルス感染症患者から生きたウイルスが分離された。1人の患者は、発症8日後に採取したサンプルにも培養可能なウイルスが含まれていた。さらに、発症31日後以降に採取されたサンプルでも、複数からウイルスRNA断片が確認された。
5月28日付けで学術誌「New England Journal of Medicine」に発表された研究では、老人ホームの入居者89人を調べた結果、患者が最長で発症9日後まで培養できるウイルスを排出しうることがわかった。
大きな個人差がワクチン開発の壁に
ウイルスの持続期間が明らかになれば、新型コロナウイルスへの再感染の有無や、持続的な免疫は得られるのか、患者をいつまで隔離する必要があるのかもはっきりする。
現時点では、症状が長引いていると思われる症例は、再感染ではないと考えられている。韓国疾病対策センター(KCDC)は5月19日、回復してPCR検査の結果が陰性となった後に、再び陽性となった285人の患者の濃厚接触者を追跡した結果を発表した。調査では、再陽性となった人が他の人を感染させたことを示す証拠は見つからなかった。つまり、感染力をもつウイルスがまた新たに感染したとは考えにくい。
「通常、急性ウイルス感染症から回復するときには、ウイルスを除去するために、免疫系は感染細胞を殺してしまいます」と米ジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のウイルス学者ダイアン・グリフィン氏は説明する。だが、ウイルスが神経細胞のような寿命の長い細胞に感染した場合、その細胞を殺すわけにはいかない。その場合は「すべてのウイルスゲノムを取り除くことは不可能です」と氏は言う。つまりウイルスは長期にわたって体内のどこかに潜伏することになる。
免疫が長続きする鍵を握っているのは、実はウイルスのこうした持続性なのかもしれない。グリフィン氏によれば、ウイルスが大量に体内で広がっていなくても、少数の細胞がウイルスのタンパク質を作り続けていれば、その断片が体に免疫反応を維持させ、再び病気にならないようにする可能性があるという。
同じことは、寿命の長い神経細胞を主要な標的としない麻疹(はしか)のような感染症にも当てはまる。グリフィン氏がサルで研究を行ったところ、サルが麻疹から回復してから半年間、免疫系のリンパ球という細胞からウイルスRNAが見つかった。麻疹ウイルスは、人間の細胞内ではもっと長期にわたって持続する可能性があると氏は言う。いちど麻疹になると一生免疫が持続するが、グリフィン氏は、RNAの持続によって説明できるのではないかと考えている。
他の研究者もこの説に同意している。「私たちは慢性的に感染しているので、免疫系の一部がそのまま保たれているのです」と、米ウィル・バイオテクノロジー社のスキップ・バージン副社長兼最高科学責任者(CSO)は話す。
一方、「持続的な免疫作用」は、新型コロナウイルス感染症患者に害をなすおそれがあり、ウイルスを排除しようとする免疫系が暴走して体にダメージを与える「サイトカインストーム」に関係しているかもしれないと、米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)の臨床部長アビンドラ・ナス氏は指摘する。このような免疫の働きは、再発の可能性や、一部の長期的な合併症の説明に役立つかもしれないとナス氏は言う。
しかし、ウイルスの持続性や患者の免疫には大きな個人差があり、これがワクチンの開発や利用を困難にする可能性がある。「同じウイルス粒子がすべての人に同じ影響を及ぼすわけではありません」と、米スローン・ケタリング記念がんセンターの腫瘍内科医で、一度感染した病原体の情報を記憶して発揮される獲得免疫が新型コロナウイルス感染症の回復にどう役立つかを調べているサントッシュ・バルダナ氏は話す。氏によれば、全員に有効な免疫を作り出すワクチンがほとんどないのはそのせいだという。
反応の多様性は、患者を隔離すべき推奨期間の設定も難しくする。米CDCは現在、入院していない新型コロナウイルス感染症の患者は、体調不良を感じはじめてから少なくとも10日間、熱が下がってからは少なくとも3日間は自己隔離するよう推奨している。無症状の場合は、陽性の検査結果が出てから10日間となる。
ワクチン開発のためにも、より良い治療のためにも、「新型コロナウイルスに対する免疫反応を、もっと複雑なものとして考えなければなりません」とバルダナ氏は話した。
ん~ん。まだいろいろわからんことが多いんだわ。
ひとつわかったのは、トランプが気が狂ったのと、北朝鮮は妹が実権を握ったということ。
まだまだ世界は激動するみたいだね。
じゃんじゃん。
やがて激しい下痢が始まり、嗅覚を失い、喉の痛みと蕁麻疹(じんましん)に悩まされた。なかでも厄介だったのは、最初の症状が出てから約1カ月後に現れた、強い疲労感と激しい頭痛だった。言葉が出にくくなり、集中力を失い、話している途中で何を言おうとしていたのか忘れてしまうようになった。
「トラックにぶつけられたようなものでした」と彼女は振り返る。「数日間はどうにか仕事をこなしていましたが、ある日、ついにベッドから出られなくなりました」
新型コロナウイルスに感染した人の中に、なぜローレンスタインさんのように発症から数週間から数カ月間も症状がぶり返す人がいるのかは、まだわかっていない。
症状が長期間続く患者は、一部のウイルスが体内にとどまる「持続感染」の状態にあるのかもしれない。研究者たちは今、ウイルスの持続性、つまりウイルスが患者の体内に残る期間を明らかにしようとしている。
新型コロナウイルスの持続性を理解することは重要だ。なぜなら、患者がウイルスを他人にうつす恐れのある期間や、患者を隔離するべき期間、あるいは再感染の可能性があるかどうかさえも、それで決まるからだ。
「ウイルスの持続性は厄介です」と、米国立がん研究所がん研究センターの上席研究員でエイズウイルス(HIV)の薬剤耐性を研究しているメアリー・カーニー氏は話す。特に新型コロナウイルスについては、個人や臓器によってウイルスの持続性にどのような差があるのかがまだわかっていないと氏は言う。
新型コロナウイルスのゲノムは、DNAではなくRNAでできている。C型肝炎ウイルスもRNAウイルスだが、持続感染により、最初の感染から数十年経ってから肝硬変や肝臓がんに進行することがある。「持続感染が長期にわたる場合、その影響も長期的である可能性があります」とカーニー氏は言う。新型コロナウイルスは発見から間もないため、長期的な持続感染の可能性やその影響はまだ明らかでないが、調査する必要がある。
持続感染か、再感染か
科学者たちは持続性によってウイルスを3つに分類している。1つめはノロウイルスのように、急性感染症を引き起こし、感染者はすぐに発症し、数日後には完全に回復するもの。2つめは水痘帯状疱疹ウイルスのように、初感染時に水痘(水ぼうそう)を引き起こすが、その後は患者の神経細胞に潜伏して一生をともに過ごす。3つめは、ほとんどの人では急性の感染になるが、一部の人ではウイルスは体内から排除されず、持続感染となる。ポリオウイルスがその1例だ。
新型コロナウイルスの場合、事態を複雑にしている要因の1つは、医師や研究者が診断にPCR検査を利用していることだ。この検査では、鼻咽頭ぬぐい液や唾液、便、尿などの分泌物を採取し、ウイルスの遺伝子断片を探す。そのため、検査を受けた人が感染しているかどうかはわかるが、ウイルスの感染力がどのぐらいかまではわからない。
「ウイルスが感染力を失っていても、まだRNAが検出される期間があるのです」と米ジョンズ・ホプキンズ大学の感染症研究者アンドリュー・カラバ氏は説明する。
研究者が生きたウイルスを調べるには、細胞培養フラスコやシャーレでウイルスを培養しなければならないが、これは容易ではない。感染者の鼻腔をぬぐった綿棒を乾燥させてしまったり、感染した細胞を取り損ねたりすることがあるほか、サンプルに含まれるウイルス粒子が少なすぎて増やせないこともある。さらに、新型コロナウイルスの分離と研究はバイオセーフティーレベル(BSL)3以上の安全な実験室で行うべきだと米疾病対策センター(CDC)は推奨しており、日本の国立感染症研究所も同様に定めている。
生きた新型コロナウイルスの研究例はまだ限られているが、いくつかの研究ではウイルスの持続期間の手がかりが得られている。4月1日付けで学術誌「Nature」に発表された、ドイツで9人の軽症患者を対象に実施された研究では、発症から9日後以降に喉をぬぐった綿棒や唾液サンプルからは、ウイルスを培養できなかった。この研究からは、感染者が最初の数日間に大量のウイルスRNAを排出することも明らかになった。
4月23日付けで学術誌「Nature Medicine」に発表された別の研究では、発症から1週間以内の9人の新型コロナウイルス感染症患者から生きたウイルスが分離された。1人の患者は、発症8日後に採取したサンプルにも培養可能なウイルスが含まれていた。さらに、発症31日後以降に採取されたサンプルでも、複数からウイルスRNA断片が確認された。
5月28日付けで学術誌「New England Journal of Medicine」に発表された研究では、老人ホームの入居者89人を調べた結果、患者が最長で発症9日後まで培養できるウイルスを排出しうることがわかった。
大きな個人差がワクチン開発の壁に
ウイルスの持続期間が明らかになれば、新型コロナウイルスへの再感染の有無や、持続的な免疫は得られるのか、患者をいつまで隔離する必要があるのかもはっきりする。
現時点では、症状が長引いていると思われる症例は、再感染ではないと考えられている。韓国疾病対策センター(KCDC)は5月19日、回復してPCR検査の結果が陰性となった後に、再び陽性となった285人の患者の濃厚接触者を追跡した結果を発表した。調査では、再陽性となった人が他の人を感染させたことを示す証拠は見つからなかった。つまり、感染力をもつウイルスがまた新たに感染したとは考えにくい。
「通常、急性ウイルス感染症から回復するときには、ウイルスを除去するために、免疫系は感染細胞を殺してしまいます」と米ジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のウイルス学者ダイアン・グリフィン氏は説明する。だが、ウイルスが神経細胞のような寿命の長い細胞に感染した場合、その細胞を殺すわけにはいかない。その場合は「すべてのウイルスゲノムを取り除くことは不可能です」と氏は言う。つまりウイルスは長期にわたって体内のどこかに潜伏することになる。
免疫が長続きする鍵を握っているのは、実はウイルスのこうした持続性なのかもしれない。グリフィン氏によれば、ウイルスが大量に体内で広がっていなくても、少数の細胞がウイルスのタンパク質を作り続けていれば、その断片が体に免疫反応を維持させ、再び病気にならないようにする可能性があるという。
同じことは、寿命の長い神経細胞を主要な標的としない麻疹(はしか)のような感染症にも当てはまる。グリフィン氏がサルで研究を行ったところ、サルが麻疹から回復してから半年間、免疫系のリンパ球という細胞からウイルスRNAが見つかった。麻疹ウイルスは、人間の細胞内ではもっと長期にわたって持続する可能性があると氏は言う。いちど麻疹になると一生免疫が持続するが、グリフィン氏は、RNAの持続によって説明できるのではないかと考えている。
他の研究者もこの説に同意している。「私たちは慢性的に感染しているので、免疫系の一部がそのまま保たれているのです」と、米ウィル・バイオテクノロジー社のスキップ・バージン副社長兼最高科学責任者(CSO)は話す。
一方、「持続的な免疫作用」は、新型コロナウイルス感染症患者に害をなすおそれがあり、ウイルスを排除しようとする免疫系が暴走して体にダメージを与える「サイトカインストーム」に関係しているかもしれないと、米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)の臨床部長アビンドラ・ナス氏は指摘する。このような免疫の働きは、再発の可能性や、一部の長期的な合併症の説明に役立つかもしれないとナス氏は言う。
しかし、ウイルスの持続性や患者の免疫には大きな個人差があり、これがワクチンの開発や利用を困難にする可能性がある。「同じウイルス粒子がすべての人に同じ影響を及ぼすわけではありません」と、米スローン・ケタリング記念がんセンターの腫瘍内科医で、一度感染した病原体の情報を記憶して発揮される獲得免疫が新型コロナウイルス感染症の回復にどう役立つかを調べているサントッシュ・バルダナ氏は話す。氏によれば、全員に有効な免疫を作り出すワクチンがほとんどないのはそのせいだという。
反応の多様性は、患者を隔離すべき推奨期間の設定も難しくする。米CDCは現在、入院していない新型コロナウイルス感染症の患者は、体調不良を感じはじめてから少なくとも10日間、熱が下がってからは少なくとも3日間は自己隔離するよう推奨している。無症状の場合は、陽性の検査結果が出てから10日間となる。
ワクチン開発のためにも、より良い治療のためにも、「新型コロナウイルスに対する免疫反応を、もっと複雑なものとして考えなければなりません」とバルダナ氏は話した。
ん~ん。まだいろいろわからんことが多いんだわ。
ひとつわかったのは、トランプが気が狂ったのと、北朝鮮は妹が実権を握ったということ。
まだまだ世界は激動するみたいだね。
じゃんじゃん。
近所のスーパーマーケット事情考 ― 2020年06月26日 10:30
もうそろそろ「コロナ」を離れてみようかなと思う。
それで、この間(Stay Home)に気が付いたことをひとくさり。
それは「近所のスーパーマーケット」について、個人的感想と印象をまとめてみようかなと。
まず、近所にはスーパーマーケットが3店ある。イオンとアークスと生協。
そのほかにホームセンターが2店あるから結構便が良いほうだろう。
それで、結論から言うと、商品の質ではイオンにかなわない。生鮮だろうと加工だろうと、質と量はイオンが一番で、ここに行けばまず間違いはない。ただし、イオンカードは要注意だけど。
イオンには故郷の釧路ラーメンとそのタレが売っている(森谷食品)が、土日は9:00くらいに行かないと混んでくるから年寄りにはご法度。コロナが危ない。
2位はアークス(昔はラルズといった)。ここの鮮魚・生寿司コーナーはいいよ。ただ肉はアメリカが多くてちょっとと思うけど、肉の味がするし、なかなかいいものだと思う。
最近は肉を食べても肉の味がするものとしないものがあると感じる。
このの難点は、レジ。現金を対面でやり取りするレジと、レジ打ち後に清算機で支払うものとに分かれていて、統一性がないが、消費者にとってはどちらでもいいようなもんだ。人件費の節約や時間短縮にはならないようだ。
最後は生協。コロナ前はほぼ毎日言っていたが、今は週一の木曜日「シニアデー」の5%狙いのみ。
まず商品管理が見劣りする。商品の質もたまにいいものもあるが、3店比較の中では、いまいちが多い。したがって5%引きとポイント11倍狙いで木曜日しか行かない。
若い世代で「質より量」の時代なら生協でいいかもしれないが、我々は今や「量より質」だから、生協の商品では満足できない。
ただし、今回はアルコールがほぼ切れ目なく販売されていたから、午後に行って「ラッキー」ということが頻繁にあった。
最後に3店に共通というか、今やどこにも共通なことをひとくさり。
たいていは、いまやプリペイドで支払うだろうけど、したがって、サービスカードには事前に入金しておく必要がある。イオンカードも、アークスカードも、生協チョコっとカードも、入金機で現金をプリペイドしてレジでは時間かからずに支払いができるが、一部にクレジット機能が付いていないプリペイド専用のカードがあって、これは使い勝手が悪い。
要するにATMでお金を下ろして入金機で入れる作業をさせられているわけだが、プリペイドしないとポイントが多くつかないから面倒くさがらずにやっているようだ。
しかし、すべてのカードにクレジット機能を付けるか、あるいは自動入金機能を付けるかすれば、いちいち入金機の前に立たなくても解決するのは当たり前だから、一日も早く消費者も店舗側も体制をとるべきだろう。
先日生協に行ったら、元事務局長の村田が買い物していた。たしか住まいは中央区だろうが、どうして手稲方面の生協にいたのか、わかる人がいたら知らせてほしい。
それにしても、記事を読んでいる人がいるのかどうかわからんが、まったく反応がないのは困ったものだ。
じゃんじゃん。
それで、この間(Stay Home)に気が付いたことをひとくさり。
それは「近所のスーパーマーケット」について、個人的感想と印象をまとめてみようかなと。
まず、近所にはスーパーマーケットが3店ある。イオンとアークスと生協。
そのほかにホームセンターが2店あるから結構便が良いほうだろう。
それで、結論から言うと、商品の質ではイオンにかなわない。生鮮だろうと加工だろうと、質と量はイオンが一番で、ここに行けばまず間違いはない。ただし、イオンカードは要注意だけど。
イオンには故郷の釧路ラーメンとそのタレが売っている(森谷食品)が、土日は9:00くらいに行かないと混んでくるから年寄りにはご法度。コロナが危ない。
2位はアークス(昔はラルズといった)。ここの鮮魚・生寿司コーナーはいいよ。ただ肉はアメリカが多くてちょっとと思うけど、肉の味がするし、なかなかいいものだと思う。
最近は肉を食べても肉の味がするものとしないものがあると感じる。
このの難点は、レジ。現金を対面でやり取りするレジと、レジ打ち後に清算機で支払うものとに分かれていて、統一性がないが、消費者にとってはどちらでもいいようなもんだ。人件費の節約や時間短縮にはならないようだ。
最後は生協。コロナ前はほぼ毎日言っていたが、今は週一の木曜日「シニアデー」の5%狙いのみ。
まず商品管理が見劣りする。商品の質もたまにいいものもあるが、3店比較の中では、いまいちが多い。したがって5%引きとポイント11倍狙いで木曜日しか行かない。
若い世代で「質より量」の時代なら生協でいいかもしれないが、我々は今や「量より質」だから、生協の商品では満足できない。
ただし、今回はアルコールがほぼ切れ目なく販売されていたから、午後に行って「ラッキー」ということが頻繁にあった。
最後に3店に共通というか、今やどこにも共通なことをひとくさり。
たいていは、いまやプリペイドで支払うだろうけど、したがって、サービスカードには事前に入金しておく必要がある。イオンカードも、アークスカードも、生協チョコっとカードも、入金機で現金をプリペイドしてレジでは時間かからずに支払いができるが、一部にクレジット機能が付いていないプリペイド専用のカードがあって、これは使い勝手が悪い。
要するにATMでお金を下ろして入金機で入れる作業をさせられているわけだが、プリペイドしないとポイントが多くつかないから面倒くさがらずにやっているようだ。
しかし、すべてのカードにクレジット機能を付けるか、あるいは自動入金機能を付けるかすれば、いちいち入金機の前に立たなくても解決するのは当たり前だから、一日も早く消費者も店舗側も体制をとるべきだろう。
先日生協に行ったら、元事務局長の村田が買い物していた。たしか住まいは中央区だろうが、どうして手稲方面の生協にいたのか、わかる人がいたら知らせてほしい。
それにしても、記事を読んでいる人がいるのかどうかわからんが、まったく反応がないのは困ったものだ。
じゃんじゃん。
最近のコメント